榊原清則のレビュー一覧
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戦略的思考の上級編。
すごい人の、すごい理由を思考の観点から分析。
小倉氏の経営論を再度読み直しながら、課題発見の技術をパターン分類してくれる。
課題発見方法のパターン分類をここまで分かりやすく、かつ、その限界まで解説してくれる本に初めて会ったように感じる。(第2章部分)Posted by ブクログ -
意欲的に人生を送ってきたことがよく伝わってくる。安藤百福氏の話はともかく、本書の著者の百福氏のすごさを何とか伝えようとする「はしゃぎぶり」も読んでいて楽しい。論文や教科書とは違って、いわば「宣伝屋」と徹することへの苦心がうかがい知れる。Posted by ブクログ
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マーケティングと外部リソース、根本は理念。理念の表現が変わるケースが多い、と。まあ時代が激変するからね。Posted by ブクログ
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かなり前になりますが、野中教授が主催した社会人向けセミナーに参加したのですが、その事務局より送っていただいた本です。
本田宗一郎氏関係の本は「夢を力に」をはじめとして何冊か読んでいるのですが、やはり何度振り返っても刺激になりますね。 本書は、本田宗一郎氏の軌跡を辿ったうえで、知識創造理論の権威...続きを読むPosted by ブクログ -
グリコもなかなかに面白い。
明治らしい話でもあった。
しかし、戦前にも日本が世界進出していたとは思わなかった。
成功を主に取り上げてあるため、困難な時期の人間的な掘り下げも欲しかった。
中盤の経済学に寄せた考察は不要。Posted by ブクログ -
完全に理解したとも思わないが、企業ドメインとは『ウチは何の会社なの?』との自問に対する回答のようだ。これは現状の事業領域と一致している場合もあるし、将来の発展を示唆するケースもある。当然後者の方がスケールの大きな会社に成長する蓋然性が高いと言える。
1992年初版の古い記述なのに、現代でも依然有効な...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
これまで一貫して高成長を持続してきた日本企業をとりまく経営環境は、いま大きく変わりつつある。
まず、どのような領域を自社の存在領域として構想するか、という戦略決定が改めて問われており、成長の方向性について主体的展望をもち、意識的に全社的な事業構成の定義と組み替えとを行なうことが不可欠と...続きを読むPosted by ブクログ -
Phpから出ている、いわば、正伝。
そのためか、綺麗な面ばかり強調しすぎなきらいはある。
もう少し、人間身や苦悩にまで入り込んでも良いのではないか。
また、戦略の話は、自分の研究に寄せすぎ感はいなめない。しかし、なぜ事業部制なのか、は参考になった。
多角化すると、一人で見きれない。
そのため、事...続きを読むPosted by ブクログ -
企業の活動領域の構想としてのドメインの重要性がよくわかる点は非常に良い。納得できる。ただ事例の読み方が偏っている印象が否めない。ドメインという言葉で何でも説明しようとしすぎ、とも言える。他の用語を用いる方が妥当性がある部分では、他の知識で翻訳する必要がある。
企業も製品・サービスもコンセプトを大切...続きを読むPosted by ブクログ