阿川大樹のレビュー一覧
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話題になっているだけアッて、ものすごくいい出来。
終電というと、みんな仕事上がりに飲みに行って、電車を逃したと思うかもしれないが、これはかなりひねりが効いていて、終電でラブホの深夜帯の掃除に出勤する元商社マンから、ホームレスとストリートミュージシャン、終電で寝過ごして山梨まで行ってしまい、彼氏に車で...続きを読むPosted by ブクログ -
〈内容〉大日本鉄鋼から独立し「オルタナティブ・ゼロ」として新たなスタートを切った旭山隆児、風間麻美、楠原弘毅の三人。麻美はオートバイのガレージ村、楠原はギター工房と、それぞれ得意分野で夢を現実にするため、プロジェクトに取り組んでいた。充実した毎日。仕事がこんなに楽しいなんて思わなかった。だが大日本鉄...続きを読むPosted by ブクログ
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久々のスマッシュヒット!
めちゃくちゃ楽しい小説でした。
中盤辺りまでは普通に読み進めていたけれど、起床転結の転結に当たる後半部分のスピード感!勢い!どんどん出てくる解決策!
すごく楽し勝った!
団塊の世代、こんなおっさんたちが沢山いれば素敵な世の中になるんだろうなあ。Posted by ブクログ -
読み始めたらとまらずに、あっという間に一気読み。
もっと頑張ろうって思わせてくれる本でした。
大事なのは行動力。
言うだけじゃなくて、実行する力とスピード感が大事なんだよね。Posted by ブクログ -
ジャンル的には経済小説になるのかな。その堅苦しさを全く感じさせない爽やかで元気になる本!働くことの意義について悩んでいる人には是非勧めたい。変に感動を押し売りすることなく、でも気づいたら胸がいっぱいにさせる話。ただ…あのセクハラのくだりは必要なかったと思う…Posted by ブクログ
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爽やかな読後感です。
7つの話で構成されていて
それぞれに少しずつ、気付かない
くらいストーリーが交錯しています。ほんわかする心温まる話が
多いですね。
どの話もラストシーンの締め方
が秀逸でおしゃれで、心に残ります。
個人的には4話の閉じない鋏と7話の
ホームドアが特に良かったですね。
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初・阿川大樹。
台風により終電が早まる日の5つの物語で、第一話、四話、五話が好き。
台風の日と一口に言っても、そこにはさまざまな暮らしがあって事情がある。
各章の間には関係性がなくても、台風の日というだけで連帯感みたいな連作短編集を読んでるような楽しさがあったが、まさかの第五話で再びの人物登場で嬉し...続きを読むPosted by ブクログ -
第4話と第5話が印象に残りました。
駅員さんのお話と、お医者さんのお話。
その場所にいる人に見えている情景。
その人から見た現実。
私たちは、自分に見えている現実しか知らなくて、その向こう側にはまた別の人にとっての現実の時間が流れているのだということが胸に残りました。
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7話の短編集で、終電近くの電車が事故などで運転見合わせになることが共通しているものの、感動する話やら悲しい話やらいろいろ!短編にありがちな物足りなさはあるものの、それなりに面白かった!Posted by ブクログ
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2年後に廃止されることが決まっていた山花鉄道
そんな山花線を残したいという思いで会社を立ち上げ、奮闘する3人組の物語です。
会社を辞めたり自らの資金を投資してまでローカル線の再建に挑む3人の行動力に感心しながら読みました。Posted by ブクログ -
台風で終電で早くなるって現実にもあることで。
想像しやすいのは、混雑する駅とか帰宅難民とか?
そんな時でも、人によっては人生の大事なワンシーンだったりする。
台風って予定を台無しにしかしなさそうなイメージだけど、台風があったからこその結果もあって。
せつないものから、ほっこりするものまで。
ここ...続きを読むPosted by ブクログ -
なんだ泣くほどの話ではないとタカを括ってたら、最後にガツンと…。
病院の待合室で読んでたので、涙を懸命に誤魔化しました。
軽くさっさと読めるので、最終話以外は病院の待合室に最適ですね。Posted by ブクログ -
電車が止まったことで運命や考え方が変わるきっかけを与えられた人々の物語。重い話も多かったが、感動できた。ちょっとした人生の変化を描いていて、登場人物のクセも良い感じにあって、楽しい。Posted by ブクログ