高野慎三のレビュー一覧
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伝説の漫画雑誌「ガロ」、そして、ガロを巡る人々と、神保町界隈の50年、60年を語るもので、実に面白かった。
わたしは、東京事務所が神保町にあるので、もう、ここで取り上げられる場所がどれも具体的に浮かび上がってきて。
そして、なぜか、昔から、わたしは、この1960年代にノスタルジーを感じるのです、生ま...続きを読むPosted by ブクログ -
ガロ全盛期の編集者により、当時の作家陣や関係者の熱気あふれる状況が描かれています。巻末のつげ義春氏のご子息との対談は、人となりがリアルに伝わってきて興味深いものがありました。ちくま文庫にはガロ関係が比較的多いような気がしますが、復刊もして欲しいところです。Posted by ブクログ
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つげ義春を伝説にした、ある意味功労者の証言、ある意味全共闘臭い爺の回想録。
つげの私的世界に、運動の臭いをつけたという意味で、功罪。
いろいろな意味で興味深いという感じ。
青林堂で「ガロ」、北冬書房で「夜行」、「幻燈」。
(別名は権藤晋)
内容
1960年代末、マンガ、映画、演劇、アート、さまざま...続きを読むPosted by ブクログ -
60年代末、青林堂に入社し「ガロ」初期の編集に携わり、その後、北冬書房を立ち上げ「夜行」「幻燈」などを発行した著者の回想エッセイ。
基本、老人のノスタルジーだし、個人的に嫌悪しているあの全共闘世代特有の鼻につく雰囲気が充満しているが、つげ義春、林静一、滝田ゆうなどのエピソードは興味深いし、当時の雰囲...続きを読むPosted by ブクログ