ダナ・マッケンジーのレビュー一覧
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とても面白い本。「ですよね!そうするしかないですよね!?」という部分(因果ダイアグラムと、それが主観的にしかやりようがないという点)と「すいません、それもう少し詳しく書いてください」の部分(do演算子やバックドア基準、フロントドア基準のルール)があり、後者は別の本を読めばいいのだろうか。練習問題があ...続きを読むPosted by ブクログ
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世界屈指の人工知能科学者が因果推論について、過去の事例や著者自身の経験・研究をもとに解説している。そもそも因果推論とはなにをすることか、人工知能の科学者がどうして因果推論について研究することになったのか、因果推論を蔑ろにしていた統計学者などの歴史、一貫して重要性を主張していた因果ダイアグラムの解説な...続きを読むPosted by ブクログ
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『自主的に薬Dを服用した患者の寿命Lの観察頻度は、数学的にはP(L|D)という式で表すことになる。これは、統計学の教科書に出てくる標準的な条件付き確率の式だ。この式が表現しているのは、患者が薬Dを服用したのを見て考慮に入れた場合の寿命Lの確率Pである。P(L|D)とP(L|do(D))ではまったく違...続きを読むPosted by ブクログ
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因果推論って難しくて腑に落としにくいですが
先人たちがどう悩んで論を立てていったかをなぞることにより理解を深めるってのはありですね
スラスラ読めるってほどでは流石にないですが内容の難しさの割にはリーダブルで好著Posted by ブクログ -
『入門 統計的因果推論』を始めとした著書があり,因果推論では知らない人はいないであろうJudea Pearlの本が書店に積まれていることに驚いた。内容としては,Pearl流因果推論の道具を取り上げつつも一般人向けに物語を仕立てたものとなっている。Posted by ブクログ
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因果推論の基本を歴史を交えながら解説する本
いい内容だけど歴史を交えているせいで長すぎる。純粋に因果推論とか因果ダイヤグラムを学びたいなら伝えたい点に絞ってある方が学びやすい。Posted by ブクログ -
物語としてはとても面白かったです。ピアソンやフィッシャーといった大家のプライベートな側面や、著者が歩んできた特別な道筋など。
ところどころ数式が出てきますが、このあたりは縦書きで読むのややしんどかったです。技術的なところは別の本で勉強したい気がしています。
強いAIに踏み込もうとする姿勢など、かなり...続きを読むPosted by ブクログ -
難しかった。松尾先生の解説で、何となく全体像は見えたかも。因果関係という当たり前と思える事象に統計学が対応できたのはつい最近らしい。独自の因果モデルを作れば馬券ソフト開発に役立つか?
・相関は見られたが、因果については何も言えない 時代が続いた。
・因果について表現する言語を発明→因果ダイアグラム...続きを読むPosted by ブクログ