ジュリアン・ストックウィンのレビュー一覧

  • 風雲の出帆
    海の覇者トマス・キッド・シリーズ第1作。

    時は18世紀末。イギリスの片田舎に暮らす二十歳のカツラ職人キッドが、海軍の強制徴募により海の世界で生きることになる。厳しい上下関係、自然の驚異、そしてフランスとの熾烈な戦い……。いかにして困難を乗り越え、たくましい海の男へと成長していくのか?

    過去に読ん...続きを読む
  • 快速カッター発進
    このシリーズに出会えてほんとうによかった。
    この巻は今までで一番面白く、後半は一気読みしてしまった。
  • 愛国の旗を掲げろ
    この本は、ザ・ロープニュースの前号NO.50発行の時点で既に発売されていたが、NO_50の誌面の都合により今号にてご紹介するになった。この本はザ・ロープ30周年記念行事の一つ、パネルディスカッションで今井氏と素晴らしいトークショーを展開していただいた大森洋子さんの翻訳作品。
    英国海軍のスピットヘッド...続きを読む
  • 風雲の出帆
    強制徴募隊によって突然軍艦に乗る事となった主人公の物語。これまの海洋冒険小説に見られなかった海軍の底辺からの立身出世物語(最後は提督になる!?)
  • 風雲の出帆
    帆船モノといえばホーンブロワーかボライソー,映画化されて本も復刊されたジャック・オーブリーが定番だったかもしれないが,これからはトマス・キッドでしょう。この作品は著者ジュリアン・ストックウィンの処女作。陸モノからからスタートして,提督にまで上り詰める予定らしい。これからのシリーズが大変楽しみ。「俺は...続きを読む
  • 新任海尉、出港せよ
    海の覇者トマス・キッド・シリーズ第5作。

    ついに正式な海尉となったキッドとレンジは、戦列艦テネイシャス号で北アメリカへ赴く。だが、キッドは出自のせいで疎外感を味わい……。

    誰からも認められる士官となるべく、キッドはジェントルマンとしての立ち居振る舞いをレンジに学ぶ。船乗り技術は一流なのに、生まれ...続きを読む
  • 愛国の旗を掲げろ
    海の覇者トマス・キッド・シリーズ第4作。

    戦列艦アキレス号の航海士として地中海へ赴いたキッドは、フリゲート艦バキャンティ号でのヴェネツィア隠密任務に携わる。ところが、イギリスへ帰国した彼を待ち受けていたのは、水兵たちによる「スピッドヘッドとノアの反乱」だった。

    苦労して航海士に出世したキッドが、...続きを読む
  • 快速カッター発進
    海の覇者トマス・キッド・シリーズ第3作。

    フリゲート艦アルテミス号の難破から生還したキッドとレンジは、戦列艦トラヤヌス号でカリブ海に赴く。フランスとの戦いや黄熱病などの危機を乗り越え、キッドは小型カッターのシーフラワー号に操舵長として乗り組むことに。

    新たに航海術を学び始めたキッド。真の海の男へ...続きを読む
  • 蒼海に舵をとれ
    海の覇者トマス・キッド・シリーズ第2作。

    仲間とともにフリゲート艦アルテミス号に転属させられたキッド。やがて、地球を一周する遠洋航海へと船出して……。

    船乗り技術を必死に磨いたキッドは、実力が認められて下士官(操舵長助手)に昇進する。また、親友レンジの存在が物語に奥行きをもたらしている。知的で博...続きを読む
  • 新艦長、孤高の海路
    ついにキッド艦長と呼ばれるまでになったトム。
    初めて辞令を受け取った時から自分の船の準備をする辺り、
    空回りしてんじゃないかとか、先き走り過ぎてんじゃないかとか
    色々心配し過ぎてドキドキしちゃいました〜(笑)

    色々あったけど、本当に色々あったけど、
    海軍の職を失っても、なんとか海に出られる仕事も見...続きを読む
  • 風雲の出帆
    ホーンブロア・ボライソ・・・イギリスの帆船ものは結構好きなんです。でもホーンブロアは本当にボロボロに成るまで読み尽くしたし、ボライソは最近恋愛小説になっちゃたし。新しいシリーズ発刊と言うことで早速購入しました。
    ホーンブロアほどの重厚さは無いものの、なかなかすっきりと面白いストーリーです。今回は小...続きを読む
  • 風雲の出帆
    うーん、どうしようかなー、とまだ主人公とお見合い中。二十歳の青年トマス・キッドはフランス革命時の英仏戦争の強制徴募で軍艦に乗せられ、デューク・ウイリアム号の船員となる。
    あとがきによるとネルソン時代に水兵から士官に這い上がった男が120名、うち22人が艦長に、うち3人が提督、しかも大将までのぼりつめ...続きを読む