感情タグBEST3
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私も父をガンで亡くしたため、最期のシーンなど
重なる部分が多く泣きながら読んでました。
私は本当に父の辛さを心から理解してあげられなかったのではないか、もっともっと話していたかった、最期までできることがあったんではないかと再度思い出して少し後悔が残りました。
人生は本当に思ってるよりも短くて、
明日が必ず来ると思って生きてはいないけれど、
1日をもっと大切に、自分の納得いくように過ごせるように大切にしようと強く思えました。
自分が最後の瞬間に誰といたいか、何を話したいか、
何を残したいかななんて考えたりする本でした。
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秋元康さんの本を読もうと思ったきっかけは、自分が乃木坂46のファンで、彼の作詞する曲がすごく魅力的であることでした。
そのため、主人公が余命宣告をされてから自由に振る舞うようになっていく展開に、乃木坂46や欅坂46の歌詞を連想することがありました。
ストーリーの構成は悲しいものなのに、時々くすっと笑ってしまうようなシーンがあってそこがまた良かったです。
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自分が告知を受けたらどうだっただろう?今までの子育てや夫婦生活を振り返って、頑張れた!と言えるのだろうか?夫婦関係も子供たちとの関係も不倫の関係も会社の関係も素敵でした。いろいろ考えさせられる本でした。児玉さんと著者との会談の記録も素敵でした。
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おじいちゃんが亡くなった時を思い出した。
中学生の私とはるかがどうしても重なって、最後の彼氏を会わせるところは胸が苦しかった。
わたしもおじいちゃんに見せたかったな。
この本を読みながら、様々なことが走馬灯のように思い出していた。
枇杷の果実、花火、海辺、煙草。
愛の詰まったもので溢れかえっていた。
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自分には、「死」というものはまだ先にあるものだと思っていたが、この作品で「死」とは何か考えさせられた。
自分も、今ある人生を悔いの無いように精一杯生きようと思った。
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自分の余命が宣告されたらどうするのかなって考えさせられた。
主人公はなんかもてすぎだし、自由に生きられてうらやましいと思った
うるうるポイントはいくつかあった
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余命半年と言われた男の、その半年の生きる姿。
半年を使って、今までの人生を振り返っていきます。
妻や娘や息子や…とのふれあいや
ところどころの一言一言が、
とても心に残ります。
きれいな話なんだけれども、人間臭いところもちょこちょこあって、
それがまたいい。と思います。
ラスト半分とか1/3くらいは、泣きます。
妻から夫へ、夫から妻への手紙のくだりは、涙涙です。
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泣ける。
癌を告知され、残りの半生で遺書づくりをしていく男の話。
この人が、親父だったらどうだろ。
弟だったらどうだろ。
旦那だったらどうだろ。
友達だったらどうだろ。
上司だったらどうだろ。
最低だけど、最高だろうなと思った。
特に息子との関係はまさに理想だね。
あとがきで児玉清さんが生と死について語ってるのも、今となっては泣けるな。
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幸せな息の引き取り方があるとしたらこういう形なのかな。「まあまあだった」と振り返る人生を選びたいと思った。何かを遺して死ぬ以上、きっとそうなんだと。
たぶん自分の人生ってそんなに長くないから、せめて大切な人たちと時間をともにしたいというこの気持ちに素直でありたい。
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映画にもなってたんで、ちょっと期待して読みました。
素直に感動しました。
ストーリーとしては、余命半年の主人公が家族も浮気相手も愛しているという勝手な人なので、初めは何だよこの自分勝手は?って思ったけど、読み進めていくうちに、これはこれで分かる気がしました。
みんな不器用だけど、本気でぶつかっていく姿に感動しました。
最後まで読んで欲しい作品です。
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肺ガンで、余命半年という宣告を受けた48歳のサラリーマン、藤山幸弘。死を迎えるまでの半年を何に費やすか。「自分の人生と関わった人に、”遺書”を残したい。遺書のスタイルは様々あっていい。死ぬことより、忘れられることのほうが怖い」と決意した藤山は、思いを伝えられなかった初恋の人や、若き日にケンカ別れした旧友をはじめ、過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく。。。
死について深く考えさせられた一冊だった。自分にとっての”いい死に方”とはどんなんだろうか。自分が家庭をもったときにもう一度読み返してみたい。
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内容に深さがないとか、主人公の男の身勝手さが評されている。けれど、そこにこの書物のテーマの中心が有るのではないように思う。いろんな読み方がある、感じ方があるそれでいいとは思う。ただ、現実に余命を宣告され生きる立場になってはじめて、この淡々とした文脈の中に深みを感じることができ、人間の身勝手さ、貪欲さが実はこの自分にもあることに気づくのかもしれない。
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自分もいい年になって、残された時間が限られることに気付かされる。この本の主人公はかっこ良過ぎるが、最後の日々をどう過ごすか?一つのアイデアを教えられたような気がする。
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余命の宣告…自分の立場に置き換えても違和感のない年となったが、『自分なら』ということを物凄く考えさせられた一冊。
家族とのやり取りは涙が止まらなかった。
登場する人物が出来過ぎのいい人ばかりだし、主人公もモテすぎだし、違和感がないとは言えないが、単純に泣ける。
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死に向き合うとは、どういうことなのか。主人公と切ない想いを共有でき人間の死に対する恐怖を肌で感じることができた。主人公は、一家の大黒柱であると同時に男である人間臭さがあり、家庭と不倫とを不器用に手探りで自分なりの愛し方を見つける。
残されていく愛するひとたちを自分の死語、未来までも愛すとはどういうことなのかと深く考えさせられた。
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読んでいる間中涙が止まらない。主人公は自分勝手な所があって、不倫してることを息子にも妻にも言ってしまうし。先に逝くもののわがまま、残されるものの忍耐。命の限りをどう生きるか考えさせられた。
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初、秋元康作品。
主人公の自分勝手さが目立つ格好になってしまったし、その部分は好きになれなかったけど、
主人公の余命をどう過ごすかという考え方には共感できました。
私も残された時間を病院で過ごすのではなく、自分の好きなように使いたい。
家族にもそうして欲しいな。
それにしても、悦子と美和子はできすぎ!あんなに物わかりが良い女性ばかりではないと思うけど・・・
主人公は本当にいい家族に恵まれて幸せな最期だったでしょうね。
終盤は目頭が熱くなりっぱなしでした。
【肺ガンで、余命半年という宣告を受けた48歳のサラリーマン、藤山幸弘。死を迎えるまでの半年を何に費やすか―。「自分の人生と関わった人に、“遺書”を残したい。遺書のスタイルは様々あっていい。死ぬことより、忘れられることのほうが怖い」と決意した藤山は、思いを伝えられなかった初恋の人や、若き日にケンカ別れした旧友をはじめ、過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく】
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ガンになってしまったお父さんは延命治療をせず、残りの時間自分の力で家族とともに過ごしていくお話です。
映画化まされていて、映画も見ました。
本も映画でもすごく感動しました。
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号泣。
自分が美和子、悦子、はるかの立場だったら。
AKBの人、としてしか意識してなかったけど、秋元康ってこういう人だったのか。
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肺ガンで、余命半年という宣告を受けた48歳のサラリーマン、藤山幸弘。死を迎えるまでの半年を何に費やすかーー。「自分の人生と関わった人に、”遺書”を残したい、遺書のスタイルは様々あっていい。死ぬことより、忘れられることのほうが怖い」と決意した藤山は、思いを伝えられなかった初恋の人や、若き日にケンカ別れした旧友をはじめ、過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく。秋元康が初めて挑んだ新聞連載小説の文庫化。
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余命半年と宣告された48歳のサラリーマンの物語。
人生の残りが半年となったときに、その時間を何に費やすのか。本作品では、延命治療を拒否した主人公が自分の過去の人々を尋ねることで自分の人生を振り返ります。
初恋の人、喧嘩別れした友達、迷惑をかけた取引先、捨てた恋人、絶縁していた兄弟、などなど。
死を目前に、悔いなく思いを遂げようとする主人公なのですが、正直、おいおい、それはないだろうっというところがあまりに多い。
まず、主人公はもてすぎ!
できすぎた奥さんに加えて、さらに出来すぎの愛人。そして、過去、子供を作っておきながら分かれた女性。さらに、奥さんと付き合う前の女性。初恋の人。すごい女性遍歴で、なおかつ、これらの女性がみんないい人(笑)ありえない。
さらに、出来すぎた長男に出来すぎの娘。こんな家庭があるわけがない!!
ある意味、男が死ぬ間際に実現したいすべてのことを文章化した物語といっても過言ではないでしょう。
そんなわけでバブリーのトレンディドラマの主人公のような物語で、ちょっともりすぎの感じが否めません。
まぁ、その辺はさておき、テーマとしては○。
自分自身残された人生をどのように使うのか、どうしたいのか、そして、今をどう生きるべきかを考えさせられる作品でした。
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小説としての完成度が高いとは全く思わないけど、人生としては絶対に避けられない場面であり、いったい自分はどのようにこの世を去っていくのかと考えると、その時の家族の思い自分の思いに思いを巡らし泣いてしまう。
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余命半年と宣告された48歳の主人公。
自分らしい最期の迎え方を考えるのだが・・・
本を読みだしてすぐに重松清さんの「その日のまえに」を思い出しました。
「その日の・・・」は涙・涙だったけど・・・
巻末の児玉清さんとの対談。感慨深いものがあります。
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余命半年を宣告されたサラリーマン。
自分だったら最後の時間をどう過ごすかなぁと考えてしまいました。
家族の優しさに、何度も瞼が熱くなりました。
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末期の肺がんと宣告された48歳のサラリーマンが 残りの人生をどのように生きていくか という話でした。
文学的な表現ではなく、すごく素直な文章でした。
今まで関わった人たちに いろいろな形の遺書を残していきます。
「死ぬことより、忘れられることのほうが怖い」
すごくいい家族の中で最後を迎えていきます。
女性関係などちょっと??の部分もあります。
秋元氏だからこんなに女性関係があってもいいのか?
しかし電車の中で読んでいても涙が潤んできました。
映画がどのように仕上げられているのか、興味があります。
これも是非観たいとおもいます。
Posted by ブクログ
余命半年と宣告された48歳の主人公が人生を振り返り、納得のうちに死を迎えると言うストーリー。
主人公の過去遍歴が余りにも都合が良すぎストーリーに現実味が見いだせない。
過去だけを見ると薄っぺらい人生の男に成り下がる。
ただ、現在の彼に目を移し、死に対して向き合う姿には感銘を覚える。
お洒落なレストランや小物を使う構成のありかたが、古くさいトレンディードラマを彷彿とさせ興ざめである。
作者が、かの秋元康氏であるので、文章の軽快さや、上手さで一気に読ますチカラはあるが、内容に物足りなさを感じた。
いや、むしろ書きすぎたきらいを感じる。
不要なセンテンスをそぎおとせば、純粋に感動のみが残る作品になったのではないだろうか。
ただ、涙を流してしまった事は事実であるので、その部分をプラス評価として、星3個とさせていただく。
Posted by ブクログ
余命半年と宣告されたら自分はどうするだろうか。何を考えるだろうか。自分に置き換えて考えてみた。私も自分自身の意思がある限り、人間らしく生きたい。
それにしても、男はやっぱり男。身勝手な感じが、最後まで男だなと呆れてみたり。
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”僕の生きる道”の50代バージョン。こちらは家族(妻・子供・ついでに愛人まで)がいる大黒柱の男性が”余命半年”と言われて半年掛けて、身辺整理をしていく。
私の後輩女子は「なに浮気してんの?って感じで全然泣けなかった」と言っていたが(笑)どの登場人物にも、つい感情移入してしまい、泣きっぱなし。最後の妻への手紙でも号泣。
Posted by ブクログ
これもIさんから借してもらった本.残り6ヶ月の寿命と宣言された主人公,49歳の会社員が余命をどう生きるかっていう話.
自分だったらどうするかな...まあ,まだ結婚しているわけではないし,付き合っている人がいるわけでもないので,最後の方にでてきた矢口みたいな感じになるのかな.
まあでもちょっと,中学生の頃の同級生に会いたいっていうのはわかるな.高校生のころは思い出したくもないけど;
記号というか,属性がすごいなと思った話.
上場企業の不動産会社部長,妻と子供二人,長男長女,そして愛人.
果ては,実は自分が知らない間に娘がいたっていう.
こういってはなんだけど,記号をくっつけていけばそれなりの人物像が
作りあがりそうだ.