作者未詳のレビュー一覧
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今まで読んだ古典の現代語訳で最もライトで読みやすかった。「虫めづる姫君」の生き様が格好いい。
現在の視点から外在的に楽しむ、というところから、当時の人の気持ちになって内在的に楽しむ、ということができてくると古典は楽しいのかもしれない。
古典とSFは、どちらも現在と異なる世界を見せてくれる。でも、SF...続きを読むPosted by ブクログ -
いつの時代も人は物語を求めるのだなと感じた。
訳は読みやすく平易な文章だが詩情があり、古典への入り口に適していると思う。Posted by ブクログ -
短編集なんだけど、どうして、なかなかおもしろかった。個性派の粒ぞろい。
どの物語も情景を想像すると美しく、1つの話を覗いては、最後はどうなったんだか?という処終わりを迎え、結果をはっきりとは描いていないので、可愛そうな話も少しオブラートに包まれる優しい短編集。
花桜折る中将
月の光を朝日と...続きを読むPosted by ブクログ -
訳がライト過ぎて、あまり平安朝の雰囲気が楽しめなかった。ジュニア向けかな?
20220917表題作のみ再読。常識にとらわれない生き方をする姫君。現代におきかえて読むとなかなか味わい深い。Posted by ブクログ -
平易な訳文でとても読みやすかった。
ただし、ところどころ砕けすぎというかなんというか
幼稚というか易しすぎる表現になっていて
少し残念な感じもした。
物語は、現代とのギャップが面白かったり
昔も今も人間は同じだなと感じたりした。 -
今もありそうな人間模様。
現代語で読めるって、いいよな、と思いつつ、時代の特徴とかは学んでいた方がよいわけで。有名なのは圧倒的に「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」ですが、他も結構面白いので、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたい。
「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」あれ、最後ってこんなto be...続きを読むPosted by ブクログ