ラディゲのレビュー一覧
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でぇえ…本当に20歳(執筆している間は10代)でこれを書いたの、すごいな……自分が20歳の頃なんて思い出したくもないから比較はしたくない(できない)が…「早熟」なんて言葉では括れない才能な気がする…
解説も読みごたえあって面白かった、何となくコクトーと仲良かったみたいなイメージしかなかったからもう...続きを読むPosted by ブクログ -
久しぶりに素敵な小説に出会えました。
登場人物の心理描写を1人の語り部が優れた洞察力でもって豊かに表している
中でも三角関係という泥々な恋愛シーンは殆ど少なく、主人公は2人の夫婦を丸ごと愛しているように思える所から思いやりに溢れるシーンがたくさんあり、癒された。
クライマックスのセリユーズ夫人にマオ...続きを読むPosted by ブクログ -
この小説において"誤解"は重要なキーワードになるのではないかと思った。
他者への誤解、または自分自身の心の誤解。
語り手の焦点が定まっていないため、全登場人物の内面を覗き見ることができるが、皆なんらかの誤解をしながら物語が進んでいく。
一方で、自分自身の心を素直に読み取れている人物もいる。しかし、そ...続きを読むPosted by ブクログ