【感想・ネタバレ】遥かなる心のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<マッケトリック家>シリーズ第三弾。
14歳で両親を火災で亡くしたキーガン。
24歳で結婚した妻とは離婚し、愛する一人娘とはなかなか逢えない。
永遠の別れと、永遠の愛…。


<マッケトリック家>シリーズ中、一番ヒロインが不憫だった。
キーガンは今までの二作を読んだ限り、割りと思ったことはスグに口に出す直情型だとは思ってたけど…。
ヒロインは、付き合った男が既婚者だと知らないまま妊娠した。
キーガンは自分の愛した幼なじみを守るために、何も知らないのにヒロインのモリーを追い詰めて脅して、怒鳴りつける。
二作目では、街にやってきたエコーの身元調査をしているのに、今回はそれもしないでモリーの職業も財政状況も知らずに、お金目当てだと決めつけてる。
超アウェイの中、愛する息子と過ごすためだけに耐えるモリー。
かわいそす。
サイキーもやりたい放題に感じる。
何様?と突っ込まずにいられない。

死んじゃうからって、何でもしていいんかね?
死んじゃう人の言うことは、何でも聞かなきゃいけないんかね?
ルーカスをトラヴィスに育てさせると言ったり、ウエディングドレスは白以外と言ったり、ひどいと思う。
責められるべきはあんたの夫では?と言いたい。

キーガンもあんだけひどい事言ったのに、結局誤ってないんだよね。
わりと最後はあっけなく「愛してる」と言い合う感じでハッピーエンドなのは良いんだけど・・・。

☆は3つだな。

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2016年08月18日

Posted by ブクログ

我が子をこの手で抱けるかもしれない―やむを得ず手放した息子との再会を前にして、モリーは高まる期待を必死に抑えつけた。そもそも息子の養母は私の顔も見たくないはずなのに、なぜ招いたのだろう…。邸宅を訪れると、養母は不治の病に冒されており、思いがけず温かく迎えてくれる。だが養母の親しい友人、キーガン・マッケトリックはかつて一度会っただけのモリーを見るや否や、今すぐ町から出ていけと言い放った。彼女が息子を奪い返そうとしていると決めつけて。頭ごなしに侮辱され、モリーは激しい怒りに身を震わせた。

人の話しを聞かない強引系ヒーロー。ヒロインに対しては最初は辛辣。それぞれの人に事情があることを理解しないし、しようとも思っていない。でもそんなヒーローにも弱点が一杯。失敗した結婚、その結果の娘との別居生活、うまくいかない仕事、幼なじみの死。でも兄弟のように育った従兄弟たちがヒーローの助けになり、娘はヒーローの宝。
死にゆく幼なじみのたっての願いを聞き入れて、ヒロインと結婚することになったヒーロー。でも便宜的な結婚の筈なのにヒロインに感じるものがある。ヒロインにとってヒーローとの結婚は、やむなく養子に出してしまった我が子を取り戻すチャンスであり、どうしても断れない。そのうえヒーローを愛してしまっている。でもヒーローに愛されているとは思っていない。そのあたり複雑に絡み合って切ない。

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2009年10月04日

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