カール・エリック・フィッシャーのレビュー一覧
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アルコールと煙草漬けの両親に育てられ、自身もアルコール依存症のリハビリを受けたことのある精神科医が、経験談を交えながら酒や薬物に依存する人びとと社会の歴史を辿っていく。
依存症の経験を持つ医師が依存症治療の歴史をまとめた、いわゆる当事者研究というやつで、まずいきなり結構ヘビーな著者フィッシャーの...続きを読むPosted by ブクログ -
アルコール・薬物の依存症対策史。著者自身が重度のアルコール依存であった過去を持ち、時折そのエピソードが挿入されます。欧米の対策や依存症への差別などかなりしっかりとした内容が紹介されています。読み応えありますがエピソードがふんだんに盛り込まれており読みやすい。Posted by ブクログ
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依存症当事者の精神科医著。
自身の体験も絡めつつ、依存症を取り巻く治療の変遷、政策と問題点、依存症に対する社会的な価値観とそれらがどう作られてきたのかまで深く掘り下げて書かれていてとても面白かった。
↓特に好きだった所
「依存症供給産業」が安全だと信じこませるために、その悪影響への疑いを持たせる。...続きを読むPosted by ブクログ -
現象をよりよく理解するためには科学が役立つが、しばしば脳を超えたあらゆるものが万事を決定するということを理解する謙虚さが必要なことも肝に銘じなければならない。
これに尽きる。
良書でした。Posted by ブクログ -
アルコールと薬物依存症から回復した精神科医の著者の経験と依存症の歴史について書かれている。
著者の体験は生々しく、一歩間違えば誰にでも起こり得ると感じた。
酒、タバコ、カフェイン、スマホ、薬、ジャンクフード、砂糖など合法でも依存性のあるものが身の回りに溢れているので付き合い方を考えるきっかけになった...続きを読むPosted by ブクログ