感情タグBEST3
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ひとの繋がりと言葉の繋がり。
込められた想いを汲み取る為には、色々な人と話すことが大切だと改めて思えました。
「自分」は一人だけど、独りでは無いんですね。
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第1弾でも感じていたが、装丁がキレイ。でも、第2弾はタイトルが不穏?!「誰もが抱く悲しみに寄り添う」とは?
どれも連句に関係した言葉だった。孤独な月を包み込む治子さんの役割。連句は難しそうだけれど、歳時記を片手に考える姿は美しいと思う。
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人の繋がりとか、日本語の美しさとか面白さとか、'触れる'部分がたくさんあります。
ここで完結するのがベストなのではと思いつつ、まだまだこの物語を読み続けたくもあり・・・
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初めてかと思ったけど、ところどころ覚えがあった。読んでたみたい。
つながり、人と人がつながっていく。それがいいなと思った。
あ、連句もつながりだ、と、あらためて思った。
全体がふんわりとやわらかい雰囲気に包まれてる。
私の想像力の問題だろうけど、連句仲間の数人がどうも覚えられない…。この人がどの人だっけと。うむ。
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「言葉の園のお菓子番」の2冊目。
仕事が忙しくて、主な読書時間たる通勤電車の中でも目を瞑って頭を休ませたい感じで、なかなか本読みが進まずだったが、ゆるゆると進むこのお話は今の状況にはちょうど良かったかも。
今回も連句会を中心に、一葉が用意するお菓子やお茶、彼女の仕事(ポップの仕事に加えてブックカフェで働くことになった)をはじめとしてあれやこれやが語られる。
前作でも紹介されているとはいえ、正直誰が誰やら分からなかった連句会のメンバーだったが、萌さん、蛍さん(+妹の海月さん)、蒼子さん、直也さん、それぞれ印象的な出来事が描かれて、ようやく個性も分かってきた。ゲストみたいなベテラン歌人の久子さんや睡月さんのアクの強さもアクセント。捌きの航人さんのエピソードには、治子おばあちゃんが集まりの中で果たした大事な役割も知れる。
毎度手を変え品を変え同じような話を読まされているような気もするが、それでもこの作者のお話はとても良い。
亡き人がとなりに座る花の席
人々の心を照らし月静か
その人のぬくもりといる花の夜
今日はかつて一緒に仕事をしていた人たちとの会食の日で、コロナ禍で4年の間が開いていたのだが、この間に亡くなった人あり体調がすぐれず来れなかった人もあり。
かつての思い出に、これらの句がしんみりと心に沁みる歳になってしまったな。
ヒトツバタゴを画像検索して、これは見てみたいと思った。
うちの近くでは鶴見緑地や長居植物園、大阪城にも植わっているようだが、満開になるのは5月上旬頃だそうで、まだ先だ。覚えておけるかなあ。
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シリーズ2作目
連句を通じて人との結び付き、関わりが主のお話し。
連句会での出会いが更に広がりを見せていく今作。
言葉を紡いでいく連句になぞらえて、縁を繋げていくのが凄く好き。
今作は特に「命」が散りばめられていたけれど、亡き人を想い産まれてくる命を想う。
例えいま1人だとしても「独り」ではないんだなと、きっと誰かが光を当ててくれて、自分も誰かを光で照らす事が出来るんだなと。孤独な月も決して独りではない。
タイトルの意味が伝わりました。
ハラハラドキドキ、伏線回収も楽しいけれど、ゆったりと読める小説も良いですよね
ベランダで
ひとり眺める
夏の月
照らすひかりは
誰かの想い
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連休最終日、あまりの暑さに、せめてお気に入りのシリーズを読もうと思い立つ。
久しぶりの一葉さん。
連句結社ひとつばたごの人たちとのつながりで、めでたく身の振り方も決まる。
この巻では、三回の句会が行われる。
歌仙(一つだけ半歌仙)ができあがるまで、それぞれの人の近況や過去が語られ、まさに「座」談会が再生されていくかのよう。
物語がほとんど句会の様子で構成されている…かのような印象を受けた。
その間、蒼子さんが連れ合いをなくし、治子さんが堅香子の危機を救ったことが明かされ、一葉の幼馴染の怜さんに子どもが授かる。
プロットが張り巡らされ、凝った小説が多いいまどき、こういうゆったりした小説は貴重かも。
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2冊目だけど、連歌難しい。
よく付いてる、これは付きすぎの加減が
さっぱり分からん。
正直、話の筋よりもそっちが気になる。
江戸の方々は高尚な遊びをしてたんだなあ。
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前作から気になっていたのだけど、一葉ちゃんが持っていくお菓子代は払ってもらってるんだろうか。大きなお世話だろうけど会費の話題とか出てこないから気になっちゃう。
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シリーズ第2弾。
亡き祖母が、通っていた連句会・ひとつばたごのお菓子番を引き継ぐようなかたちで参加している一葉。
少しずつ、ゆるやかに連句会にも慣れ、そして連句メンバーからの繋がりでポップの仕事も楽しんでいる。
今回も、新たにメンバーからの紹介で昔、祖母と行ったことのある書店が、ブックカフェ(あずきブックス)に変わりバイトを探しているとのこと。
縁とは不思議なもので、とんとん拍子に話も進み週4日勤めることになる。
ポップの仕事とブックカフェの仕事、そして連句会。
仕事も私生活も少しずつ実ってきた感がある。
連句会では、別れと出会いもあり、そして自分の知らない祖母を知る。
孤独な月たちをやさしく包む人だと。
一葉もきっと祖母ゆずりの性格なのでは、と感じる。
控えめでいて人の気持ちもわかる人。
まだまだ連句を知るには、ほど遠いがこの本を読むだけで清々しくなり、凛として背筋が伸びるような気持ちになる。
美しい気持ちに満たされていく気分…。
それは、美しい連句を詠んだからなのかもしれない。
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シリーズ2作目。
前作で亡くなった祖母の跡を継いで、連歌サークルのお菓子番になった一葉。
書店を退職して、フリーのポップライターを続けるのかと思ったが、今作ではポップの話が出て来たのは1作目だけで、縁が巡り巡って、一葉は祖母と幼い頃に訪れた街の小さな書店が始めたブックカフェを手伝うことに。
他の方のレビューにもあったが、書店こそ閉店になったが、その後の一葉の人生は悲観的でもなく、出会う人それぞれに導かれて、新たな一歩を進んでいく様子は上手く行きすぎな気がしないでもない。
それでも、人と人との繋がり、過去と現在の繋がりなどが丁寧に描かれ、人はやはり人との縁の中で生かされていくのだなぁ、としみじみ思った。
毎月出て来るお菓子も、本当に魅力的で、特に驚いたのが銀座清月堂本店の「おとし文」。
毎日お店の前を通っていたのに、そんな名店とは露知らず・・・店頭を覗いてみると、季節ごとの「おとし文」が販売されていた。今の時期は抹茶。
甘いものがあまり得意ではないけど、せっかく毎日前を通っているのだから、一度は食べてみようと思う。
それは私にとっても、何かの第一歩になるかもしれない。
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理解に想像力が要る時は自分に経験が少ないからだろう
まだまだひよっこな事を感じる
逆に分かる事があると嬉しい
つながりが出来て誰かの役に立てるのはうらやましい
自分の努力が足りないから?小説の中だから上手くつながる?
小説の中っていう事を忘れそうになる
それくらい人物が生き生きとしていて楽しい
人物にあった句を考えるのも楽しいんだろうな
いなくなった人もきっと傍にいる
どこかで新しく生まれる命
今はいなくなるばかりで寂しいなぁ
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しあわせの味/砂を吐く夜/生を謳歌す/旅人の本/
なんじゃもんじゃ/孤独な月
「言葉の園」ってなんだろう
それは一葉さんが出会った連句会
月に一度の句会に彼女が持参するお菓子にほっとする
連句に少しずつ慣れ、仲間にも少しずつ慣れていく
静かな雰囲気の中でいろいろな事が語られていく
亡くなった祖母を知り自分のことも知っていく
哀しみもあるけれど、何気ない日常が静かに流れていくのに静かに寄り添っていけるのが嬉しい
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亡き祖母がいつも届けていたお菓子を持って連句会に通い始めた一葉。連句のようにつながる人との縁が、一葉の世界を少しずつ広げていく。一葉デザインの素敵なタグをつけた美味しそうな焼き菓子、欲しい!
連句も色々なルールがあって難しそうだけれど、教えてもらいながらできるようになってくると楽しそう。仕事以外の居場所があるって良いな。
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前の句と句切れるからこそ覚えてる。人との縁も命が途絶えてもその温もりはつながって感じられる。私も読みながら句の深さとともに亡くなった祖父母をそばに感じながら読めた。
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人とのひょんな縁から、新しい出会いがある。こんな風に、つながっていくご縁っていいな。こういうものを大切にしたいと思わされる。ここに出てくる登場人物の皆さんもそれぞれいろいろな想いを抱え、苦しんだり悩んだりしてきた(いる)のだけれど、読むと、心が穏やかになる。不思議。
ひとりで完結するのではなく、複数の人たちと創りあげる連句の世界に憧れるけれど、ルールが全然頭に入ってこない…。まずは歳時記を買うことから始めようかな。
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このシリーズを読むまで全く知らなかった「連句」の世界、今作もルールの奥深さに触れることが出来て面白かった。繋がりと断ち切りのバランスこそが、生きるということなのだな。
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シリーズ第二弾。
亡き祖母・治子さんの縁で連句会「ひとつばたご」に通い始めた一葉を主人公にした、連作六編が収録されています。
前の巻でポップライターを始めた一葉ですが、今回はその関連で、連句会のメンバー・萌さんの手作り菓子のタグ作りを依頼されたり、やはり連句会の昔からのメンバー・久子さんの紹介で、ブックカフェ〈あずきブックス〉で働く事になったり(ポップライターと兼業)、さらに〈あずきブックス〉のお菓子を萌さんが担当することになったりと、ちょっと出来過ぎ展開な気もしますが、まるで言葉と言葉が繋がり合う“連句”のように、一葉の周りも人との出会いと繋がりによって広がりを見せていきます。
そして、注目の新キャラは連句会メンバー・蛍さんの妹の女子高生・海月ちゃん。
基本的に「ひとつばたご」の方々は、皆大人で物腰柔らかな人達ばかりなので、海月ちゃんの個性的なキャラはスパイス的な役割をしてくれそうです。今後も登場するのでしょうかね。
新しい出会いだけでなく、別れもあり、過去の思い出等の、そういった時の流れを語らい合いながら、言葉を紡いでいく・・・何とも素敵なコミュニティだなぁと思います。
亡くなった治子さんの知られざる一面も明らかになってきて、その優しい人柄が偲ばれますね。
月替わりのお菓子のチョイスも絶妙で、どれも美味しそう・・・とりあえず“一周”したのかな。
今後の展開も期待したいですね~。
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連句のお話、2冊目。
だんだん連句のことがわかるようになりました。面白そうだけど、言葉を生み出すのはすごく難しそう。アイデア、感性、気づき、色んなものが必要になりそうです。第3弾が出るのが楽しみです。
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シリーズ第二弾。
連句会「ひとつばたご」で治子さんの代わりにお菓子番になった一葉。
毎月のお菓子は美味しそうだし、連句は難しそうだけれど面白そう。
治子さんが亡くなってから一年。
亡くなった人も生きている人も、月の光のように見守ってくれている。
「接する、切れる、でも、一点ずつつながっているからほどけてしまうことはない。鎖のように」
「切れるから覚えている」
人との関係と、連句を重ね合わせた表現。
なるほどなぁ。
海月ちゃんは随分個性的だけれど、そんな若い人も温かく受け入れてくれる「ひとつばたご」のメンバーが、とても良い。
読み続けたいシリーズ。
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シリーズ二作目。
初めに出てくるお菓子は、ショートブレッドやドライフルーツビスケット。
「ひとつばたご」で出会った連句仲間から、手作りマーケットで販売するお菓子に商品タグをつけて欲しいとのこと。
会に持って行くのはどら焼き。ああ美味しそう!
ところで本筋、なんだったっけ?
そうそう、大人になって子供を持ち、読み聞かせた絵本に感動する、と言う話。
わからない人もきっといるだろうけれど、私はよくわかる。
読み聞かせるうちに声が詰まってしまったこともある。
絵本には絵本ならではの心をうごかすものが詰まっている。
この話は次の話に持ち越される。
海月さんと言う新しい人物も登場。
本作で主人公、一葉は再び本の仕事にも戻る。
158頁に「続くように終わる」とある。
一つの場所だけではなく、歩み続けることの大切さ、生を繋いでいくことの不思議。
それが本書のテーマだった。
私も4月からは新天地で日々を過ごしている。
始まりの物語を新年度にあたり読めたことは良かった。
そして、どんな時だって「始まり」だと知れたことも。
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大きな感動はないんだけど、日常の中での気付きとか人とのやり取りの中で心に寄せてくるものがある作品。そしてカルチャー的なものを何か始めてみたくなる。あと他人ともう少し関わりたくなる。
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【収録作品】しあわせの味/砂を吐く夜/生を謳歌す/旅人の本/なんじゃもんじゃ/孤独な月
うまくいきすぎの感じもするが、人との出会いがうまく転がり出せばこんなものかもしれない。一人で閉じこもっていても道は開けない。こんなふうに開かれていて、干渉しすぎないけれども、いたわり合えるような関係を築ける場所があったらいい。
お菓子がおいしそうで、食べてみたくなる。