感情タグBEST3
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デルフィニア戦記16
初めて自分の意思で動いたシェラ。
リィを求めてコーラルへ辿り着いたルウ。
そしてウォルもまた、大切なものを守るために動き出す。
ついに役者が揃ったという感じ。
想像していたルウはあまり好きではなかったんですが、いざ現れるとリィに似ていて憎めない。
シェラのストーリーには胸が熱くなるものがありました。
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【内容】
異世界に落ちた少女(本当は少年)が王位を追われた国王と出会い、共に王座を奪還し国を大国へ作り上げていく。表紙は全18巻+外伝2巻の第16巻目。
【感想】
このシリーズは同設定でスカーレット・ウィザード、暁の天使たち、クラッシュ・ブレイズと続いていきますが、やはり一作目のコレが一番好き。特にお気に入りキャラが表紙にいるシェラ(銀髪の方)とヴァンツァー(黒髪の方)。ただの道具でしかなかったシェラが主人公のリィと出会う事でどんどん人間らしく成長していく様が大好きです。
二段組みな上に全シリーズ合わせると40巻越えるので友人に薦めても倦厭されてしまうのですが、涙も笑いも恋愛(?)も硬軟取り混ぜてあるので、全然飽きません。
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「伝説の終焉 デルフィニア戦記16」茅田砂胡
大長編ファルタジーシリーズ。
@電子書籍 25冊目。
リィがタンガに捕らえられ、レティが喉元まで迫る。シェラはファロット一族と決別し、ただひとり孤高の術者に。ウォルは王位をバルロに預け、ルウと共にタンガへ向かう。
いやあ、ここまできてヌルい展開はなりをひそめ、手に汗握る怒涛の展開。あと2冊で終幕です。(5)
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生きて戻れ――リィの言葉に送られてシェラは北を目指す。ついに、ヴァンツァー、そしてファロット一族との死闘が演じられる時がきたのだ!一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり意識を無くした戦女神に、レティシアは微笑みながら歩み寄る。研ぎあげた必殺の針を手に――。
(感想)
この巻より、最初は囚人として、最後の方は間男としてですが、本格的にルウが出張っています。リィは罠に嵌められ、騎士団因千人の命と交換にタンガの虜囚となり、裏で手を引くレティシアなどファロット一族の陰謀で、眠らされ続けています。一方シェラは、ついにヴァンツァーと決着をつけます。そして、本当の意味での同胞を、決して殺したかったわけではなかったヴァンツァーをこの手で殺めることになった元凶である、ファロット伯爵の屋敷を訪れます。そして、ついにファロット伯爵をも倒したシェラは、一族の掟に倣い、次のファロット伯爵、ファロット一族の族長となります。そんなシェラが最初に、そして最後に出した一族への指示は「死ね」。ファロット一族と名のつくものを一切この世から消すことでした。こうしてファロット一族は終わりを迎えます。そして一方のリィは知らない間に、タンガの策略により、ナジェック王子の妻に迎えられ、凌辱されようとしています。これに怒ったルウは単身、グライアと共に救出に向かいます。「間男」に先を越されたウォルも、ついにシェラを伴い、動き始めます。それは夜中の神殿に侵入し、脅した上で王冠などの宝物を奪い取り、イヴンに神殿の祭司長を誘拐させ、即位式を急遽あげバルロに王様になってもらい、自由戦士に戻って助けに行く、というとんでもない方法ではありましたが。ちなみに、どうやら、ポーラとウォルには赤ちゃんが出来るようです。ウォルが王としてやりたかったことを、バルロが代わりにやり始めました。この後の快進撃が楽しみです。
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デルフィニア戦記第十六巻。レティーが裏で糸を引くタンガに卑怯な手で捕らえられたリィ。一方、シェラはバァンツァーとの死闘に遂に決着を着け、ファロット伯爵を打倒し一族の終焉を命じた。そしてコーラルでルウに出会い、リィが捕虜となった経緯を聞かされたウォルは王冠をバルロに預け、一人の自由戦士としてリィ奪還に向かった。あのリィが人質をとられ、遂に囚われの身に!?そしてルウがコーラル入り!!ルウとウォルの掛け合いも楽しいv
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中学校の本棚にあり読んだのだけど、それから5年以上経っても読みたくなる本。時々この本のテンポが欲しくなります。そして真剣に読んで悲しくなり、でも結局大笑いし。何かに熱中したい時に読みたくなる本。
主人公の個性の強さに負けないぐらい、脇役が出張る出張る。もちろん主人公が一番ですけれど。勢いがあるので読んでいて爽快です。
私が今まで手に取った茅田砂胡さんの作品の中で一番好きです。18冊あるけれど、途中で手が止まることが無い。先日外伝が出たので早く読みたい。
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ウォルとリィの物語の終わりが近づき、急展開の巻。リィが待ち焦がれた相棒がついにリィを迎えにデルフィニアにやってきたのに、肝心のリィは策略にかかりタンガにとらわれる。そんなこととは知らないシエラはヴァンツァーを倒し、初めて自分の意志で行動する。ファロット一族を倒すために。それがリィを救うことになると信じて。シエラが健気だけど、この巻はヴァンツァーが哀しい。殺されることでようやく自分を解放できたのだろう。
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やっぱり、前の巻の最後に出てきたのは、リィの相方、ルゥだった。
それよりさておき、まさかのリィが捕らえられて、城塞の中に幽閉される。
一方、シェラは自らの過去に決別を告げるため、ファロット伯爵の下へ向かう。
そして、道中、ヴァンツァーを倒し、ついに本懐を遂げる。
その後、リィの危機を知ったシェラ、ウォル、ルゥはリィを助けるためにボナリスへ向かうこととなる。
その際、ウォルは自分が国王であったら、リィを助けれるわけもない、とバルロに国王の座を押し付けての出陣である。
もうやることなすことめちゃくちゃなんですけど、それがウォルの魅力で、こんなウォルじゃなければ誰もついてこないんだろうなあ……と思うと、感慨深いですが、ここからラストに向かって駆け抜けていくだけだと思うので、しっかりついていきたいと思います。
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ルゥがウォルに出会う。ここまで来れたらあともう少し!リィを助けに行く自由戦士ウォルもいいけど、王様バルロもかっこいいなー!バルロとナシアスの挿絵がたまりません。伝説の終焉が思いの外あっけなかった。シェラ、がんばったね。
Posted by ブクログ
なるほど、「終焉する伝説」
ぴったりのサブタイトルだ。
さいしょは、
リィ(がある意味生きる伝説だって思ってたので)とお別れの巻!?と内心ドキドキしていた。
大丈夫、まだ彼女は健在です。敵国に囚われてるけど。
タンガの言い分も大概だけど、
ウォルの言い分もけっこうな詭弁じゃないか?と思うのは私だけだろうか?
他国がそれで納得するのか?
まぁ、内政干渉だと言えば、それだけなのだが。
守るべきものが多すぎるっていうのは、辛いね。
そしてとうとう真打登場!(かな?)
予定調和的に、ウォルを気に入るルゥ。
まぁ、リィが好きになった人のことだものね、たしか一心同体だって言ってたから、ルゥだって好きになるか。
しかし、どうやってこっちに来たのー?
なんでもっと早く来なかったのー?(来たらリィが帰っちゃうか。それはちょっと困るけど)
Posted by ブクログ
【デルフィニア戦記16巻】生きて戻れ――リィの言葉に送られシェラは北を目指す。ファロット一族と決着をつけるために。一方、意識を無くした戦女神にレティシアは微笑みながら忍び寄る。必殺の針を手にして。