林明輝のレビュー一覧
-
今どき最初から最後まできちんと計算されたマンガってなかなか読めないわけで、周到なクライマックスのラーメン伝奇ロマンにただただ拍手。「うまい」という一事が人を突き動かす様も感動的。併載の短編といい過去作といい、目的に「着実に」突き進む姿を描くのが上手いなあ。Posted by ブクログ
-
確かにラーメンの話なのにラーメンの話とは思えない冒頭から、意外にも地道な過程を経て第一のクライマックスへ。コジマ〜! 併載作はこのヒネらない地道な部分が強く出た印象のシンプルな人間ドラマで、表題作までの軌跡が興味深い。Posted by ブクログ
-
前巻のタメを使った、やはり淡々としつつも重く登場人物たちそれぞれの思いを乗せた試合がアツい! もう一方迫真のカオリの「プレゼン」はいちど保谷を叩き落とした舞台。こういう奇縁を描くのにこだわる作家でもあるんだろうな。各話前のセリフ次回予告みたいの、あれ、いるんかなあ。Posted by ブクログ
-
プロデビューし、勝利まで遠い。
苦戦の末勝利をもぎ取ります。
会長曰く、どうだ栄一…この気持ち
良さはSEXやドラッグの比じゃねえだろ!!怒涛の勢いで展開が進みます。Posted by ブクログ -
「漫画じゃねえんだから必殺パンチなんかねえんだよ!」
と、登場人物言わせてしまう漫画。
副題の「ジョーのいない時代に生まれて」
ものすごく示唆に富んでいて、
それが漫画を読んでいるはずのに
ドラマを見ている気にさせてくれるような一冊。Posted by ブクログ -
素人目にも打ち切り感の否めないあわただしい終わり方。周到に用意された伏線が人の縁を通じて収束する、地に足の付いた伝奇ロマンのような作風は読者アンケートむきではないんだろうか。再評価の機運に乗って、発表の場に恵まれてほしい。Posted by ブクログ
-
かなり淡々と進むけどそこが読みやすいし、それでいて退屈じゃないフックがいくつもあるのは作者の手際の良さでもあると思う。淡々の中にふっと盛り上がる一幕が入るのも心憎い。Posted by ブクログ