小林由香利のレビュー一覧
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エクササイズ関連アプリは、はからずも、犯人がまさに殺人を犯している現場や、中東にあるCIAの極秘秘密基地の位置(諜報員たちが基地の周囲をジョギングするのを日課にし、そのコースの熱分布から、ある施設の完璧に近い外郭が浮かびあがった)まで明らかにした。Posted by ブクログ
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ハイブリッド戦争は物理的な戦争、サイバー戦争に加え、ソーシャルメディア上の戦争も含まれる。SNSを使って世論の誘導、戦争の正当化、反対勢力の抑止などが行われる。インターネットの基本精神は自律・分散・協調と言われるが、本書はこの逆の状態である他律・集中・対立が生み出されていることを豊富な事例で明らかに...続きを読むPosted by ブクログ
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事実誤認や裏付けのない情報を基にしたフェイク・ニュースの方が多くの人の感情を揺るがしているというポスト・トゥルース時代の到来について人類の通信手段の発展から説き起こす。今や「平和な国」の読者には荒唐無稽としか思えない世界の有り様を豊富な実例をもって語り、ISIS、トランプ大統領、ロシア国などを糾弾す...続きを読むPosted by ブクログ
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エドワード・O・ウィルソン(1929年~)は、20世紀を代表する、米国の昆虫学者、生態学者、進化生物学者のひとり。特に、アリ研究においては世界的な権威である。
1975年に発表した『社会生物学』では、アリから人間に至る全ての動物の社会行動を進化理論で説明すること提唱して物議を醸したが、その後「社会生...続きを読むPosted by ブクログ -
ソーシャルメディアが戦争の力学を変えたというが,それは日本にはまだ当てはまっていないような気がする。
日本では政治について語ることがタブー視される未熟で幼稚な環境が,逆に「いいね!戦争」を小規模で限定的なものにしているのだろうか?
それとも自分が知らないだけで「いいね!戦争」は他国同様繰り広げられて...続きを読むPosted by ブクログ -
あらためて、自分の住んでいる世界の変化、身近ではないところで起こっているたくさんの知るべき事実を知りたい人にオススメしたい。
タイトルの通り、これまでの世界にSNSが登場したことで、誰もが最新の情報に触れられるようになったこと、そして、そこには客観的事実よりも「個人の目」が決めた正義が溢れており、...続きを読むPosted by ブクログ -
インターネットの普及と各種SNSの登場がもたらした新たな“戦争”を、2人の著者が5年の歳月をかけて著した労作。とりあげられるSNSは主にツイッターとフェイスブックだが、これはトランプ大統領の誕生に大きな影響を及ぼした。就任後のやりたい放題(重要な政策を“つぶやく”、メディアをフェイクと決めつける)は...続きを読むPosted by ブクログ
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<目次>
プロローグ
第1章 人類のルーツを探る
第2章 六段階の進化
第3章 進化をめぐるジレンマと謎
第4章 「社会」はいかに進化するのか
第5章 真社会性へと至る最終段階
第6章 利他主義と分業を生み出すもの
第7章 ヒトの社会性の起源
<内容>
進化生物学者の重...続きを読むPosted by ブクログ -
いいね戦争というタイトルより、原題どおりの"兵器化するソーシャルメディア"の方が的確。インターネット黎明期からの出来事を振り返りつつその影響力と意味をとりまとめた書とすれば有益Posted by ブクログ
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行動生物学、社会生物学をテーマにしたエッセイ的な読み物。客観的な事実だけではなくエドワード・O・ウィルソンの思想や主張が多いので楽しく読める。しかし、エッセイと言う割には内容は濃い。
Posted by ブクログ -
内容はコミュニケーションにおけるテクニックが書かれているので、
役に立つんだけど、邦題の「そつなく振る舞える」という表現がいちばんいけてない。Posted by ブクログ