【感想・ネタバレ】アキハバラ 警視庁捜査一課・碓氷弘一1のレビュー

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ワチャワチャいろんなストーリーが絡み合って…ほんと秋葉原ぽい。

上京して初めて秋葉原行った時のワクワクした感じ、史郎の気持ちが分かる。
コロナ前の秋葉原はこんな事が起きても不思議じゃないくらいワチャワチャしてて、そんな所が何となく好きだった。久しぶりに行ってみようかと思った。

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2022年02月08日

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めちゃくちゃおもしろかった!ちょっと恩田陸さんの「ドミノ」に似てる。あっちは東京駅が舞台で、こっちはアキハバラが舞台、という違い。まったく関係ない人たちの行動があちこちに飛び火し、ドミノ倒し的にパニックが起きるという展開で非常におもしろい。そしてこのシリーズ碓氷刑事が主役のはずなのに、話が半分以上過ぎないと登場しない、というのが笑えました。

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2015年03月11日

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さまざまな人間がからみあう
在日北朝鮮人
KGBくずれのロシアマフィア
イラン人女諜報員(表向きはフライトアテンダント)
モサドの諜報員(表向きはイスラエル大使館員)
やくざ
キャンギャル女子大生
パソコンオタク
秋田から上京したばかりの大学生
ラジオストアの店主(じいさん)
ハッカー
警察官

りゃスラプスティック。
なのに「そんなバカな!」と、つっこめる隙はない。
贅肉のない今野敏の文体で話がどんどん展開していく
当然の帰結の連続であるように。
そんな中で、冷徹なプロたちが見せる情のようなもの、
これが効く!
そして最後は暖かな気持ちになれる、まさかのエンディング
読んで損なし。

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2010年01月10日

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秋葉原の電気店街を舞台に、上京したての若者、電気店の店員、警察、ヤクザ、ロシアマフィア、モサド、中東のスパイetc.が入り乱れる大活劇。何も考えず単純に楽しめる、面白い作品でした。登場人物各々の視点が入り乱れて進行しますが、そこは名手の手による作品、整然としていて実に読みやすい。また、ページ数の割に登場人物が多いのですが、各人限られた文章の中でもしっかりと人物造形が出来上がっています。見事だと思いました。

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2011年09月28日

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この本で、今野敏作品を一気に好きになった。
秋葉原を舞台にした群像劇で無国籍な感じがたまらん!面白すぎる!

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2009年10月04日

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小さな誤解と騒動が積み重なってストーリーが動いていく過程がいい。上京したてのパソコンオタク、パソコンショップの店員、地上げ屋のヤクザ、モサド諜報部員、アラブのテロリスト、手練の刑事、ロシアン・マフィア、キャンギャル、北朝鮮の言いなりになる在日朝鮮人、秋葉原の生き字引などまったく関連性の無い人たちが秋葉原で出会い、ストーリーを引っ張っていく。

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2009年10月04日

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文庫化していたので買ってしまった。一度読んだ小説をもう一度読む行為はしないほうだけど、これはもう一度読んでも面白かった。

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2009年10月04日

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警視庁捜査一課巡査部長、碓氷弘一。46歳。腹の出た体型に薄くなった頭髪。くたびれた背広姿というサエない中年男だ。
 世辞も苦手で上司のウケも良くない。けれど上意下達主義の警察にあって、組織の常識に囚われない独自の視点から事件を見ることができる。
 そんなベテラン刑事の碓氷が泥臭く事件解決に奔走する警察サスペンス。シリーズ2作目。
         ◇
 秋葉原。国内と言わず世界中のITファンが集う街である。事件は、そこで起きた。 

 セキュリティの甘い日本はまさにスパイ天国だ。世界中のスパイにとって息抜きの場になるほどである。中でも秋葉原は、スパイやテロのツール調達のメッカである。

 イラン対イスラエルというスパイ同士の小競り合いから物語は始まる。舞台はもちろん秋葉原。さらにロシアンマフィアやらヤクザやらが同じビルで暗躍を始めた。

 そこにやってきたのが秋田から上京して間もない大学生の六郷四郎。
 憧れの東京。憧れの秋葉原。キャンペーンガールの美脚に見惚れ舞い上がっていた四郎が、裏社会の人間たちが繰り広げる騒動に巻き込まれてしまった。

 爆弾騒ぎ、銃撃戦、人質を取っての立て籠もり。パニック状態に陥りながらも必死になって身を隠す四郎。
 一方、警視庁から先乗りで派遣された碓氷は情報収集に全力を上げるが……。

     * * * * *

 シリーズ1作目に続き、本作もパニックサスペンス。そして前作同様、碓氷の活躍は黒子的で控えめ。

 けれど、北朝鮮のスパイから情報を引き出したり、街の顔役の協力を取り付けたりと、相変わらずの人使いの上手さが際立つ碓氷。
 極めつけは対立していたはずのイランの腕ききスパイとイスラエルのスパイの2人までもが揃って助力を申し出るという、碓氷の人徳というか人誑しぶりには笑うしかありません。

 都合よすぎる展開ですが、エンタメとしては、前作以上のおもしろさでした。
 再読なので筋書きはわかっているのにも関わらず、この終盤に差し掛かるとワクワクしてしまうのだから、いい出来の作品だと思います。

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2023年08月24日

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タイトル通り、秋葉原を舞台に繰り広げられる、縁もゆかりもなかった人たちのドラマです。

上京したばかりの大学生や外国人スパイなど、これほどバラバラな登場人物を一つの事件を軸にして、結び付ける著者の力量は見事だと思います。

始めはなかなか先が見通せない展開でしたが、読み進めるうちに、最初は点であったもの同士の距離がだんだん近づいてきて、最終的には大きな輪になるようなイメージでしょうか。ストーリーと秋葉原という街の組み合わせも絶妙。

後半登場する刑事・碓氷は実は今野作品としては碓氷シリーズとしてすでに6作目まで刊行されているんですね、知りませんでした。1作目、3作目以降にも期待が持てる内容でした。

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2020年05月13日

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最初は登場人物が多すぎて、訳分からなくなったが、そのゴチャゴチャと喧騒が非現実的なのに、アキハバラならありそうで面白かった。

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2015年11月07日

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著者には珍しい、スラップスティックコメディ。
様々なエピソードがやがて一つに収斂していくノンストップアクション活劇。
田舎から出てきたばかり都会に慣れてないの学生、ショップの店員、ロシアンマフィア、外国人スパイに暴力団、これでもかとばかりに出てくる雑多な人種。
これって、碓氷弘一シリーズ?と思っていたら、終盤になってやっと登場。
期待を裏切らない面白さと大団円は、やはり今野敏。

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2015年05月30日

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秋葉原への愛を感じる。人が死んだりしてるのだが、基本的にはコメディなんだろうか。でも作者の真面目さがさらに色々な要素を盛り込んだ感じ

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2015年04月09日

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わざとドタバタ巻き込まれ事件を書いているが
記述がリアルで読み込んでしまう
碓井巡査部長は別の作品に出ていましたね
触発でも見せた事なかれ主義を貫けない人柄が好き

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2014年11月29日

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ネタバレ

田舎から上京した大学生の青年がかねてから憧れていた秋葉原で次々と巻き込まれるトラブルでストーリーは進んでいきます。ただ、少年の視点だけではなく、外国のスパイ、日本のヤクザ、女子大生、電気機器の店員、ハッカー、秋葉原にすむ老人、いろんな人の視点から1つの出来事が書かれています。その1つの出来事は、スリルな感じで最初はともかく途中から読むのに夢中になってしまう小説です。

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2014年02月17日

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田舎から出てきたばかりの青年
憧れの秋葉原へワクワクドキドキで出かけ・・・
とんでもない事件に巻き込まれる!

国際スパイ、ロシアンマフィア、ヤクザ
秋葉原を舞台に大騒動が始まる!!


テンポよい展開に、サクサク読めます
爽快な読み心地

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2010年12月17日

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秋葉原を舞台に様々なバックグラウンドを持つ登場人物達が偶然ある一つの出来事をつむぎだしてゆく。割と面白い。純粋に、休日の暇つぶしとして最適です。ただ、こんなに不運(?)が重なるものかよ・・・ と思うが、それは小説だからってことでしょう。

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2009年10月07日

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その日、大学入学のため上京したパソコン・マニアの六郷四郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。だが彼が、足を街に踏み入れた瞬間、店で万引き扱い、さらにヤクザに睨まれた。パニックに陥った四郎は、思わず逃げ出した!その瞬間、すべての歯車が狂い始めた。爆破予告、銃撃戦、警視庁とマフィア、中近東のスパイまでが入り乱れ、暴走する電気の街・アキハバラ。

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2018年06月15日

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後半になってやっと碓氷刑事登場。非現実な話だが、余りにも発砲を制限されている日本の警察がテロと戦うのは余りにも無力だというのには説得力がある。

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2017年06月25日

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碓氷シリーズ2作目。
期待通り。
かなりファンタジックな展開でしたが、
エンターテインメントあふれる面白い作品でした。

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2015年11月05日

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最近今野敏ばかり読んでいる。
本作は、触発に続く碓氷弘一シリーズ第二弾。碓氷の登場はかなり遅く、群像劇的な作日。
たった数時間の秋葉原でのゴタゴタ。それぞれが魅力的な登場人物で少ししか出てきていないにもかかわらず、李さんすら、印象的。

碓氷が、触発の経験で人が変わり、よりカッコよくなっているのが、シリーズを読んでいる読者としては嬉しいポイント。

映像化してほしいなーと一瞬思うものの、この群像劇、おそらく映像化すると一人一人が陳腐になる。
これぞ、小説だからこそ、それぞれの登場人物の魅力が出てくるんだな、と思わせられた小説でした。

エンターテイメントととして、いろんな人がかっこいい主役級の男気的な、スペシャリスト的な活躍をする、すっきり面白い小説。

2015.09.13

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2015年09月13日

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 田舎から上京した大学生、史郎が、秋葉原のパソコンショップで万引き犯に間違えられるところから悪夢がはじまる。家電量販店ビルに潜入する強盗集団と地上げ屋ヤクザの銃撃戦でアキハバラが騒然となる。そこに中近東スパイが事件の収拾をはかるため警官を助けるのだった。

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2014年09月07日

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一昔前の電気屋の街アキハバラでした

偶然が重なってとんでもないことに
史郎のまねけさと一生懸命さが、なんともいえない

この今の日本ではありえないけど、日本人も少し平和ボケを自覚しよう

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2014年01月16日

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シリーズ2作目。
前半は万引き・ストーカー疑惑・発砲事件、、と色々な事柄が絡み合ってドタバタ。碓氷刑事がなかなか出てこないので、別の作品かと思った。。
後半一気に急展開。ハチャメチャな展開でありえないだろうと思いつつ先が気になり、一気に読み終えた。

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2014年01月07日

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ネタバレ

前半はトラブルの連鎖に巻き込まれるドタバタだが、後半は一転木下圭介アワー的なヒューマニズム溢れる展開。余りの変化に違和感を感じる。さすがに読ませる筆力は高いので、暇つぶしにはよいかも。

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2013年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

カテゴリとしては碓氷刑事シリーズ。
ですが、大活躍を期待するとけっこうな肩透かしを食らいます(爆)。

簡単に言うとボタンの掛け違いから起こったパニックもの。
とはいえ単に機嫌が悪いからって、気にくわない奴に万引の嫌疑をかけたり
自分の命令に従わなかったからといって、無駄に追い掛け回したり
見た目がオタクだからといって、否定してるのにストーカー呼ばわりを辞めなかったり
揃いも揃って自分勝手な奴ばっかりで前半は正直ちょっとうんざり(爆)。
爆弾騒ぎ後の銃撃戦辺りからそれぞれに少しずつ変化が現れるんだけど
キャラによってはその改心の仕方が若干不自然な感じが拭えなかったかな。
あそこで心を入れ替えないと話が動かないってのは判るんだけど。
最初から最後までかっこよかったのは源さんとハッカーのシンだけ(笑)。
碓氷さんはどっちかというと『エチュード』の方の印象に近かったです。
『触発』の話もちょっと出てきましたが。

碓氷さん登場後、事件が収束に向かうまでの後半部分は
スピード感たっぷりで一気に読めました。
これはねぇだろ、と盛大に突っ込みながら読むのが楽しいと思います(笑)。

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2012年07月07日

Posted by ブクログ

碓氷シリーズ第2弾。アキハバラに集まる女スパイ、やくざ、テロリスト、上京したての大学生。それぞれの関係が複雑に絡み合いながら、物語は展開していく。半分以上経ってから、ようやく碓氷の登場。パニックものとしては、テンポもよく楽しめるが、碓氷シリーズとして期待してしまうと、いまいち。

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2012年05月06日

Posted by ブクログ

秋葉原を舞台にしてヤクザだのロシアンマフィアだのモサドだのが出てきて銃撃戦とかがあり活劇風の展開。そんなにアクションものを読みたくて手に取っていないだけに、ちょっと読むのが大変。碓氷刑事のシリーズはこういう展開なのだろうか。今野敏は安積警部補シリーズがやはり私は好きかな。

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2011年06月17日

Posted by ブクログ

めまぐるしく視点が変わって、次から次へと事件が重なっていく。あまりに強引な展開ではあるが、その強引さについつい惹き込まれてしまい、一気読み。暇つぶしくらいに読むには良い感じであった。
「触発」に出てきた碓氷刑事が再登場。なかなか出てこないが、出てきた時にはテンションが上がった。怒涛の展開の最後はほのぼのとして終わり、読後感良し。

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2010年12月08日

Posted by ブクログ

秋葉原で起こった暴力団やロシアマフィアを、田舎から出てきたばっかりの学生や店員、日本の警察が戦う。
暴力団のほかにイラン系の女とか絡んできて複雑になるんだけど、秋葉原という土地柄ちかがいかにも電気街って感じですごいところっていうように描かれてて、今のアニメの感じはなかった。
勇気を振り絞った少年の行動とかがおもしろかったな。最後はほんわりさせられました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「田舎から出てきたばっかりの青年が万引き犯に間違えられる」から始まり、「ヤクザ・ロシアンマフィア・国際スパイ・警察が入り乱れての大パニック」まで一気に雪崩れ込む。無理っぽいケド、一気に読めて不自然に感じない。こういう感じで、単純に「バババーっ」って読めるのもイイ。

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2011年09月04日

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