加藤朗のレビュー一覧

  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略
    ウクライナの戦争を契機に大軍拡が企図される我が国だがまさしく火事場泥棒的やり方だ。国家は国民の命を守らないということがはっきりわかる。
    自衛隊に関わった人たちの専門家としての叡智に教えられた。アメリカの意のままにしか進められない安全保障はまことに危険だ。ジェノサイド条約にさえ加盟していない後進国は早...続きを読む
  • 新・日米安保論
    右だとか左だとか言ってないで、皆が冷静に現実的に議論することを切に願います。自分だけの平和でなく、相手の平和も考えることのできる人になりたい。
  • 新・日米安保論
    「はじめに」において、護憲派も改憲派も、戦争を他人事と捉えているという問題 として、自衛隊員は命を張って法に則り任務を遂行しているのだが、今の日本人社会は戦争は別世界の出来事であるという平和ボケだとしている。
    そういう状況下、冷静ン終結後四半世紀。
    以来、国際情勢の変化にもかかわらず日米の安全保障体...続きを読む
  • テロ 現代暴力論
    出版されてから10年以上が経過しているわけで、サイバーテロの記載などは、もはや隔世の感があるのは否めない。でもそれはあくまで瑣末な問題で、本書の存在意義を貶めるものでは全くない。一気にテロが認識されることになる、最大のインパクトとなった9.11を軸に、そこに至るまでのテロの歴史と変遷が、その意識の変...続きを読む
  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略
    そこまで言うほど国際秩序に関しては危機感を抱いていないというか、だってロシアに引き続いて主権国家に軍事侵攻した主権国家は出てないよね?っていう。アメリカのイラク侵攻と変わらんではと。だからそんなに皆さんが今までの自分の研究を卑下することはないよと。
    自由と民主主義側と専制側みたいな分け方が失敗という...続きを読む
  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略
    対談形式の緩い本だが、各識者の主張が特に一致しているわけではないというのもあって、色々な意見が読めて勉強になった。
  • テロ 現代暴力論
    [ 内容 ]
    国際社会への暴力的な示威・脅迫行為である現代テロは、一九六八年のイスラエル航空機ハイジャック事件によって幕を開けた。
    冷戦時代は東西の代理戦争的側面を持っていたテロだが、冷戦終結後、かえって規模が拡大し、手段も過激化している。
    一般市民を巻き込む非常識的な方法で世界観の対立を表現してき...続きを読む
  • テロ 現代暴力論
    現代において「テロ」と呼ばれる行為の成立過程やその方法の変遷など、テロについて非常に詳しく解説している。中身の濃さはなかなかだったと感じた。
  • 戦争はどうすれば終わるか? ウクライナ、ガザと非戦の安全保障論
    2023.9、考え方も異なり展望を持っている訳ではないが、ウクライナ戦争を何とかして終わらせなければならないという意思を持つ4名が議論し、何かを提示していこうとした試み。双方止める気がないので外からの介入しかないのでは。

    終わりや出口が見えているわけではないことがわかりました。
  • 非戦の安全保障論 ウクライナ戦争以後の日本の戦略
    アフガニスタンのタリバンにNATO20万、アフガン軍30万+同数武装警察でも敗戦
    北朝鮮2500万人を平定するには50~70万人の兵力が必要
    ウクライナ4000万人には80万人以上の兵力  徴兵ではロシア国民の反対
     クリミアと東部2州でウクライナを内陸国化を目的
     ソ連時代の移住政策でロシア人が居...続きを読む
  • テロ 現代暴力論
    2000年以降、9.11以降、あまり聞かない。現代ではテロの目的が、明瞭ではなくなっている。政権に対するものか、人民に対してのものか。そしてテロ行為で国家を消滅させようとしても、米国はつぶれない。むしろ国際協力により、テロを排除するために、体制が強くなる結果となった。RMA(軍事テロ)の定義は難しく...続きを読む