伊藤紀子のレビュー一覧

  • カラハリが呼んでいる
    ザリガニの鳴くところの著者夫婦、実際に育った湿地のリアル。
    すごく綺麗で儚くて美しくて生々しかった。
    写真集ぽいところもあり。
  • カラハリが呼んでいる
    ザリガニが泣くところの筆者とそのパートナー マークによるカラハリ砂漠での野生生物(ライオン、ハイエナ、ジャッカルなどの)観察ノンフィクション。
     動物のことだけでなく、野外調査に付随する様々な問題、文明化の問題、調査にかかる費用をどう捻出するか、また野生生物をどのように保護するべきかなど、様々なこと...続きを読む
  • カラハリが呼んでいる
    今年のベスト3に入る一冊。
    若き動物生態学者夫婦が、カラハリ砂漠の動物たちを追って過ごした7年にも亘る日々の記録。分厚い本だが、動物が好きなら夢中で読めるだろう。
    日中50℃にもなる荒野で熱中症と闘いながら、アナログな機器と身体を使って動物を探し、書いて記録し、来るかわからない補助金を待つ。でも好き...続きを読む
  • カラハリが呼んでいる
    素晴らしかった。
    「ザリガニの鳴くところ」がとても良かったので、その著者が書いた本と知り購入。「ザリガニ〜」の原点はここだったのかと納得した。

    ボツワナのカラハリ砂漠での7年間にわたるフィールドワークの記録。と一言で言ってしまうには勿体ないほど壮大で、文明にまみれた今いる世界が本当に同じ地球なのか...続きを読む
  • カラハリが呼んでいる
    ノンフィクションの冒険譚。
    個人的にはやはり、ボーンズが好きだった。
    骨を折るほどの怪我をして疲弊しきっているボーンズに簡易治療を施し、計2、3体ほどの餌も与え、その餌もあまり近くに置くと警戒されるので少し離れたところに置かざるおえないが、そこから自らの陣地の木陰までボーンズが運ぶ上で、傷が開くので...続きを読む
  • カラハリが呼んでいる
    本というより文献。オーエンズ夫妻が行ってきたカラハリ砂漠でのフィールドワークの記録。ザリガニの鳴くところから派生して読んだが、まさに原点。命懸けの研究結果を読ませてもらった。ここまで素晴らしい研究をされていた方だったとは。だからこそ書けた作品であったと納得。長いのでこの手の内容に興味がないとなかなか...続きを読む
  • カラハリが呼んでいる
    学術書しかほとんど読まない中、小説というか、体験記?みたいなこの本に触れてみた。
    何というか、強い憧れや尊敬をただただ感じた。ものを振り払い、全てを捨てて、愛する人と二人、大自然に囲まれながら研究をする。難しくて、その分美しい。いやぁ。すごいですね。この二人は。