木下清一郎のレビュー一覧
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心、というと心理学の分野だと思われますが、この本の著者は生物学者。心という、その本質が誰にも分からない対象を、生物学的視点から解読しようとする試みがまとめられた一冊。おもしろいです。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
心はどのようにして誕生したのか。
この難問を解くキーワードは「記憶」。
記憶を持つことで過去と現在の照合が可能となり、それまで瞬間のみを生きてきた生物が時間と空間を獲得した、と著者は仮説を立てる。
さらには快・不快という原初の感情が芽生え、物事の因果関係を把握することで、本能によらず自...続きを読むPosted by ブクログ