岡田明子のレビュー一覧

  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    世界初の文明のシュメール文化の神話は、
    ギルガメッシュ叙事詩に繋がる神話。
    多神教なので、沢山の神様や神様の役割が覚えにくくて初めは読みにくいですが、慣れてくるととても楽しい。
    神話は事実も含まれるので、それも面白い。
    「永遠に続く文明はない」神話の最後は、滅亡哀歌で少し寂しい。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    [ 内容 ]
    いまから五千年前にティグリス、ユーフラテス河畔に栄えた人類最古の都市文明シュメル。
    粘土板には多くの神話が残され、ギルガメシュ叙事詩や大洪水伝説など、後世に伝えられたものも多い。
    これらの神話の世界では、酔っ払う大神、死後の国を覗こうとする女神、蛮族を征服する王、怪獣など、様々なキャラ...続きを読む
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
            -20090430

    ティグリス.ユーフラテス流域に栄えた最古の都市文明シュメル。粘土板に刻まれた楔形文字群が伝える神話の数々、ギルガメシュ叙事詩や大洪水伝説など‥。旧約聖書やギリシア神話に連なる祖型としての神々が詳述される。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    今もなお有名なものとして「ギルガメッシュ叙事詩」や「大洪水伝説」があるが,シュメル神話は他にもたくさんあり,この時代から既にここまでの物語の豊穣を成していたとなると驚きである。
    本書はシュメル神話の研究と解説の本であり,ギルガメッシュ叙事詩のみならず幅広くシュメルを知りたい人にちょうどいい。

    主な...続きを読む
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    旧約聖書の源流にもなっているシュメル神話についての本。
    例えば「ノアの方舟」では大洪水が起こるが、エルサレム周辺で大洪水があったとは考えにくい。
    これは、チグリス川・ユーフラテス川周辺のメソポタミア文明の地域で頻繁に起こった洪水がシュメル神話に含まれ、それが西のエルサレム方面に伝わり旧約聖書に影響を...続きを読む
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
     シュメール神話の原文(日本語訳)を交えつつ解説している。
     絵や写真が多く、目からも情報が入る。また解説も細かくわかりやすい。
     いわゆる「神話」の部分のみ取り上げられている。シュメール神話を詳しく知りたい方にオススメする。
     
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
     ようやく文字による記録が可能となった文明の黎明期における神々と人間との関わりがよくわかる。
     ギリシヤ神話や旧約聖書にも類似の話が出てくるシュメール文明の神話、神話や宗教の源流を見る思いがする。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    シュメル神話についての予備知識はまったくないが
    おとぎ話の詰め合わせとしてまずは読ませてもらえる。

    ギルガメシュと言えばビッグブリッジの死闘か
    怪しげな深夜番組かと思っていましたが、ここで出てくる
    英雄の名前だったのですね。

    半神半人の英雄は神話の世界ではありふれていて
    王権の正統性の源泉をこう...続きを読む
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    シュメル神話の成り立ち、有名な物語の解説、シュメル文化の終焉の物語までカバーしてあり、分かりやすかったです。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    最古の文明を築いたシュメル人の神話に、大洪水伝説や楽園神話、冥界冒険譚など、「旧約聖書」や「日本書紀」などで馴染み深い話の源流が見られるのはとても興味深い。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    前半3分の1くらいまで、シュメールの社会や神話の概略がわかるまでは、興味深く読んだ。が、その後は淡々と続く神話の紹介に集中力が途切れた。とはいえ、文章からも挿図からも誠実な仕事であることはよくわかる。
  • シュメル神話の世界 粘土板に刻まれた最古のロマン
    この分野の現状がわからないが、相当に網羅的で資料的な一冊に思える。これをポータルに一次資料にあたれば論文ネタの宝庫ではないか。ギリシア・ローマ→旧約聖書の、西への道筋は明らかだが、東への道筋はどうなのか。