ジェイムズヘンリーのレビュー一覧
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1874年作。
ヘンリー・ジェイムズではあるが最初期の長編なので「そうでもないかな」と思って読んでみたら、これがかなり良い作品だった。
かなり厚めの文庫本で2分冊にしても十分良いくらいなのだが、また、ジェイムズならではの緻密で濃度の高い地の文がぎっしりつまっているのだが、プロットがほどよく進展...続きを読むPosted by ブクログ -
2,400円もするし、解説まで入れたら600ページくらいあるし、すごく読み応えがあった。小説としてのストーリーはそんなでもないのだけれど、登場人物の心理描写は深く、面白かった。
まあ、夏目漱石が書いた、三四郎とかこころとかの少し退廃的な、放蕩息子たちが織りなした心理描写に近いものがあるように感じた...続きを読むPosted by ブクログ