・相手は自分とは違う存在であること。そこにこそ全ての問題がある。
・男性は左脳を使用しているときは、右脳は休んでいるが、女性は左脳で思考し、同時に右脳で感じるということを容易に行える。
・「性格の不一致」ではなく、「男と女の根本的な違い」
・男は「裁判官」。常に事実を発見し、それを表明しなければ気が
...続きを読む済まない。また事実発見型で、特別に発表しなければならない大事なことがない限り、取り立てて話す必要性を感じない。
・女性は「体温計」。自分がその時々「どのように感じているか」という気持ちを非常に大切にしている。
・男性は目的達成思考、つまりハンター。結婚するまでは獲物をゲットするために惜しみなく努力をするが、結婚してしまうと獲得する努力をしなくなる。これは愛が冷めたのではなく、結婚したことにより、目標が変わってしまったため。男性は往々にして、仕事に身を入れることが家庭を支えることになると知っているからです。
・女性は感情や同情を分かち合うことをごく自然に求めている。
・多くの男性にとって、コミュニケーションは自分の伝えたいことを、自分の伝えたい時に、なるべく簡単に省略して結論だけを一方的に伝えることだと考えています。しかし女性にとっては、コミュニケーションこそ生活そのものであると言っても過言ではない。ですから基本的に女性は、いつでもコミュニケーションを図りたいと願っている。コミュニケーションが円滑に機能していることによって、自分の存在が確かであるという安心感を得たいのです。それと同時に、女性は常に愛しいパートナーと「人生を共有している」という実感を必要としている。そうでないと、自分一人が置き去りにされているような不安を感じるのです。これは最も感じてはならない不安で、「自分が大切にされていない」という決定的不安につながってしまいます。
・男性はウルトラマン。男性は自分の存在が基本的に善であり、正義の味方であると思いこんでいるし、そのような自己意識を持たなければ生きていけないのです。仮に自分が悪くても、決して自分が悪いとは認めたがらない。それどころか、自分が悪くなかったことを力説し、説得しようとさえする。「隣のご主人ね、奥さんの誕生日にグアム旅行に連れて行ってあげたんだって。」と妻が夫に言ったとすると、正義の味方でなければならないと思っている男性にとっては、女性の発言が、「責められている」ように感じられることが多い。
・特に結婚してからの女性は男性が負っている潜在的なプレッシャーを理解するようにしてあげましょう。男性は、結婚した瞬間から、家庭を治め、安定を維持していかなければならないという社会的責任を無条件で感じるようになります。
・夫婦の会話でよくあるのは、男性が解決を提示したがるということ。例えば、奥さんが仕事で悩んでいます。「あ〜あ、明日も憂鬱だな」それを聞いた夫は簡単にこう言います。「じゃあ、やめれば!」男性はとにかく答えを出したがります。ほとんどの女性は、実際は答えを求めるよりも、感情表現を受け止めてほしいと思っている場合が多い。だから、問題自体が解決していないにも関わらず、気持ちを吐き出した後は、ケロッと立ち直ってしまうケースがよくみられる。
・夫がどこにいるのか妻であっても知らない。こんなことはちょくちょくです。妻は本当は知りたいと思っているのですが、夫が何も知らせずに出かけてしまうのです。
・同じように男性も妻がパニック寸前になるとようやくその様子に気づいて、重い腰を上げるという傾向がある。なぜなら、男性は女性が助けを必要としていることに気づいていないことが圧倒的に多いからです。
・男性にとって、家は休むところ。本質的にウルトラマンは我が家を自分の光の国にしたいと願っています。何をやっても文句を言われず、勝手気ままに疲れを癒やし、さらなる戦いにそなえるための休息の場所にしたいと願っている。
・妻が夕食の支度をしながら、夫の帰りを待っています。朝、出かけてから一言も夫の声を聞いていません。妻は誰もいない家の中で寂しさを感じながら、夫が帰宅する時のことに思いをはせながら家事を片付けています。夫が帰ってきたら、昨日言えなかったあれも、今朝言おうと思ったこれも言おう。頭の中でいろいろな会話を想像しながら、夫の帰りをずっと待っているのです。いよいよ夫の帰宅予定時間ですが、なかなか帰ってこない。連絡もなく、何かあったのではないかと心配が募り始めた頃、やっと帰宅。「遅かったわね。何かあったの?」などの質問にもすべて「ああ」しか答えない。
・誰よりも自分が愛されている。その実感の中で、彼女たちは安心を得たいと願っています。これが女性の基本欲求です。彼女たちに必要なのは「セキュリティ」つまり「安心」なのです。いくら楽しく恋愛していても、安心を得るということとは別なのです。だから、精神的な満足だけでなく、物理的な安定面を計算するのは当然のことです。男性は、結婚式を強行突破すれば後はなんとかなるもんさ!と簡単に思えます。しかし、女性は、この結婚は自分が求めている「安心」を生涯にわたってもたらすものであるか?ということを自動的に考えます。とはいっても、物質的安定以上に大切なのは、彼女たちの精神的安心感であることは言うまでもありません。女性は金持ちになって好き放題の生活をしたいと望んでいるのではなく、「一番愛されたい。一番大切にされたい」と熱望しているのです。そんな基本的欲求が満たされている限り、たとえ火の中、水の中、あらゆる逆境を乗り越えて生きていくだけのパワーを彼女たちは秘めているのです。
・結婚前の牧師の言葉。「もし君が彼女の心のケアを本当にできれば、彼女にいつでも自分が一番愛されているという安心感と充実感を与えることができれば、彼女は、君の行くところどこへでも喜んでくるだろう」 それほど、女性は感情的・精神的生活における「安心」を求めている。
・女性のセキュリティの性質は、安全基準は上がることはあっても、決して下がることは許されない。今ある安全対策が基準になって、その基準に達していないときは不安を生むのです。帰るたびに「愛している」といっていたのに、ある日言わなかったら「あなた、もう私のこと愛していないの?」と感じる。1日3回電話をしていたのに、2回に減ったら不安になる。ギュッと強かった抱擁の力の入りが弱くなったら不安になる。夫の帰宅時間が遅くなったら不安になる。女性は常に不安と隣合わせで生きています。それは彼女たちのセキュリティ志向のなせる業なのです。
・女性の安全基準は千差万別で、各々違う。しかも男性にとっては酷なことですが、彼女たちの安全基準は彼女たちしか決められません。その基準がどこにあるのか男性にはとうてい理解できないのです。だから男性にとっては、なんで女性が怒っているのか、まったく訳がわからないということがよくあります。「この間、タオルかけてって言ったのに、全然違うところにかかっていたじゃない!」「?」「私がどれくらい苦労してあのタオルを取り付けたと思っているのよ!あれを取り付ける時、なんども指を怪我して大変だったのよ。でも自分がやった方が忙しいあなたを煩わさずに済むと思ったんじゃない。あながたいつも忙しい、疲れたって言っているから。私はそうやって、いつもあなたのことを考えているのに、あなたは私のことなんか、全然大切に思っていないんだわ!」こんなことを感じていたなんて、彼には見当もつくはずがありません。言われてみて初めて気づいたというわけです。男性には、彼女たちが何をどのように感じ、どう考えているのかが理解できません。いつ不安に感じるのか、何を欲しているのか、説明されないかぎり理解できないのです。
・男性は常に思考に傾きがちなため、とかく無口になる傾向があるが、女性は常に「感じて」います。男性の何倍も感覚的なのが女性なのです。客観的事実よりも感情を基準にしがちになります。だから、結婚した夫が無口でいると、「もう、愛されていない。彼の愛は冷めたんだ。私たち、もう終わりなんだ」と決めてしまう傾向があります。ところが男性は事実思考なので、家に帰るという「事実」が自分の愛を表していると思いこんでいるに過ぎないのです。自分の感じ方という基準で安心や不安を抱く女性と事実にこだわる男性。愛の感じ方、愛の表し方が違うだけとも言えますが、結婚生活を実り多いものとするためには、男性は女性の感情生活により多くの神経を注ぐことが重要なポイントとなります。男性は女性に分かるように愛情を表現しなければなりません。
・「愛している」という言葉が気恥ずかしいなどと言っていないで、男性はがんばってもう少し女性との感情的交流を大切にしてはどうでしょうか。彼女たちが求めているのは、まさに「それ」なのですから。
・男性は、自分の中では「どうでもいい」と思っていることを話すようにしてください。彼女は会話そのものを楽しみたいのです。それでもなかなか話すべき内容が見つからないものです。そんな時に一番いいのは聞き手になることです。彼女の一日についてあなたが質問することです。
・「他の人のためには時間があるのに、私のための時間だけはない!」「私より、他の人たちの方が大切なんだ」と感じている。誰よりも大切にされたいと熱望している彼女は、男性の時間の割り振りをしっかり見ています。月に一度でもいいから、彼女と二人だけのでデートを楽しみましょう。彼女たちは、結婚した後も、いつまでも「女性」であり続けたいと願っている。しかし、夫が妻をデートに連れださないと、彼女はだんだん女性である必要を感じなくなっていきます。
・女性には、セックスとは関係ない、ノンセクシャルなスキンシップが必要。肩に手を置いてもらったり、手を握ってもらったり。そうやってセックス以外の面でも自分に関心を抱いてくれている彼の肌のぬくもりを感じて「安心」を得たいのです。
・「話したくない!」と彼女が言ったとき、それは本音では「話したい」という意味であることを理解する。話したいけど、あなたに対する不満が「話したくない」という感情的な発言になっている。この時に決して論理的に対処してはいけない。
・男性と女性とでは、ストレスを感じているときの対処方法が違う。男性は無口になって、自分の中で、持ち前の問題解決思考を駆使して、問題を解決しようと試みる。自分なりに状況を分析し、自分なりの答を論理的に考えている。こうして答が見えるとき、初めて男性は安心感を得る。女性はストレスを感じると吐き出さなくてはいられなくなる。つまり、女性のストレス対処法は「話すこと」。話すことでストレスを解消し、解放を得ようとする。
・別に謝るわけでもなく、特別なお世辞を言うわけではなく、親身になって話を聞き、彼女の感情を共有するだけでよい。女性は答えや解決を求めているわけではなく、話を聞いてほしいだけなのだ。
・男性は状況を軽くみようとする。「大したことない問題だ。すぐに解決する」と思い込もうとする。そして自分が当事者であることから逃れようとし、一般化してしまう。
・帰宅したあとも1時間は仕事が残っていると思いなさい。自分から「今日はどうだった?」と彼女に関心をもって尋ねる。
・出会ったころに興奮を覚えたお互いの共通点を喜ぶ心より、日常生活で体験する「違い」にばかり目が行くようになり、その違いを非難する心が支配的になってくる。
・理想的な人に出会うという言葉がありますが、理想的な人は見つけるのではありません。結婚とは理想的な人になることなのです。それも相手に理想的な人になってもらうのではなく、自分が理想的な人になることなのです。こういう共通の認識をお互いが持っていないと、一人がずっと耐えて、片方がずっと要求し続ける結婚生活になってしまうでしょう。
・男性にとってのコミュニケーションとは自分が必要と思ったことを相手に伝えることである場合がほとんどですが、女性は「相手を知る」とか「解り合う」あるいは「一緒にいること」という意味合いが強く、そこには相手の存在が自動的に含まれている場合がほとんどです。
・女性にとって、夫からの電話は伝える用件があるなしとは別の問題。電話をかけてくれることで、自分の存在が大切にされていることを感じていたい。お互いの事情や立場を話し合うことで、こういう場合はこうするというルールを作ると、女性は安心を感じることができる。
・「私の夫は、毎日私に向かって、お前の身体が今も一番きれいだよ、と言って私を励ましてくれる」。このように励まされると、女性は美しく歳をとっていける。女性が綺麗でなくなる時、それは実は愛する人から女性として見られていないと感じるときなのです。
・基本的には他人である二人が、一つ屋根の下で長く暮らしていくうちには、どんなに努力しても、決して分かり合えない部分が見えてくる。これこそが二人の決定的な違いです。この違いに直面したら、それを乗り越える方法はたった一つしかない。それは赦すことです。相手は何をしているのか分からないのだ、という認識に立つとき、あなたの怒りは驚くほど軽減することを発見するはずです。
まとめ
話を聞く。なるべく普段のことも話すようにする。恋人の頃のように女性としてみて、一番大事に考える。きちんと言葉に出す、行動に移す。カチンとくるようなことを言われても、相手は何をしているのか分からないのだという認識に立ち、許す。そしてなぜそう思ったのかを考え、そのことについて話しを聞く。