日高義樹のレビュー一覧
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アメリカでは今、ニューヨークを中心に抗議デモが起こり、ウオール街に対する不満が高まっている。オバマ大統領の支持は下がり、共和党では大統領候補者によるテレビ討論会がすでに行なわれている。そんな中で手にしたのが今回の本だ。
著者の日高義樹氏は、日本のメディアには珍しく共和党よりの主張をする。多く...続きを読むPosted by ブクログ -
著者の日高義樹さんですが、中々大層な肩書きを持っているヒトです。多少アメリカ偏重の思想の持ち主であることを念頭に、他の本に於ける意見を照らし合わせる必要があるでしょう。
そういうわけで、もうアメリカやばいよって本だと思ったら逆でしたね。今でもアメリカの戦力は十分であると言う本です。勿論、負債に関し...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカと中国という二つの大国。一見、中国は伸び続けてアメリカを追い越しそうに見える。しかしその実はまだまだアメリカの足元にも及ばない。我々、日本人は改めてこの国の行く先を熟慮し、グランドデザインを描くべきである。Posted by ブクログ
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「アメリカ衰退論」が騒がれているが、決してそんな単純じゃないアメリカの現状を教えてくれた。
同時に、「中国台頭論」には、まだまだアメリカには及ばないという事実を提示してくれた。
日本はこの巨大国家に挟まれながら、どう未来を切り開いていくべきかという戦略を真剣に考えなければいけない。Posted by ブクログ -
現在の世界情勢を見ると、著者の言うことはもっともだと思います。ここへ来て、北朝鮮の挑発がまた活発になっていますが、いつか、今のJアラートが本物の核を搭載したミサイルの警報となるかもしれません。
原発問題は難しいですね。現に、2011年の原発事故で故郷に戻れない人がいるのですから。原発を推進するのなら...続きを読むPosted by ブクログ -
読む時機を逸した感は否めないwが、バラク・フセイン・オバマ上院議員の大統領選勝利の分析の部分は有効。第二のニクソンやレーガンが次期米大統領になることを期待せずには居られない。Posted by ブクログ
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次の記載が印象的だった。
・アメリカ軍が海外で地上戦闘を行なうことができない。
・モンゴルに対してロシアご、新疆ウイグルに対してイランが、満洲に対して北朝鮮が、それそれ核兵器を提供すれば北京政府は壊滅する。
・アメリカはアジア極東のことには関心を持っていない。海のこちら側、つまり台湾には関心があるが...続きを読むPosted by ブクログ -
中国のミサイル能力の飛躍的増強により、
日本の空軍基地は最前線基地としての役割を失いつつある。
第七艦隊の戦力は世界最強。
旗艦ブルーリッジは機関砲以外の攻撃用兵器を装備していない。甲板には様々なドーム型アンテナ。
日本が今、核兵器を持っても反対されない。
日本なら安全に維持できる。
安上がりで...続きを読むPosted by ブクログ -
横江 公美氏の書かれたトランプ本では、オバマは高く評価されていたが、この本の著者はオバマに対して批判的意見である。「アメリカの分裂と混乱を作り出したのはオバマ大統領本人である。」と。他のトランプ本と同じような内容。
日高氏:ハドソン研究所 1935生 東京大文学部卒
横江氏:ヘリテージ財団 196...続きを読むPosted by ブクログ -
政治って思想だなって思った。
政治ってまったく興味なかったけど、歴史で見ていくと面白いなって思った。
アメリカと中国の関係とか、この本に出会うまで考えたこともなく、ニクソン、カーター、クリントン、ブッシュ、オバマ等々、歴代の大統領が中国に対してどのように考え、どんな政策を取ってきたか、傾向を捉える...続きを読むPosted by ブクログ -
日本が戦争で負けるとわかっていたときに、原爆を二発投下したアメリカが解せなくて、読んでみた。理由はなんとなく想像していたのと近かったので納得。
ただ東京大空襲のときの被害の大きさは、原爆のものと匹敵していたのは知らなかった。六章の、いまの現実のほうが恐い。また世界は戦争へと向かっているような気がする...続きを読むPosted by ブクログ -
現在2013.6ですが、この数年でアメリカの石油を取り巻く環境が完全に変わりました。これは一種のエネルギー革命と言っても過言ではないと思います。アメリカでのシェルガス・オイル生産が多くなっていると初めてしたのが私の場合、昨年(2012)ですが、今では多くの人がそれについて解説していますし、企業も工場...続きを読むPosted by ブクログ
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アメリカという帝国の現状を分析し、今後のアメリカは超大国として世界を牽引していく力を失ったことがわかる。
第2次世界大戦・冷戦後の世界をリードしてきたアメリカ。
オバマ大統領の「チェンジ」していない国内政策を突き詰め、アメリカという帝国の覇気喪失を綴っている。
アメリカ頼みの日本外交にも釘をさ...続きを読むPosted by ブクログ -
テレビ東京系列で放送されている「日高義樹のワシントン・リポート」の日高さんが著者の本書。
連邦政府や州政府などの財政赤字を合わせると1兆ドルを超えると言われている極めて厳しい財政状況が与えるアメリカへの影響、そして世界情勢への影響について書かれた本です。
本書の主張の骨子は
「国民健康保険制度な...続きを読むPosted by ブクログ -
私は日高氏のワンシントンレポートという番組が好きで見ているが、著書も数冊読んできた。
この本は、マスコミが伝えていないアメリカの実態を日高氏なりの視点で解説されていた。
民主党対共和党との政権抗争からオバマ民主党政権のもたらしているアメリカの世界戦略の失政、台頭する中国の覇権に立ち向かえるか・・・米...続きを読むPosted by ブクログ -
■米国
1.日本では今、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が注目をされている。これは米国が主導するアジアの新しい経済同盟で、反米的な姿勢の民主党政権がアジア諸国をまとめるのを阻止する、という意図の下に作られたものである。
2.中国は「米国のドルがいつまでも国際基軸通貨であるのはおかしい」と発言する...続きを読むPosted by ブクログ -
米国在住の著名ジャーナリストの現地レポート。いつもながら刺激的。これからの20年を考えるのに参考に。
・中国に対して弱腰なオバマ政権は倒れ、中国との対決を掲げた政権が樹立される
・時期は2013年以降か
・勝利しても得るところのないアフガニスタン紛争に第一線の部隊と兵器(F22 etc.)をつぎ込ん...続きを読むPosted by ブクログ -
基本的に現在のアメリカの国家戦略や日弁関係についてまとめられているので、日米安保50周年を考える基本資料の一つにしてもいいとは思います。
感想としては、日高氏はオバマ大統領が嫌いなんだなぁということがよくわかったという感想。また、たぶん僕とは考えていることの立ち位置は違うと思うのだけど、米国が我が...続きを読むPosted by ブクログ