感情タグBEST3
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著者の稲垣えみ子さんが一人飲みできるようになるまでの体験談を元に、お店の選び方から注文の仕方、お店の人や周りのお客さんとのコミュニケーションの仕方など、"一人飲みの極意12か条"が紹介されている。
一人バーデビューを目標に掲げつつ、コロナもあり何年も実践に移せずにいた自分に取って、この本はバイブルになりうるのでは、と読み始めたところ、稲垣さんでも初めは何度も躊躇したこと、また、コロナ禍でも開拓し続けて出版にこぎ着けたことなどを読んで、少し元気をもらえた。
私もがんばって、一人飲みデビューするぞー!
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ひとりは気楽でいいけど孤独を楽しめることが条件
男性の一人飲みは風景の一部だけど、女性はそうならずいつも何か浮いているようだ。
この本で改めて感じたのは、マイペースでありながらも場所や人に配慮が必要だということ。
これが身につけば大抵は楽しめるし上機嫌でいられる。
最後にひとつだけいうなら、上機嫌は自分は同じように行動しても周りが違うことがあるということ。
タイミングのずれや、ちょっとした気持ちの違いから、いつもと同じようでも違う時があって、楽しめない時もあるのだと自覚すること。
それができれば、この本のように楽しくひとりの時間を過ごす術が身につく。
いつの世も受け入れてくれる場所あっての自分なんだとつくづく感じました。
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ハードルの高い1人飲み。実体験からどのように1人飲みをできるようになるか、その秘訣を公開。
ハードルの高いことが筆者の心の葛藤から伝わってくる。逆にちょっとクドい。同じような話をダラダラと、お酒を飲む話には得てしてこういった本が多い。
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稲垣氏の文章は読んでいると、そこはかとなくほっこりとした気持ちにしてくれます。1人飲みから広がるほっこりとした世界が、この殺伐とした世界への対抗策になるといいなと思いました。
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コロナ禍で人流がどうのワクチンがどうの…マスメディアは一喜一憂する一辺倒な報道に終始する。コミュニティーとして一人ひとりの行動はどうあるべきなのか、もちろん医療従事者への敬愛は大切であり感染防止対策は欠かせない習慣であるが、人との繋がりはどこかしら守り続けていく。人の行動を咎める “分断” よりもそこを許しつつ模索する “共存” が試されている。”群れる” よりも “個” として居酒屋のカウンターで最小の社会を育む筆者の言葉に共感する。遠隔で乾杯。
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1人飲みの極意を教えてもらえる一冊。確かに著者がいうように1人飲みを制するものは人生を制するのだろう。自分の第三の居場所の為にも1人飲みにチャレンジしてみたくなった。社会では勝ち負けわ自分の弱さを見せない強さが求められるが1人飲みではその能力はかえって邪魔なものになってしまう。ありのままの自分を曝け出し謙虚に場に馴染んでいく行為は最初は難しいだろうが慣れてこれば大切な財産になるだろう。1人飲みとは生きる力と言い換えることができるのかもしれないこれからの時代を生き抜く必須能力だと感じた。
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人と、自分自身と向き合うための言葉として読んだ。しみる。
ああ、こんな風に優しさ、思いやりと節度を持って酒と向き合えれば楽しいんだろうな。
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定年後のサラリーマン、 なぜかどう頑張ってもどこへ行っても浮いてしまうという悲劇の最大の原因は「自分を大きく見せれば周囲に認められる」というカンチガイにあるのではなかろうか。
本当に人というものは、自分が考えている何倍も、見えないところで人に助けて頂いているのだ。
スマホを取り出した途端、あなたは指先一つで世界と繋がることができる。でも一方で、目の前のものとの繋がりはぷつりと途絶えてしまう。
人生のあらゆる場所で扉を次々と開けていく魔法の行動。
誰だって、自分を思いやって行動してくれる人を大事にしたくなる。つまりは、自分が大切にされたければ、相手を大切にすれば良いのだ。
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「お金では買えない幸せな世界がある」という、論理的にも情緒的にも正しそうなことが書かれているので、思わず納得してしまうのだが、そこはそれ、元新聞記者ならではの”コミュ力”があってこそ足を踏み入れられる世界ではないかと思ってしまうのは私だけだろうか?
まあ、それでも、いつもながらウィットに富んだ読みやすい文体のエッセイで、センスあるなあと思わせます。