真堂樹のレビュー一覧

  • 龍は飢える
     マクシミリアンの婚礼も終わり、表向きは平穏を取り戻した白龍市。
     だが、飛の心の中では未だに海に溺れて行った母かもしれない人の面影がよぎり、そういう事態に追い込んだマクシミリアンへの気持ちが行き場のないまま荒れ狂っていた。
     また、マクシミリアンの花路を無視するかのような強引な政策に花路からも不満...続きを読む
  • 王立魔法士アカデミー ~ウィー・バレンタインと俺サマな竜~
    題材が気に入ったのと表紙が可愛かったので衝動買い。
    読みやすくてさらりと読めてそれなりに楽しいんだけど、軽い(浅い?)。
    本文の挿絵は表紙みたいに透明感のある絵じゃなかったので、そこもちょっとイメージ違い。
    ラノベだとやっぱりあまり読み応えのある本はないのかなー。
  • 王立魔法士アカデミー ~ウィー・バレンタインと俺サマな竜~
    真堂樹×松本テマリコンビ再び。今回はかなり王道よりの魔法少年ものというかドラゴンとかファンタジーの定番だよね!的な。面白かったです、続いて欲しいな。
  • 龍は嵐に遊ぶ
     母かもしれないと言われた玲泉が、目の前で海に呑まれていくのを、どうすることもできなかった飛。青龍が企んだ海牙の襲撃は食い止めた物の、そのことが飛の心をかき乱していた。
     それでもなんとか、自分を叱咤して、今、自分がすべきことだけはしようと、次なる敵・白龍の背後から迫る高楼街を迎え撃つべく、マクシミ...続きを読む
  • 龍は波濤を呼ぶ
     前巻で、白龍に愛する姉にちょっかいを出されてしまったこが、青龍の逆鱗に触れ、ついに青龍がその牙を剥いてしまう。
     白龍を欺き、樹林房主人の命を狙ってまで密かに木材を集めていたのは、白龍を攻撃するための船団を作るためだったのだ。

     一方で、青龍と手を結び、街を騒がせ続けた祥船の跡取りである千雲が、...続きを読む
  • 龍は誘う
     ある日、マクシミリアンは雨に降られ、たまたま雨宿りをした軒先が、青龍に与しマクシミリアンに敵対する勢力である大船主・祥船だったことから、その家の中にわざわざ入り込んだ。
     そこで、マクシミリアンは祥船の頭領・高浪とその跡継ぎ・千雲に会うが、そこでもう一人、青龍の懐刀である楽海の姿を見る。
     そして...続きを読む
  • 龍は酔い痴れる
     梅雪楼主人が注文し、青龍にある酒房街から送られてきた、花路の祝宴に使われるはずだった酒甕の中に、しびれ薬が混入されていた。
     たまたまそれを飲んだ梅雪楼主人が被害に遭う。
     同じ物がマクシミリアンの元にも送られており、花路全体を狙った物なのか、それとも、白龍か、花路を狙った物なのか? 飛は相手の狙...続きを読む
  • 龍を春天に放つ
     今回は、春の盛り、マクシミリアンを主に戴いたばかりの白龍市での話。番外編です。
     火付けや盗難騒ぎでごたつく中、本土の領主・伍家の使者が『白龍』就任の祝いに街を訪れることになった。
     折しも、本土の染付の壺ばかりを狙っていた壺盗人を探していた飛は、その盗人と伍家の使者の間に関わりがあるらしいと知っ...続きを読む
  • 龍は戯れる
     勝手に飛をおいて、敵の総本山である青龍屋敷に行ってしまったマクシミリアンを追って、飛もまた青龍屋敷までやってくる。
     しかし、客人として呼ばれた訳でもない飛が中に入るのは容易ではない。
     中に入る方法をいろいろ考えた飛だったが、そこにちょうど現れたのが、酔って男たちにいためつけられる酔熊。飛は、酔...続きを読む
  • 龍は縛める
     前作で、樹林房へ直談判をしようと飛が向かった先は、女性領主を戴き、女性が商いを取り仕切る“女の街”である朱龍市。そこの材木商の樹林房を訪ねていった。
     途中、足止めを食らった飛は一計を案じ、市街までの道案内をたまたま声をかけてきた男に頼むことにした。ところが、その男、悪質な木材商である材財房に雇わ...続きを読む
  • 龍は炎帝を追う
     白龍市を内側から食いつぶそうとする祥船に対抗するために、飛は樹林房との取引を復活させたいと思っていた。
     そう考えていたのは、花路だけでなく西海風も同じだった。
     ちょうどその頃、西海風の李の弟分である燕が本土から戻ってきて、いきなり、祥船にいさかいを起こす。そして、そのことから燕自身が狙われるこ...続きを読む
  • 龍は雲にひそむ
    『大龍』の死後、法外な値段で、木材の取引を独占している祥船。この状況をこのままにしておくわけにはいかず、夏の祭礼にかこつけて、朱龍市の材木商・樹林房をマクシミリアンは訪ねることになる。
     しかし、ちょうどその頃、白龍市内で幽鬼騒動が持ち上がる。
     どうやらそれは、龍の座を狙ってた亡くなったマクシミリ...続きを読む
  • 龍は群青を呑む
     とりあえず、これにて、青龍編はおしまい! な小説でした。
     結局、マクシミリアンは、飛に弱音を吐かせたいがために、こんな回りくどいことをしていたのか! と思うと、呆れるの半分。その根性を拍手でたたえたい気持ち、半分……でした。

     もう、この時点でネタバレ……かな?

     相変わらず、この二人の恋な...続きを読む
  • パラダイス フィッシュ
     終わっちゃったよー。
     この話、すっごく好きだったから、終わっちゃってすごく哀しかったです……。
     でも、もう1回読み直してみて、ようやく。
     これでラストでいいんだ……ってことがようやくわかった。
     何で、那智が最後にあんなことしたのか、よくわからなかったんだけど……。
     結局、あれでよかったん...続きを読む
  • サディスティック アクア
    「スラムフィッシュ」の続編です。
     煮え切らない、甲斐とリー・リンがすっげぇ、ウザイ……。
     でも、最初この本、読んだのって中学生くらいで……今になってそのときわからなかったいろいろがわかってきたような気もする……(苦笑)
     皆、皆が、精神的世界が複雑すぎてわっかんねぇんだよっ!!(爆)
     おまけに...続きを読む
  • 龍は花を喰らう
     あいかわらず、ラブラブなのに、はっきりとはそれを形にしたがらないもどかしい二人です(爆)
     僕は、飛の方が好きですが(マクシミリアンみたいなタイプは疲れると思う)。
     二人はばらばらになったら意味がないと思うので、二人で一組が一番だと思います。

     というわけで、ラブラブ道中青龍編?
     迎えに来な...続きを読む
  • チェリージャム ジャンク
     えーっと……甲斐が……煮詰まりすぎて、プッツンしちゃいました(爆)
     そして、勝手に出口を見つけてしまった甲斐に焦るリー・リン……。
     実は、この中で一番情けないのはリー・リンだろうな……と思う(苦笑)無自覚だし……。

     勝手に那智と公主はラヴラヴだし……。
     ていうか……いつか絶対、那智は公主...続きを読む
  • 龍は微睡む
     一回、これ、最後まで読んでるんですけど……最後まで読んでからもう1回読んで、改めて、「あぁ」って思う部分がたくさんある。

     ぶっちゃけちゃうと、最後までこのじれったい関係のままなんですが、今まで「もうちょっとくっついてくれるかもしれない!」って期待しながら読んでたんだけど……。
    「あぁ、これは、...続きを読む
  • 魔術は甘く美しく
    アルウィンは、華やかな美貌と汚れなき心を持つ都の騎士。女王の使者として“魔術の街”ウォルロックのブルーロータス騎士団を視察に訪れた彼は、いかがわしげな夜の街でふたりの男に助けられる。名も告げず去った彼らこそブルーロータスの騎士と知ったアルウィンが、心惹かれるまま翌日宿舎を訪ねると、前夜とはまるで別人...続きを読む
  • 青桃院学園風紀録2 キケンじゃないだろ!【電子版限定・書き下ろしつき】
    私立青桃院学園は、良家の子息が集まって固い絆を結びあう、ちょっとアヤシイ全寮制の男子校。ケンカ仲間の篁朱雀を追って編入してきた“野生児”如月剣は、ヘンタイ美形上級生の伊集院躑躅に気に入られ、編入そうそう風紀委員に任命された。だが、剣たちの最初の任務は「新委員披露パーティ」をぶちこわすことで……?