川上純子のレビュー一覧
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ジェームスダイソンは洗濯機、電気自動車、固体電池、ダイソンファーム等色々なことに興味を持ち挑戦し失敗し成し遂げてきた。技術への情熱にはすさまじいものを感じる。失敗にこそ答えがある、構造こそ建築、気流に関する知識、農業と科学がイノベーションをもたらす、とても興味深い本であった。Posted by ブクログ
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やっぱり読ませるな~というのが感想です。これまでの著書にあった人類史というより、近現代の歴史を中心に、個人の危機と国家の危機を比較し、後者については、さらに7つの国の危機対応を対比するという内容。特に、日本と米国には2つの章を割いており、関心の高さが伺えます。
7つの国は、ダイヤモンド博士が住んだ...続きを読むPosted by ブクログ -
各国に起こった危機を分析している本書は、各章それぞれとても面白いだけでなく、12の要因を分析し、他の国と比較することで、よりその国についての理解が深まる。
第8章で現代の日本を分析しているが、人口現象そのものは憂慮するような問題ではないこと、少子高齢化の対応策として移民の受け入れを提案していたのは新...続きを読むPosted by ブクログ -
国家的な危機には、それが外部からであれ内部からで荒れ混乱を引き起こすが、逆にチャンスになるうるのだなと思った。
日本が明治時代の危機を脱した理由に、決断を先延ばしにして国力を高めたというのは、なるほどと思った。しかしながら、その成功体験が今の日本ではデメリットになっているのかもしれない(コロナ禍での...続きを読むPosted by ブクログ -
アメリカ大統領選挙が行われましたが、ジャレド・ダイヤモンドはアメリカが抱える大きな危機としてまず最初に「政治の二極化」をあげています。
今回の大統領選挙の投票率は低くなかったようですが、「投票率の低下」も大きな問題だと…、というのも年収15万ドル以上あるアメリカ人の投票率は80%を超えているのに、年...続きを読むPosted by ブクログ -
上巻では明治日本の選択的変化を評価した著者は、下巻では現代日本の国家的問題への対応について「希望を持っている」という。そのことは、突然の鎖国政策の廃止や第2次世界対戦での敗戦の時と同様に、「もう一度時代に合わなくなった価値観を捨て、意味のあるものだけを維持し、新しいしせたせいに合わせて新しい価値観...続きを読むPosted by ブクログ
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フィンランドの対ソ戦争、明治日本、チリのクーデターとその後、インドネシアのクーデター未遂後を襲った危機。その時、「国」はどういう選択をしたのか。
重要だったのは、必要だったのは「選択的変化」。
「危機に直面した個人と国家にとって難しいのは、機能良好で変えなくていい部分と、機能不全で変えなければ...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャレドダイアモンド様にどハマりしました。
上下で危機に直面し、変えることのできない制約と選択できる変化とを分別して危機を乗り越えた国家の事例を解説してくれる。
国家が紡いだ歴史から、どう組織は危機を乗り越えるのか。何が危機を生み出したのか、などを世界史を知らない人でも1から学べる。
その上で...続きを読むPosted by ブクログ -
ジャレットダイアモンド氏の歴史書。政治史・社会史
国家的な危機について、その内容・原因・解消の分析が
個別の事例で紹介せれている内容です。
フィンランド・近代日本・チリ・インドネシア・ドイツ・
オーストラリアの6か国の歴史と
日本とアメリカの進行中の危機
現代日本の進行中の危機についての論述と分析に...続きを読むPosted by ブクログ -
国家と危機と個人の危機の共通している部分とそうでない部分を見ていく。上巻はフィンランド、日本、チリ、インドネシア。12の分類により地理的な条件や指導者、ナショナル・アイデンティティの深さなどについて細かく比較していく。
『銃・病原菌・鉄」も読んだが、ジャレド・ダイアモンド氏はカテゴライズするのが好...続きを読むPosted by ブクログ -
ドイツは地政学的に弱く、そこでヴィルヘルム2世とヒトラーという独裁者が誤った方向に国を導いてしまった。大戦後はブラント首相が自国の非を認め新たな国づくりに乗り出し、EUの基礎を築いた。
オーストラリアは、歴史的形から白豪主義を取っていたが、地政学的条件から必然的にアジア移民の受け入れを行い政治体制も...続きを読むPosted by ブクログ -
フィンランド、日本、ドイツ、インドネシア、チリ、オーストラリア、アメリカの7カ国の近代史における変化と対応を述べて、今直面しているグローバルな危機にどう対処できるかを問う。
危機の認識、責任を受け入れる、現実的判断、他者から学ぶ、選択的変化の推進、強固なナショナルアイデンティティ、公正な自己評価、失...続きを読むPosted by ブクログ -
ベストセラー「銃・病原菌・鉄」の作家として知られるジャレド・ダイアモンドが、「個人的危機」と「国家的危機」の共通点と相違点を示しながら、危機全般とその危機に対する対応策について考察を行っているのが本書。
本書の構成が、①個人的危機、②国家的危機、③世界全体の危機、というように徐々にスケールアップし...続きを読むPosted by ブクログ -
下巻で取り上げられているのは、ドイツ、オーストラリア、日本(現代)そしてアメリカ。上巻で幕末~明治維新の日本は絶賛されていましたが、現在の日本はかなり厳しい。特に感じるのはドイツと異なる第二次世界大戦に対する清算かな。もちろん、現在直面する危機はあるのだけど、やはり認識の問題はとても大きく、日本人と...続きを読むPosted by ブクログ
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『銃・病原菌・鉄』や『文明崩壊』、『昨日までの世界』など、広範な知識を元に人類の歴史をグローバルな観点で分析をしてきたジャレド・ダイヤモンドの最新作は、近現代史における国家的危機を分析したものであった。
原題は、”UPHEAVAL: Turning Points for Nations in Ch...続きを読むPosted by ブクログ -
つぎの一〇年において、これらの問題は日本にどのような結果をもたらすだろうか? 現実的にみて、日本が現在直面している問題は、一八五三年の唐突な鎖国政策の廃止や、一九四五年八月の敗戦による打撃に比べれば大したものではない。これらのトラウマから日本がみごとに回復したことを思えば、今日、もう一度日本が時代...続きを読むPosted by ブクログ
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掃除機のダイソンの自伝。
ダイソンがイギリスの企業だと知らなかった。
勝手にアメリカだと思い込んでいた。
ダイソン氏はイギリス人やイギリスという国に対して、ものづくりを軽んじる傾向にあると憤っている。
それも知らなかった。
そのような逆風の中で、ものづくりに人生をかけてこれまでにないものを作ることに...続きを読むPosted by ブクログ -
ジェームス・ダイソン著
技術的な記載も多く、読みごたえが有る。株を購入しようと思ったが現在公開していない模様。ナイキの本でも感じたが、とにかく実名で人をけなしている。
・子供が皆創造的な仕事についている事は誇り
・子供時代に父親を失っている英国首相は86% 米国大統領12人
・英国は製造業に対する尊...続きを読むPosted by ブクログ -
あのデザインはもともと建築をおこなっていたからのようです。
三宅一生との信仰、何より自分のサイクロン技術を掃除機だけに留めないところが素晴らしい。Posted by ブクログ -
フィンランドのマリン首相の訪日、5/12NATO加盟の意向表明、本書を改めて読み直しました。
=ソ連が安全でないと感じている限り、フィンランドの安全はありえない。
=マリン首相の発言にある、ウクライナ侵攻で、ロシアとフィンランドの関係は根本的に変わった。
今後、このままでは何が起こってしまうのか。日...続きを読むPosted by ブクログ