折原一のレビュー一覧

  • 黒衣の女
    内容(「BOOK」データベースより)
    「わたしを探してほしいのです」と女は探偵社の男に言った。記憶を失った彼女のアドレス帳には、見知らぬ三人の男の名前が記されていた。一見、無関係なこの男達が次々殺される。いずれも殺害の手口が似ており、現場付近では喪服姿の女が目撃されていた。いったい真犯人は誰か!?め...続きを読む
  • 失踪者
    内容(「BOOK」データベースより)
    ノンフィクション作家・高嶺隆一郎は真犯人に直接インタビューする手法をとっていた。埼玉県の久喜市で起きている連続失踪事件を調査するなかで、15年前の同様の事件との関連性が浮かび上がる。月曜日に女が消えること、現場に「ユダ」「ユダの息子」のメモが残されること。犯人は...続きを読む
  • 沈黙の教室
    20年前に卒業した田舎の中学の同窓会が開かれる。「粛清」という言葉とともに、「恐怖新聞」が発行され、陰湿ないじめ、自殺や退学者が出、何かに脅えるように教室は静寂する。そして、同窓会の関係者が死んでいく。忌まわしい記憶を手繰りながら、復讐しているのは誰なのか・・・。

    いじめた方は忘れても、いじめられ...続きを読む
  • 失踪者
    折原一の著作を読んだのは初めてで、まんまと時系列のトリックにはまってしまい、混乱。しかし作者の手の内にはまるのもミステリの醍醐味。ただし後半の犯人の供述があっさりしすぎているのが残念。
  • 沈黙者
    折原一「沈黙者」

    ルポルタージュ形式で書かれた部分が合間に入って混乱を誘う、折原一お得意の感じ。「冤罪者」と比べテーマがわかりやすく一貫していて、すっきりと読みやすかった。

    ミステリーだって、犯人を推理する以前にストーリーとして面白くなければならないと思うので、そういう意味では〇〇者シリーズでは...続きを読む
  • 放火魔
    折原一さんの久々の短編集。
    それぞれが、どこかで聞いたことあるような事件を題材に
    氏らしい趣向を凝らした、ミステリに仕上がっている。

    読んでいて、中には結末が予測出来るものから予想外のものまで。
    まぁ人それぞれでしょうけど。

    ただ、どれも読んでいて続きが気になってしまうのは
    流石に作者さんらしい...続きを読む
  • 行方不明者
    2009/9/13 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/2/13〜2/15

    約2年ぶりの折原作品。「〜者」シリーズ。倒叙ものだと解っていてもやられるんだよなぁ。物語の視点が次々変わっていくうちに、どんどんケムに巻かれる感じ。今回もやられました。
  • 暗闇の教室 1 百物語の夜
    日照りに見舞われ干上がったダム底から、
    緑山小学校の旧校舎が姿を現した。
    そこで『百物語』しようと出掛けた悪童達が呼び覚ました
    とんでもない怪物とは!?


    恐かったです。
    ダークホラーサスペンス第二弾ということですが、
    第一弾の『沈黙の教室』を読まずに読みました。
    特に問題はナイとは思うんですが・...続きを読む
  • 沈黙者
    折原一さん。私が大学入っていろいろなミステリー読んでる時に出会いはまってしまった作家さんです♪
    彼の本は本気で犯人がわからない!!私だけかもやけど・・・苦笑

    これは2つの話が同時進行してて・・・と思いきや!!そうやったんや!!!っていう。最後のどんでん返しがいっつも好きです☆
  • 叔父殺人事件 グッドバイ
    2008/11/18 7&yにて購入。
    2019/2/25〜3/1

    10年ものの積ん読本。前作、叔母殺人事件に続く親類シリーズ?叙述トリックの名手であるので、注意して読んでいた。一つ目のどんでん返しはなんとなく分かったが、最後はやられた。やっぱり上手い。
  • 101号室の女
    折原さんの本は、初めて読みました。
    全9編の短編集。
    いや〜〜〜〜
    思いっきり踊らされてしまいました(笑)
    面白い!!
    どれも、どっぷりと引き込まれてしまい
    一気読み!
    あっという間に完読♪

    他の本も読んでみたい。。。
  • 沈黙者
    2つの一家惨殺事件と万引き犯として捕まり沈黙する少年。文章の構成からすればなんとなくトリックはわかってしまうね(笑)しかし物語自体は面白いから良かった(笑)

    削除
  • 愛読者 ファンレター
    覆面作家・西村香を主人公とした短篇集(連作集)。
    全編、手紙やFAXの形式で書かれているのですが、部分的にやや強引に手紙形式に持ち込んでいる感がしなくもありません。

    ファンからの様々な要求が主人公に届きます。
    そして、主人公が覆面作家で正体を知られていないために、様々なトラブルが発生します。...続きを読む
  • 愛読者 ファンレター
    好きな作家がいたとしても、ファンレターを書くまでのめりこんだことはないなあ・・



    芸術家というのは、コアなファンが多い。

    そのジャンルは美術であり、文学であり、音楽であるかもしれない。

    そしてファンの願望はやがて大きくなり、現実と理想の区別がつかなくなったり、本人に会いたいとか考えてしまうの...続きを読む
  • 沈黙者
    折原氏の作品は今回が初。ミステリーだと思わずに読んでみた。全体を通してちょっと退屈してしまう。だいたい途中で止めてしまうんですが、この作品、なぜか最後までしっかりと読み終えたんです。不思議な余韻が残りました
  • 沈黙者
    2007/7/10〜7/15。万引きからの障害致傷でつかまった犯人が名前を名乗るのを拒否したことで行われる裁判と、2家族で起こった連続殺人事件をからませた内容。どのように締めをするのか?と思っていたら... なるほど、折原氏らしい結末でした。内容を書くわけにはいかないが、折原氏の作品を読むときにはい...続きを読む
  • 誘拐者
    女の視点からみると不快な描写もあるんだけど、もうラストは頭掻き毟りたくなります(笑)ただ…やっぱりついていくのは大変〜
  • 天井男の奇想 倒錯のオブジェ
    新規購入ではなく、積読状態のもの。
    2010/12/13〜12/15

    久しぶりの折原作品。
     東京北区に一人暮らしをする土地持ちの老女の家の2階に、夫から逃げてきた白瀬直美が住むことになる。老女は、かつて直美の住んでいた部屋で密室殺人の発見者となっていた。この老女は訪ねてくる区役所の役人に、天井男...続きを読む
  • 沈黙者
    沈黙者が誰かって言うのは最初の方に伏線があるんだけど、でも家族構成と時間が、結末を分かりづらくしてる。
    気付けば昨日今日の数時間で読み終わってた。
    うーん。面白かった。
    冒頭にこの前読んだばかりの「歯と爪」が引用されていて、私にとってはタイムリーで良かった。
    それに初の作家さんなのに、読みづらさがな...続きを読む
  • 耳すます部屋
    都市伝説のような、怪談のような話もあり、ミステリーのようなホラーのような話もあり。
    短篇だから気楽に読めて面白かった。
    全ての話の中で少なくとも一人は死んだり殺されてたりしているから、単純に面白いと言ってしまうのは語弊があるかもしれないが。