【感想・ネタバレ】雀のお宿のレビュー

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Posted by ブクログ

時代小説 シリーズ 2

《雀のお宿》
石森桐葉には、真島隼人という想い人がいた。津山藩きっての俊才と謳われている隼人は、三年間の江戸遊学を命じられた。
江戸から戻った隼人に、桐葉の妹・美鶴は「姉は嫁いだ」と嘘をつく。

《やさしい男》
喜四郎は、婿養子である。子供が生まれてから妻は、喜四郎を相手にしなくなる。
そんな折に、喜四郎は、お金を貢いでくれる女と、わりない仲になる。

《うずみ》
奈々江の夫の弓之丞の友人・三枝の妻・由布が、何者かに殺された。
由布は、夫の友人にさえ、媚びを売る女性である。
奈々江は、夫と由布の関係を疑い、ひょっとすると、夫が、由布を殺したのではないかと疑う。

《孤走》
又左衛門は、五十路を目前に、走り始めた。周りの人間に、笑われながらも、走り続けている。
婚期を逃した娘・百合が好きになった男・三太郎は、又左衛門と、境遇が似ていた。
ある日、三太郎は、二人の兄から、決闘を申し込まれる。
又左衛門は、三太郎に助っ人するため、決闘場まで、駆けて駆けて駆続ける。
又左衛門は『この日のために毎朝駆け続けたのだ・・』と思った。

《若水》
市之進の伯父が、藩政をめぐる争いで切腹に追い込まれる。

武家社会に生きる人間のやるせなさ、愛しさが、上手く描かれた、今井絵美子さんの作品。

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2021年10月31日

Posted by ブクログ

瀬戸内の小藩を舞台にした短編集第2弾
市之進の話は1作目にも見られるが、別に問題はない。
白雀尼も何か記憶があるのだが?
岡山育ちという点で共通項があるのかもしれないが、全体を通して何か胸を打つものを感じる

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2010年06月19日

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