柳沢きみおのレビュー一覧
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オペラにカルエゴが詰め寄られている姿がなんとも素敵でした。これからどうなって行くのか今後にも期待です。匿名
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吸血鬼すぐ死ぬのタビコとヴェントルーのメイン回なので購入。すごく良い話だった。人間と吸血鬼の関係性の中でも1番好きかもしれない。信頼っていいなあ。
えなこさんのグラビアもすごく可愛かったので満足してます。 -
主人公の顔が少し前から裏の顔になってきていた。
少しずつ、しかし確実に変わる男を、その表情の変化で表現する、作者の真骨頂と言える。
裏稼業の話だから、こういった終わり方にはなるのだろうが、見事に描き切ったと思う。
二代目の風の物語も読んでみたいものだ。 -
この作品では、裏稼業の仕事の合間にワンパターンのように愛人との関係と家族との関係の間で揺れ動く主人公が描かれている。
その関係が緊迫してくる様子が、作品に緊張感を与えている。
物語もいよいよ佳境。
どんな結末を迎えるのか。 -
男くさい男のための渋い漫画だけど女でも夢中になって最後まで読んだ。もしも大手の社長と入れ替わることができたら…という男のロマンと苦悩の漫画だった。彼はちゃんと確認していないけど奥さんはちゃんと生活できているのだろうか。どういう終わり方をするのかな。
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無料版が面白くて2巻を購入。
容姿に自信が無かった男が整形で生まれ変わる。
でも、そうなって初めて外見ではなく人間は内面だと気づく。
そして、気付いた時には全てが遅かった。
死生観をも想起させる物語で、面白かった。 -
柳沢きみお先生の作品はいくつか読んだけど、ここまでディープなものはなかった。
常に「死」や「破滅」を意識させつつもその瀬戸際を描いていたのが、今作は完全にそのラインを飛び越えている。 -
柳沢きみお先生の作品を無料版でいくつか楽しませてもらいました。
この作品は特に面白かったので有料版も購入。
時代的にリアルタイムでは出会えなかったはずの作品をこうして楽しめるのは、BookLiveさんの無料版企画あってこそだと思います。
言い換えれば、面白い本を探しての本屋巡りをスマホでできて...続きを読む -
英語で「蠢く」はタイトルにある通りwriggle。
でもこの「wriggle」を和訳すると「のたうち回る」とも。
この作品の主人公を見てると、確かにのたうち回ってると納得。
恍惚感と絶望感の間を。 -
よく「慣れる」とか「飽きる」とかいうけれど、この作品は、特に絵があるマンガだからこそ如実に表現されている。
色褪せる、みたいな綺麗な言葉では表せられない人間の本質、本性がそのまま出ていて面白い。 -
なろう作品だと全てが主人公の思いのまま、もしくは主人公に都合の良い展開になるのがお約束みたいなものだが、この作者の作品では、むしろ破滅に向かって舵を切っているようにも思える。
その辺り、日本人の求めるものが変わってきているようで興味深い。 -
平凡以下だった男が影武者としてのセレブ生活に「堕ちていく」姿も、意外な実力を発揮して成功していくピカレスクな姿も、どちらも面白い。
常に、いつかは最悪のシナリオに行き着いてしまうのではないかという怖さも作品のスパイスになっている。