ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズのレビュー一覧

  • 嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書――自閉症者と小説を読む
    脳科学に興味を寄せる文学教授が、自閉症者と一緒にアメリカ文学を読んでみた記録。


    面白かった、という感想は、本文中で「僕が本気で傷ついた会話を楽しみのために消費してほしくない」と語る人がいるので憚られるのだが、それでも面白かったと言わせてほしい。ニューロティピカル(脳神経的なマジョリティ)が「自閉...続きを読む
  • 嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書――自閉症者と小説を読む
    自閉症と文学の相性。

    文学とは、心のモヤモヤを、あえてそのまま
    表現しようとする試みである。
    「知覚可能な抽象」

    自閉症者は、超具体の世界に住む。
    今ここに生き、情報を選択しない。
    抽象が理解できない。

    文学は、知覚可能な抽象として、
    自閉症者に抽象のあり方を指し示す。

    例えば、詩のリズムは...続きを読む
  • 嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書――自閉症者と小説を読む
    自閉症者がどうこう以上に、”読むとはどういうことか”について考えさせられた。
    私はどう読んできただろう。。。