感情タグBEST3
う~ん
確かに生い立ちなど、スタートが恵まれていなかったとは思うのですが、薬物依存に関しては「合法であれば許される」という点が際立っていて、要は捕まらなければ何でもした、とほぼイコールのようで、同情の気持ちも失せました。
そして14の精神疾患とのことですが、一度だけの診断も含めてでしょうね。全体的に露悪的で、歯切れの悪い作品でした。
Posted by ブクログ
壮絶。悲惨。そんな言葉が浮かぶ内容でしたが、精神障害者のリアルな感じ(発症からの流れ。心情や衝動)を知ることができて興味深かったです。
ただ、薬物依存になってからの思考と行動は痛々しかった・・・。この人のことを馬鹿にするのは簡単だけど、生きるためには逃げ続けるしかなかったんだろうなと思うと、笑う気にはなれませんでした。
それにしても、これだけ重度の精神病を患いながらも、それを受け入れてくれる恋人と出会えたのはすごく幸運だし、良かったと思う。彼氏さんがいなかったらこの人、とっくに死んでいそうだもの。
闘病記のような、人生記のような。濃い本でした。