感情タグBEST3
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由緒正しい探偵物。
明智小五郎が何でも知りすぎだとか、作者は読者を煽りすぎだのと突っ込みたくなるが、面白かった。
今度は怪人二十面相ものをよんでみる。
あ、黒蜥蜴も気になるなぁ。
黄金仮面の恋人は不二子!なぜ不二子。読んだらわかります(笑)
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明智小五郎シリーズ
巷に流れる黄金仮面の謎の人物の目撃証言。上野公園での大博覧会で展示されていた「志摩の女王」と名付けられたダイヤの盗難。警官隊に追い詰められ自殺したかに見えた黄金仮面。入れ替わった黄金仮面。鷺尾公爵の娘・美子の殺害事件。侍女の小雪の逃亡と死。大鳥家の令嬢・不二子の失踪と黄金仮面の関係。銃撃され死亡報道の出た明智小五郎。某国大使・ルージュール大使邸にあらわれた黄金仮面。黄金仮面の正体・明智小五郎VS「A・L」。芸術家・雲山の自殺。盗まれた国宝。黄金仮面の共犯者「白い巨人」の秘密。
2010年12月22日再読
Posted by ブクログ
氏の名探偵明智小五郎もの。
子供の頃夢中になって読んだという人は多いと思います。
読んでいなかった私は、食わず嫌いではいけないと思い、三島由紀夫氏が戯曲化し、舞台・映画になっているので面白いだろうとまず、「黒蜥蜴」を読んでみたのです。
正直、好きになりまししたね。
書き出しがすごくいい。
おどろおどろしいのが何ともいえずいい。
怪しい、妖し~い雰囲気がかもしだされ、次、次と読みたくなるのです。
だいたい創元推理文庫のカバーがいけない。
背のところの写真が、全巻揃えると一幅の絵になる。
マニアっぽい人は集めたくなる。
でもって、
「孤島の鬼」「D坂の殺人事件」「蜘蛛男」「魔術師」「黒蜥蜴」「吸血鬼」「黄金仮面」
となったのです。
「黄金仮面」の導入部もやはり、印象深い。
「この世には五十年に一度、あるいは百年に一度、天変地異とか、大流行病などと同じに、非常な奇怪事が、どんな悪夢よりも、どんな小説家の空想よりも、もっととほうもないことが、ヒョイとおこることがあるものだ。
人間社会という一匹の巨大な生き物が、何か得体の知れぬ奇病にとりつかれ、ちょっとのあいだ、気が変になるのかもしれない。」
これって、今に通じませんか。「黄金仮面」という仮面をかぶってもさえもない奴らの、びっくりするようなおぞましき所業の数々。
ええ、ええ、江戸川乱歩氏の小説にはまっているほうが、現実の新聞マスコミ沙汰より、牧歌的でありましょう、と浸っているとのであります。
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帝都に現れし黄金仮面と稀代の名探偵の対決を描いた娯楽活劇。発表されたのが怪人二十面相の7年前という事で後の少年探偵団へと繋がる路線の原型ともいえる。
時代がかったトリックな面はあるが大物すぎるラスボス設定など読者を楽しませようとする姿勢が良い。
Posted by ブクログ
1月4日~10日
展覧会場から、はたまた侯爵邸から、まんまと目当ての品物を盗み出す怪人が出没した。しかもその顔は無気味な金色の仮面に隠されていて、正体が掴めない。事件解決に乗り出した名探偵明智小五郎も怪盗の狡知に振り回され、切歯扼腕するばかり。だが、頭脳の闘いなら明智も負けてはいない。恐るべき敵の正体を明らかにし、凱歌を奏する日も近い。手に汗握る推理と冒険の傑作長編。