吉野純のレビュー一覧

  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    温帯低気圧、台風、竜巻、集中豪雨など最近世の中を騒がせている気象変化についての科学者の研究状況がわかりやすく解説されている。私的には、水循環の解析に水の同位体を使うという発想に目から鱗だった。異常気象というけれど、実のところ人間の定義した「常」が間違っているのかもしれないな。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    気象学の研究者7名による、最新の研究動向についての分かりやすい解説。素人にも分かるように、あるいは読者を引き込んでいくように、研究の動機や苦労話が語られる。著者たちの夢や意気込みが伝わってくる。私は気象について素人ですが、身近な現象から研究してみたくなった。高校生や大学生に読んで欲しいですね。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    お天気は面白いな~。いくつかの気象現象や予報業務そして気象統計についてわかりやすく書かれている。コレをよむとお天気に関する興味関心が更に深まる。
  • ヤマケイ新書 山岳気象遭難の真実 過去と未来を繋いで遭難事故をなくす
    過去の山岳気象遭難事故を、図を多用して解説。何が問題だったのか、どうしたら事故が防げたのか解りやすく教えてくれる。
  • ヤマケイ新書 山岳気象遭難の真実 過去と未来を繋いで遭難事故をなくす
    過去の有名な気象遭難について天気図を再現し、遭難を避けるには何がポイントだったかを考察している。このような再解析ができることにびっくりした。また気象現象の解説もわかりやすいのは好感が持てた。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    気鋭の若手研究者による現代気象学研究の最前線の紹介(但し2013年発行(^^;)
    それぞれの研究が分かりやすく説明されていて、とても面白かった。このところ注目の線状降水帯は、ここが始まりだったのかな?
    特に面白いのが、筆者ごとの研究トピックが書かれている「コラム」。台風の眼の中に入ることができた場面...続きを読む
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    研究者本。わかりやすさと最新情報、専門性を両立させた意欲作。入門ではなく、専門をわかりやすく解説した、という意味でおすすめできる。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
     最先端の研究している著者らが自らの専門分野について解説している。台風、竜巻、集中豪雨、梅雨そして天気予報と身近なテーマがほとんどだが水循環という専門性の高いものも扱っている。専門用語などやや解りづらいところもあったが平易な表現だったので読みやすかった。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    天気や気象は好きだけど、数式とか物理はちょっと・・・という(私みたいな)人には最適な本です。
    最先端の研究について、難しい数式無しで定性的に分かりやすく書かれています。なんせ縦書き。

    一般読者も対象にしているみたいですが、気象の勉強は中学の理科までという人には、やや骨が折れるレベルかもしれません。...続きを読む
  • ヤマケイ新書 山岳気象遭難の真実 過去と未来を繋いで遭難事故をなくす
    山岳気象遭難を気象学の観点から分析し、対策は無かったのかを振り返っている。結果論の分析と感じなくもないが… ただ、今後の登山にあたり参考になる一冊だった。
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    「クイズで読み解く天気図」が面白かったので、関連書として手に取ってみた。一番興味がある梅雨の章から読み始めて、台風、竜巻と進んでいって、結局全章を読み通せることができたが、半分くらいは理解していないのでホシ三つ。とりわけ第1章には四苦八苦で、最初から読み始めたものの諦めてしまった読者が相当いてもおか...続きを読む
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    高校1年生の時の担任の先生の専門は地学だった。
    地学がこんなに面白いと知っていたら、当初の目的が消えたときに、私はきっと地学か気象の世界を目指していただろうなぁ。

    と、幸運にして地球、気象の面白さに気づいた研究者たちが、温帯低気圧、台風、竜巻、ゲリラ豪雨...と、自分の専門分野について、平易に解説...続きを読む
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    表紙がいいな。雲ひとつない真っ青な空より雲がある真っ青な空の方が絵になるなあと思って読んでみましたが、なかなか難しいことが書いてありました。ただ、天気と気象という言葉が持っている範囲が研究という意味において私のイメージ以上に広いことは理解しました。天気予報を意味する以上の広がりでした。地球丸ごとに近...続きを読む
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと
    地学というのは、教えていない高校もあるほど教員不足のようで、それは受験できる学校が少ないからで、だから選択する学生も少なくて、の悪循環なのか? この本は、そんなことを憂いたであろう若手気象研究者による、気象への誘い。各著者の、気象愛的コラムにそれがあらわれています。
    タイトルほどには、これはわかって...続きを読む