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Posted by ブクログ
学生やITインフラを扱う営業にお勧めしたい本。
図解即戦力シリーズは内容が薄いものなどが多いが、この本はインフラエンジニアについてキャリアパスや実務などテーマを分けていた。
また、キャリアパスであればインフラエンジニアになるフェーズからその先のキャリア、実務であれば構築から保守など、時系列で語られていたので、非常にわかりやすかった。
技術的な用語も程よく語られていたし、情報収集に役立つサイトなども紹介されていて良かった。
SIerの営業として販売したサービスをエンジニアがどのように提供してているかを知ることができて勉強になった。
機器の知識やセキュリティの知識などアップデートしていきたい。
顧客の業界や部署問わずに提供でき、さまざまな顧客と関わることができる点がITインフラの面白さだが、顧客課題を相談しダイレクトに解決できるのはアプリケーション系なんだろうなぁと改めて思った。
一方で、アプリケーション系サービスは流行り廃りがあるような気もしており、流行りに対する薄く場当たり的な知識しか身につかないのではないかとも思う。
インフラ系の知識は業界や部署には依存しない普遍的なものもあるため、一生物かつ世界中どこでも通用するような気もする。
インフラの知識は普遍的で間違いなく役立つと思うので、今はインフラを頑張りたい。
Posted by ブクログ
「インフラエンジニアという仕事」の教科書。インフラエンジニアになった後ではなく、なる前に読むもの。インフラエンジニアがどのような仕事をしているのか、という点はかなり具体的に書かれていた。設計から運用までの流れがかなり細かく書かれているが、特に構築・運用では「余計なことはしない」といったことが繰り返し書かれており、ここを書いた人はそれで痛い目にあったのだろうことを伺わせる。
一方、インフラエンジニアが必要とする知識については、ネットワークとセキュリティの知識が必要、という程度で具体的な内容はほとんど書かれていない。本書はネットワークやセキュリティの解説書ではなくインフラエンジニアの解説書であるし、実際に必要とする知識は1冊に納まるほど浅くはないので当然と言えば当然。とはいえ全く技術的なことが書かれていないわけではないが本当に簡単な説明が書かれている。ただ、これが全く理解できないのであれば相当勉強しなければならないか、別の仕事を考えたほうがよい。
他の技術的なことと比較すれば少し詳しく説明されているのが「クラウド」「仮想化」「AI」。導入するかどうかは別として、今後のインフラ構築の選択肢に挙がってくるだろうし、構築するインフラにも影響が出てくる。それにインフラエンジニアは「ITに詳しい人」なので間違いなく質問されるキーワード。今の業務に関係ないから知らなくてもよい、ということはなく、また、絶対に導入することはないような技術でも話題になったのであれば知っておかなければならない。「ITに詳しい人」なので。