内田響子のレビュー一覧

  • 聖者の異端書
    結婚式の最中に消えた王子を探しに世界中を旅する王女の話。
    世界観的には、中世ヨーロッパのような世界で、「王女が一人で出歩くなんて論外」の世界で繰り広げられる冒険譚。
    タイトルの意味は最後まで読んでようやくわかる。
    基本的に淡々と進んでいく話。すごい盛り上がりはないが、テンポが良くて、話の端々でじんわ...続きを読む
  • 聖者の異端書
    友人から借りました

     ファンタジー。目まぐるしく、あちこちに行く、お姫様の話。

     弱き者、汝の名は女。
     という言葉で始まるこの物語。
     姫の一人称で、進む。
     この世界の女に名前はない。誰々の娘、誰々の女、誰々の妹と呼ばれるだけ。
     北の地の、さして裕福ではない領地の姫として生まれた主人公は、...続きを読む
  • 聖者の異端書
    名前のないお姫様の冒険物語。淡々と話が進んで行くのがいい、と私は思うけど、好き嫌い分かれそう。最初に読んだのはもう何年も前だけど、でもやっぱり今でも好き。全1巻
  • 聖者の異端書
    面白く一気に読めた。個人的に好みのタイプの主人公だったのが大きいかも。
    勇敢で知的な女主人公が好きだったら、素直に楽しめる話だと思う。
    脇役もそれぞれ人間味があるというか一癖ある感じで、それもまた良し。
  • 聖者の異端書
    C☆NOVELの『煌夜祭』がとても面白かったので、同じく賞をとっているこの本を読んでみました。なかなか面白い語り口で楽しめた。結婚式の日、式の最中に夫となるはずのパルジファルが消えてしまった…。そこからパルジファルを探して旅に出るお話。上下巻に分けられるくらいに、もう少し詳細に展開されれば☆5つだっ...続きを読む
  • 聖者の異端書
    第1回C★NOVELS特別賞受賞作。
    非常に特異的です。主人公もそうなら、語り口も。私にとってはこれがハマりでした。
    結婚式の最中に行方不明になった夫を探し出すために幼馴染を連れて旅に出た主人公の「わたし」。そこには数々の謎が……。
    賞の選考では賛否両論だったようですが、確かにそうでしょう。すべての...続きを読む
  • 聖者の異端書
    最初は面白いのだが、最後になるにつれて精神的、思想的、宗教的な話になり、つまりそこに重点をおきたいがために、最初と最後の話の流れが作業的に思えてしまう1冊。でも、面白いです。
  • 聖者の異端書
    盛り沢山。200ページなのがもったいない。大幅に加筆して600ページくらいあれば良かった。冒頭で「オリジナルは散逸した」風な事を書いてるので、シリーズ化もあるかも。
  • 聖者の異端書
    んー…なんやらよくわからんかった…
    何度もこれなんだったっけ、あれなんだったっけ、と行きつ戻りつしながらようやっと読んだ。斜め読みしてるからかもしれないけど。
    「大変、終生請願をしなきゃ」ってところが??となってしまって。大事らしいのにあんまり触れられてなくて(後に書かれるけど)置いてけぼりになって...続きを読む
  • 聖者の異端書
    淡々とした性格のお姫様の一人称で進む物語。お姫様の性格が面白かったけど、ストーリー自体はまるで出来の悪いRPGのようでした。どこそこに行って誰誰に会って来いの繰り返し。全体的な雰囲気は悪くないだけに、ご都合主義が目立ったのが残念。
  • 聖者の異端書
    最後まで読み終わって初めて、その意味がわかる。

    主役の王女に名前はないが、姫様なので支障がないというかそれほど意味はなかった。情緒に欠けるので王女に向いていないと自己分析する、妙に冷めた姫様なのが珍しい。結婚式の最中に掻き消えた夫王子を探しに、乳兄弟の坊主見習いのイーサンを連れて旅に出る。また共に...続きを読む
  • 聖者の異端書
    全体的にあっさり。神様みたいなのとの対話とかは面白いのに、あんまりどきどきはらはらしない。
    2009/7/16
  • 聖者の異端書
    2007.11.22。後半になればなるほど読まされてる感が強くなりました。前半はおもしろかったんですが。世界観の設定は結構引き込まれた部分があったんですが、ページ数が少なかったか話がざっくりすぎたか。展開が淡々としていて膨らみがなく、冒険譚としては物足りなかったです。
  • 聖者の異端書
    結婚式の最中に消えた夫を取り戻すため、わたしは幼馴染の見習い僧を連れて城を飛び出した――封印された手稿が語る「名も無き姫」の冒険譚!第一回C★NOVELS大賞特別賞受賞作。 読みやすい訳でなく。読みにくい訳でもなく…。少し物足りなさを感じた作品。キャラは良かった。…【2007/10/06】
  • 聖者の異端書
    封建時代のヨーロッパちっくな世界観をベースにした、ファンタジー小説。
    結婚式の当日に魔法でさらわれた旦那(王子)さまを探しに出かけるお姫様が主人公。そこへ幼馴染の坊主とか、口の悪い隣国の王子とかが従者として絡んでくる。
    ストーリーテリングをするお姫様の語り口調が面白くて、すいすい読める。すいすい読め...続きを読む