原ひろ子のレビュー一覧

  • 子どもの文化人類学
    カナダのヘアーインディアンの子育てをベースに、世界各地の民族の様々な子育てについて紹介している。
    読みやすい書き口でスッと入ってくる。

    ヘアーインディアンの子は、教わることをせず、見て学ぶ。
    子育てに正解はなくて、どのようにしても育つ
  • 子どもの文化人類学
    本屋で偶然目にして購入
    優しい語り口の文章で、電車の移動中や寝る前、ほんの束の間の時間の読んでもつかれない良書。
    理解しやすいのに、読んでいてとても考えさせられます。

    子どもを育てる身として参考になるし、今現代社会は、特に本邦では戦後最も出生率が低下している時代に直面している中で、多くの人に目にし...続きを読む
  • 子どもの文化人類学
    正解も間違いもないし、なにしろ「結果」というものが一生わからない「子育て」

    こういう風になるのが良いハズだ、という希望や理想を外からの影響で持たされそうになるのが、今の日本には少しある気がしてる。

    驚いたのは、「教える、教えられる」という考え方が無い文化圏があるということ。何かをできるようになる...続きを読む
  • 子どもの文化人類学
    当たり前だと思ってたことがそうではないこと。人の幸せと自分の幸せは違うこと。しんどくなった時に目の前を広げてくれる気がする。
  • 子どもの文化人類学
    映画「ゆめパの時間」を見て、子どものことを考える材料として買った。
    川崎ゆめパークでは子どものやりたいを大事にして、子どもに危険と思われる刃物や火の使用も認めている。
    一方、本書で登場するヘヤーインディアンの子どもたちもナイフや斧などの刃物をかなり幼いときから使うのを大人が止めないという。大人はその...続きを読む
  • 子どもの文化人類学
    世界にはいろんな生活様式があり、社会での子供の扱いや役割もずいぶんと違うものだと改めて思う。

    この本は主にヘヤー・インディアンの子供達について書いてあるが、民族のしきたりとしてどんな事でも自分の守護霊と対話し決定するので、親だからといって子供に何か指図したり命令する事はないそう。そして子供を育てる...続きを読む
  • 子どもの文化人類学
    何か参考になることあるかなと思って手に取ってみたものの、1960年代のカナダの原住民(やその他の民族)の子育ての様子を記録したもので、さすがに時代と環境が違い過ぎた。
    ただ、短編集のようで読みやすいし文化人類学の読み物としては面白い。
  • 子どもの文化人類学
    子どもにわかりやすく書いた文化人類学のお話と勘違いして読み始めた.子供への考え方,育て方,関わり方などについて,カナダのヘヤーインディアンやジャカルタのイスラム社会,イスラエルのキブツなどいろんな民族の違いによって異なることを示していて,どれが正しいとか悪いとかではなく,その違いがとても面白かった.