感情タグBEST3
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山岸涼子がジャンヌダルクを描く。
それだけで興味深々。
なんでもない田舎の少女が、啓示の声を聞き、天使を見て行動しだす。
漫画の書き方によっては、かなり非現実的な荒唐無稽になってしまうところを、山岸さんの力量発揮で、スピリチュアルなことも普段通りにリアルに表現している。
線画的な書き方で抽象的なのだけど、リアリティがある。まるで鳥獣戯画のよう。
田舎少女のジャンヌが王を助けるという目標に向かう、今後どのように展開するのか楽しみです。
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山岸先生の新刊本を久し振りに書店にて発見♪
帯を見て、
ジャンヌ・ダルクの生涯を描いた物語だと知り、
(おおっ、山岸先生らしいなっ♪)と、読む前から謎の満足感。
タイトルの『レベレーション』(啓示)が指し示す通り、
物語はジャンヌが受けた神からのお告げに焦点が当てられている様だった。
目だけで…目の表情だけで、
読む者を戦場まで引き摺り込んでしまう画力はさすがです。
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山岸凉子の次の題材が「ジャンヌ・ダルク」だと知った時、そういえばジャンヌ・ダルクって教科書や学習漫画や映画でしか触れたことがなく、この歳になっても相変わらず「中世の人」みたいな印象しかなく、要は、いつまでたっても自分にとって「疎い分野の人」のママだなあと思ったので、すぐに読もうと思いつつ手に取るまでえらく時間がかかったのは、やっぱり「疎い分野」だけに。一回読んだだけでは時代背景が捉えられず、二回目は珍しくメモを取りながら読んだらスッキリ理解できた。で、味わいは『白眼子』のあの霞っぽさにとてもよく似ていた。
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ジャンヌ・ダルク。言わずと知れたフランスの聖女、100年戦争の英雄です。
彼女の物語。
冒頭から最期の火刑直前。彼女の回想という形で物語は進みます。処刑直前の彼女と、田舎少女の彼女の面貌の変化に驚きます。何が彼女をそこまで変えてしまったのか。
映画のように、捕虜の彼女がしっかり描かれるといいな。読んでいて楽しいかと言われたら、そうでもないだろうけど、興味はある。
ミラ・ジョボヴィッチの映画です。
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「テレプシコーラ」最終巻近くの描線の荒さが嘘のような繊細なペンタッチに、山岸先生の力の入れようが伺える。ストーリーの運びは勿論のこと、ここぞという場面の構図や絵の巧さは流石。
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山岸先生の新作は、なんとジャンヌ・ダルク。表紙の絵、眼光が圧倒的な迫力だ。
スピリチュアル関連について描かせたら、少女漫画界で山岸涼子の右に出る人はいない(…んじゃないかな)。「啓示」に着目してジャンヌ・ダルクを描こうという、その発想にしびれる。悲劇的な最期をみんなが知っている歴史上の人物を、さあどう描いてくれるんだろうか。楽しみ。
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最終巻収録の対談で著者も言っていたけど、全体を通して描かれるんだろうなとなんとなく予想していたこととは違うことが描かれて完結して予想外だった。けれどさすがやっぱり、胸に迫る描写はすごかった。全体を通して説明はかなり分かりづらいので、自分で世界史をちゃんと勉強したくなった笑
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山岸先生なので読もうと。今のところ、この地味な農家の娘が本当にあのジャンヌ・ダルクになるの?と信じられない。史実はさすが山岸先生、ものすごくよく調べて描いてあってへえー、ほぉー、と唸らせられながら読みました。気配とか雰囲気は大好きな山岸先生独特のソレで嬉しい。
次巻から……かな?大きい展開がありそうなところで続く。