塩澤実信のレビュー一覧

  • 昭和の流行歌物語―佐藤千夜子から笠置シズ子、美空ひばりへ

    昭和歌謡の定本

    昭和初期からの歌謡曲の流れを俯瞰して理解することができる良書です。この時代はオリコンチャートなども当然ありませんので、何が流行っていたのか、聴衆が何を求めていたのかを知ることができるのはこういった 文献に頼るしかありません。
  • 昭和の名編集長物語―戦後出版史を彩った人たち
    『昭和』!戦中のお前は桐生悠々に「今日の時局に何というふさわし
    からぬ名であることか」と書かれた。その時代の始まり、若き天皇の
    即位によって期待されたお前は、 「最初は明朗であり、その名通りに
    『昭』であり、『和』であった」と書かれた。

    しかし、「年を重ぬるに従って、次第にその名に背き五・...続きを読む
  • 出版界おもしろ豆事典
    見開き1ページで、1話題。文章が雑な部分もあるが、概ね面白かった。
    私のように何も知らない者にとっては、決して損にはならない知識ばかりだ。
  • 出版街 放浪記
    昭和のおじさんがリタイアして、平成をわしわしと働き、振り返る本。この感覚はやはり異文化。それだけで読む価値あり。
  • 出版界おもしろ豆事典
    たまには、業界のことも知っておこうと…。タイトルにある”おもしろ”って言葉は、広いなぁとつくづく感じた。昭和5年生まれの著者ならではの、深くて広い知識がわんさか。まだまだ知らないことばかりだぁ。
  • ベストセラーの風景
    本という鏡に写った時代の姿。昭和から平成へ、時の流れにつれ“当たり本”のつくり出す情景も移り変わる―。 雑誌連載を一冊にまとめたせいもあってか、記述が重複している部分があったのが、やや残念。でも、いろいろなジャンルのベストセラーとなった本にまつわるエピソードの数々は読ませます。
  • ベストセラーの風景
    本という鏡に写った時代の姿。昭和から平成へ、時の流れにつれ“当たり本”のつくり出す情景も移り変わる―。 雑誌連載を一冊にまとめたせいもあってか、記述が重複している部分があったのが、やや残念。でも、いろいろなジャンルのベストセラーとなった本にまつわるエピソードの数々は読ませます。
  • ベストセラー作家その運命を決めた一冊
    東野圭吾と「探偵ガリレオシリーズ」松本清張と「点と線」森村誠一と「人間の証明」阿佐田哲也と「麻雀放浪記」大藪春彦と「野獣死すべし」司馬遼太郎と「竜馬がゆく」山田風太郎と「くの一忍法帖」江戸川乱歩と「怪人二十面相」梶原一騎と「巨人の星」宮部みゆきと「火車」十冊のベストセラーが生み出されるまでの過程には...続きを読む