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Posted by ブクログ
すごい本!
内容はトレードだが、著者も言っているようにエピローグがすばらしい。
もちろんタートルズの実際の手法や、パフォーマンスの管理の仕方、心構えなどどの章もすばらしいが、そこも含めてエピローグの「世界をよりよい場所にする」という言葉に感動した。
改めて自分でもなぜトレーディングをやりたいか考えると、規律を守り、エゴをすて、世界をよくするという思いがすばらしいからだと思う。そうなりたい。
Posted by ブクログ
2016年になったので溜め込んだレビューまとめ書き第一弾。
内容としては「タートル・システム」として有名な、スイングに近い中期システムトレードを扱っています。
バックテスト等の内容言及もあるため、初心者に近い状態だと読み進めるのにちょっと苦労するかも(私は苦労しました)。
しかしながら、システムの全容は詳しく解説されており、本書の一番の要点となる「システムをルール通りに遵守することが大切」という点について、タートルメンバーの話を交えながら、十分なボリュームが書かれています。
投機を考える人は必読の1冊、と言っても過言ではありません。
Posted by ブクログ
かなりハイレベルな内容です。
全て読んでも、個人投資家(特に初心者)レベルには理解できない内容です。
でも理解できないから「難しい」とか「自分に合わない」と考えずに、何度でも読み返してほしいです。
これだけで勝てるとは言いませんが、これを知らずに勝ち続けることも難しいでしょう。
Posted by ブクログ
帯付きで買ったのですが、大事なことは帯に書かれてます。
「過去に引きずられるな、未来を予測するな」
「大切なことは、教えをどこまで守れるか」
「ひとたびトレーダの人生を-タートルの人生をー歩み始めると、トレーダーとしての人生観がその後あらゆる経験に浸透する。市場に関する認知のゆがみを、、、」
ルールを守りトレードすることで、気がつくのは自分が相場に対して歪んだ認識を持っているということ、自分の歪みを認識できれば、自分を自分の中心に持ってくることができれば人生は楽しい!
コレがこの本のメッセージだと思うのですが、もちろんトレードに関する分析方法、資産管理がしっかりと解説されています。市場も取引環境も今は昔と比べ物にならないぐらい便利になってますが、根底の考え方は一緒ですよね。
Posted by ブクログ
伝説のトレーダー集団 タートル について書かれた本だ。
俺の教えている 特別訓練 と共通する事が書かれていた。(ルールではなく精神面)
俺の特別訓練の講義を盗み聞きして本を書いたのか?
(もちろん、冗談)
と思えるくらい 共通点があった。
とにかく トレードに対する正しい考え方が 学べる。
そして、ルールなんて期待値がプラスであれば決めた事をやり続ければいい
ということを理解するだろう。 今まで読んだなかで 5本の指に入る良書だ。
Posted by ブクログ
現在、私がFXをやる上で、最も参考としている本です。
伝説のトレーダー集団「タートルズ」の取引に対する考え方・手法などが書かれています。
以下は、本のの中身を参考に、私が取引する上で気をつけていることです。
※本を読んだのは、結構前なので、本の内容と正確に一致はしてないかもしれません。
■リスクの管理
利益はコントロールできませんが、リスクはコントロールできます。
もし1回の取引で資金の半分を掛けてしまったら、
2回の取引で破産に追い込まれる可能性があります。
そうならないように、自分にあった大きさのポジションを持つ。
当たり前なようですが、初心者にはわかりにくいところだと思います。
ちなみに私の場合、証拠金50万で、1回当たりの損失は3万くらいに考えてます。
■エッジのある取引
確率的に有利となるところで参入する。
本には、参入のポイントが書いてありますが、
トレンドフォロー派のためか、勝率は高くないように感じます。
ただ、大事なのは「一貫して同じ手法をとり続ける」ってことじゃないかと思います。
私も、どうしても1回失敗すると、反対のことをやってしまいがちです。
そうすると、連続で失敗することは、多々あります。
自分の方法を信じることは大切だと思います。
もし同じ手法を貫いて、勝率20%であれば、これは凄いことです。
反対のことをすれば、勝率80%ですから。
■予測をしない
予測が当たるとおもしろいですが、どこまで上昇するか?どこで反転するか?
なんてことは予想して当てることは不可能です。
「タートルは、正しいかどうかなど気にしない。
気にするのは、金を稼げるかどうかだ。」(P67)
私も最近感じますが、予測をしないほうが利益が大きくなります。
トレンドはいつまで続くか誰にもわかりません。
利益が出てきたときに、相場が逆の方向に動きそうなとき、
今の利益を守りたくて、決済したくなりますが、
これを抑えて大きな利益を得るのが、タートル流だそうです。
まねするのは難しいですね。
FX初心者やこれから始めようという人は、読んで損はないと思います。
Posted by ブクログ
タートルズという言葉を耳にしたことはあったが、その中身について手法を始め詳しく触れられており非常に楽しく読めた。戦略書としても、物語としても読める良書。
戦略的にはタートルズで教えられたというシンプルな手法やそれを著者なりに改変したものなどを紹介。徹頭徹尾システマチックに感情や自我を排してトレードを行うことが肝要と語っている。
自らのトレード戦略についても著者のようにその長所短所を明確に説明できるかどうか、その戦略を選んだ数学的根拠があるか、いやない。。。スタート地点にすら立っていないことを学ばされた一冊。
Posted by ブクログ
トレーダーは養成可能か否か?可能な方に賭けたリチャード・デニスの勝ちと言われているが、著者はいくらか違った見方をしている。タートルズの手法自体よりトレーディングについての考え方、優位性の検証方法、リスクの測り方、一貫性・継続性の重要性などについての記述が明確に書かれている。投資本の中でベストの部類。原書は「WAY of the TURTLE」。著者のインタビューは、www.youtube.com/watch?v=C3pGf_yuyBA にて。
Posted by ブクログ
この書籍は衝撃です。
投資を知らない方が読まれても面白い内容です。
たとえば、
ジェイコム株で20億円を儲けた通称BNFさんが
”私の手法を伝授した上で一人一人に1億円の運用資金を与えます”
応募者の中から10人を選抜して実際に運用してもらいます。
こんな内容の全面広告を、日経新聞、朝日新聞、毎日新聞に掲載したら
どうなるでしょう?
これは実際にアメリカであった話なんです。
著者は、10人中、最年少で選抜され最も運用成績が優秀だったカーティス・フェイス
彼は3100万ドルを儲けたのだ。
本書には、その投資手法から精神的なものまで書かれている。
長期的に利益をあげるルール
まず、伝説的なトレーダーが「優秀なトレーダーを養成することができるか」という賭けをしたことから始まった実験。
これだけでも、とても興味深いがそのなかの優秀な元研修生が執筆している。タートル流のトレーディングシステムの規則・リスクコントロール術など、トレードを行わない方にも人生観を身につけ、幅を広げる為にお薦めの一冊。
Posted by ブクログ
タートル流の投資術が書かれておりますが、トレンドフォロータイプのメカニカルトレーディングシステムが中心となっています。そして、リスク管理や参入の時、ストップ(損切)、退出の時期について解説しています。
とくに以下の言葉は守りたいなと思いました。
「わたしたちが教えて内容の8割がたの完成度をもつ規則のリストをつくり出せる。その人たちにできないのは、ものごとが悪い方向へ進んでも、確たる自信をもってその規則を守ることだ」
Posted by ブクログ
伝説のトレーダー集団の魔術(システムトレード)解説本
行動心理学、統計学、生物学、シミュレーション手法等、
単純に知識として面白いことが沢山書いてあったし、
トレーティング手法以外の章は普通に読み物として面白かった。
特に以下の章は実体験に基づいているので、説得力があった。
14章「心の悪魔を手なづけろ」
エピローグ「人生の目標とは何か」
1回じゃ理解できないことも沢山あったので、また読み返したい。
Posted by ブクログ
トレーダーはりすくを売買する。
行動ファイナンスと投資の心理学
希望、恐怖、貪欲、絶望、からくる値動き。
サンクコストを考えると取引から降りにくい。
取引で成功するには心理的な面が大きい。
動向を予想しないが、どういう動きをしているかに着目する。
現在のことを考え、先々のことを考えない。
わかっているのは、トレンドが生まれるということ。人間の感情と認知のしかたが変わらない限り、値動きの特徴は変わらない。
ドンチアントレンドシステム。
真の値幅(ATR)で変動を考える。
最大逆行幅と最大順行幅の比でシステムを評価する(エッジがあるかどうか)。
支持線と抵抗線。この近くが不安定ライン。
収益の還元部分は、トレンドフォローのゲームの中。利益の一部を返すことを織り込んでおく。
天才たちの誤算 LTCMの失敗
MARレシオ、ドローダウン、CAGR、シャープレシオ、などを見て、システムを決定する。
資金管理は科学というより芸術、または宗教。答えはない。リスクとトレーディングの綱引き。
過去のデータから得られたドローダウンのせいぜい、半分に留めるべき。
資金管理の目的は、ゲームに残ること。
市場ごとにトレードの大きさをATRにそって決める。
最悪の事態はいつでも起こる。
バックテストは万能ではないが、使いようである。
トレーダー効果=そのシステムを使うトレーダーが多くなることで、それを出し抜こうとするため、システムが機能または、異常なサインを出す。
しかし、トレンドフォローは、何回も死の宣言があって未だに機能している。
負け続けることがリスクではなく、トレンドの大きな変動を捉えられないことがリスク。
トレンド期間中に蓄積した利益の一部を諦めることはあたりまえ。ドローダウンは、収益の還元。
トレーダー効果、ランダム効果、最適化のパラドックス、オーバーフィッティング。
最適化は必要。オーバーフィッティングはダメ。
パラメーターの変化で、崖が生じるか。これがオーバーフィッティング。
サンプルサイズに注意。
R-キューブド、堅固なシャープレシオ。
パフォーマンスの変動に悩まされない方法=単純なシステム。フィルターを儲ける。しかしパフォーマンスは落ちる。
ファンダメンタルズ主導の市場=通貨、金利など。トレンドフォローにはやりやすい。
スペキュレーター主導の市場=株式、商品先物など。参加者の相場観でうごく。トレンドフォローは取引しにくい。
集合的デリバティブ市場=株価指数など。トレンドフォローには取引しにくい。
タートル時代はS&Pは取引は行わなかった。
システムを分散する。2種類のボリンジャーブレイクアウト。長期の変動チャネルプレイクのみのものと、短期のもの。
あるいは、トレンドフォローの市場と向かない市場。など。ただし資金が必要。
裁量トレーダーは自我を満足させる。しかし自我に死ぬ。
うまくいかない理由は、自我にあると認めない。
謙虚になる。自慢しない。
失敗に学ぶ。ダライ・ラマは敵に感謝せよ、といった。反省の機会を与えてくれたから。
思惑に反した動きをしたら=サンク・コストに迷わされていないか、考える。
トレードの一貫性、自己規律
損切りをあらかじめ決めて、動かさない。
ATRの2倍が2N。これが資金の1%になる。これがストップ幅。
Posted by ブクログ
感情ではなくシステムで勝負する
【内容】
先物取引での、伝説のトレーダー集団(タートル)のメンバーが語る、タートル流投資方法の極意。
【感想】
投資の本は2つに分類される。
・心構えを記す本
・チャートの読み方(基本)を記す本
この本はそのどちらにも分類されない。
タートル流の投資システムや、他のシステムの紹介。
システムを作るときのバックテストのやり方や問題点を丁寧に述べており、非常に勉強になった。
また、やはり僕のやり方は間違っているのだということもハッキリした。
反省したいが、大ピンチ中。
【引用】
「損失回避」が作用すると、人は儲けを得るより損失を出すまいとする心理が強くなる。ほとんどの人にとって、1000ドル失うことと1000ドル儲けないことは同じではない。しかし合理的な観点からすれば、どちらも総額1000どるのマイナスの交換であり、同じ意味になる。研究によると、損失を出した時の心理的影響力は、どうやら儲けが出た時の2倍になるらしい。
◆4つの意識すべきこと
・エッジ(優位性)のある取引・・正の期待値をもつ戦略、すなわち、長期で見てプラスのリターンを生む戦術をみつけること。
・リスクを管理・・損失期間にも取引を手仕舞いせずに済むよう、リスク管理すること。
・首尾一貫性・・逃したものが大きな魚かもしれないから、システムにしたがって行うこと。
・シンプルさ・・理由なんて後からいくらでもつけられてしまう。シンプルに考えよ。
リスクは友達だ。恐れてはいけない。理解し、制御し、共に踊れ。
個人の成功を妨げるのは、客観的な現実ではなく、自分には不可能だと考えて限界を設けてしまうことなのだ。
たいていの人にとっては、負けポディションから抜け出してトレードがうまくいかなかったと認めるよりも、負けトレードが好転するという希望にしがみつくほうがずっと楽なのだ。
人間の感情は取引のチャンスがうまれる源であり、同時に最大の敵でもある。感情を支配すれば成功し、無視すれば危機に陥る。
◆6つの信条
・取引をする際は、長い目で見て考えること
・結果偏重をさけること
・正の期待値を持つ取引の効果を信じること
・現在形で取引せよ・・過去にくよくよしたり、未来を予測しようとしたりしてはならない。全社は非生産的で、後者は不可能だ。
・予測しようとせず、確立で考えよ
・取引には自分で責任を取れ。・・・失敗から何かを学ぶこと
正しい人間がよい取引をするわけではない。正しく取引すれば、それが良い取引になる。
長期的展望にたってものごとを考え、ここの取引の結果は無視する。
エッジを無視するものはエッジを重視する連中の餌食にされる。
粗悪な手法を使ってトレーディングすることは、大しけの海に浮かぶ小舟に乗ってジャグリングを習うようなものだ。
Posted by ブクログ
リスクヘッジの考えが学べた。
投資家の考え方や心理術が学べた。
が、読み解くのがめっちゃ難しいところも多い。
タートルの投資方法が詳しく書かれているので、
その投資法を真似ることも出来ます。
まぁ、難しいけれど。
他のシリーズも多少目を通したけれど、一番実践的で一番役に立ちそうな本。
Posted by ブクログ
タートルやカーティス・フェイスという名前は知らなかったのだけれど、現在勉強している分野とも関連がありそうであり、目次が面白そうだったので手に取った。結果は大当たり。
株式を始めとした投資ノウハウに関する本は数え切れないほど溢れているが、本書を読めばそれらの一切は読むに値しないのではないかとさえ思えてくる。
本書が取り扱うのは主に先物なので、株式等とは具体的手続きに違いはあるものの、投資一般に関わるシステム構築ノウハウや、心理的な面についての指摘は本書一冊で十分に賄われている。
投資に興味を持つ人にお勧めできるのは勿論であり、リスクヘッジの実践書としても面白く読める一冊。
Posted by ブクログ
伝説のトレーダー集団タートルズの元メンバー、しかも最高の収益を挙げたメンバーの書いた本。トレード手法そのものに関しては万人向けではないが、投資家心理の面など一読の価値あり
Posted by ブクログ
うーん、うーんっていちいち納得しながら読みました。^^
「リスクは現実であって、トレーディングは容易なものではない」by カーティス・フェイス
Posted by ブクログ
黄金律の方を読んで、こちらが途中だったことを思い出した。
内容が詳細すぎるので、私はこのまま使うことはないが、最後の規則原本のところはトレンドフォローの方法として、参考にしたいと思った。
Posted by ブクログ
エッジ(確率的優位性)のある投資参入と退出。
判断でなく、有効性を自ら検証したシステムによるシグナルに機械的に従う。
負ける回数の方が多くても投資としては儲けになることがよく分かったが、そのためにはある程度の(複数トレードを展開できる)資金力が必要だと感じた。
08-20
Posted by ブクログ
伝説のトレーダーを育てた内容として、一読。
後半の細かいクニックの前に、首尾一貫した思考や取り組み姿勢がわかり、これは参考になりました。やはり、シンプル、一貫性、真面目に教えを守りきる、統計をもとにリスク管理をしっかりする考え方は、長期投資にも十分通用すると思います。
Posted by ブクログ
門外不出のタートル流投資の教えとは「優位性のある取引」「リスク管理」「首尾一貫」「シンプルなシステムを使う」そして、なによりも一番大切なことは計画を実行に移す事である。トレーディングの成功は最初の一歩を踏み出すところからはじまる。
Posted by ブクログ
かつては極端な秘密主義をとっていたタートルも、当時を知る人たちが口を開き始めているようで、喜ばしい限り。本書はシステムトレードの方法論などに多くが割かれており、好き嫌いが分かれる内容かも。個人的にはマイケル・コベルの方が面白かったチャートといっても、当時はタブロイド紙を見ながら手書きをしていたそうで、単純な手法でも利益を上げる余地が大きかったのだろう。トレンドフォローはその勝率の低さとドローダウンの期間が長いことから、時々流行しても長続きしないという。ただ、タートルが使用していたチャネルブレイクアウトは一般に広まりすぎており、かつてほどのエッジはなくなっている。・In が重要で、Outのシグナルはどうでもよい。ストップは使用する必要があるが、Outは時間(Inの後X日とか)でも十分なパフォーマンスを示した・Average True Range(ATR) をタートルはNと呼んでいた。1N の価格変動で、口座残高の1% になるように、1ユニットを設定する。1ユニットの枚数をユニット・サイズと呼ぶ。・1/2N 価格が上昇すると1ユニットのポジションを追加する。・最大ユニットは単一の市場では4。関連の強い(灯油と原油とか)は6、関連が弱い(金と銅とか)は10ユニットが最大。トータルで12が最大。・ストップは2N。■たいていの人にとっては、負けポジションから脱け出してトレードがうまくいかなかったと認めるよりも、負けトレードが好転するという希望にしがみつくほうがずっと楽なのだ