ポール・ギャリコのレビュー一覧

  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    ミセスハリス、パリへ行くが面白かったので、続けてミセスハリス、ニューヨークへ行く、も読んでみました。

    今度は、隣家に住む一家から虐待を受けている可哀想な坊やの父親を探しに、ちょうど舞い込んできた家政婦のお仕事に相乗りしてニューヨークまで行ってしまいます。

    ハリスさんの人柄にみんな引き込まれてしま...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    若山曜子さんのInstagramで紹介されていて、気になって手に取りました。
    ロンドンのお掃除おばさん、ミセスハリスがディオールのドレスを求めてパリに出かけるお話。

    ハリスさんの人柄が、出会った人を幸せにしていく、とてもハッピーなお話でした。面白かった!
    ニューヨークと国会の話も読みたくなりました...続きを読む
  • ミセス・ハリス、ニューヨークへ行く
    再読。ハリスおばさんが抱える難題を「私たちの」と言ってくれた運転手さんが印象に残っていました。今読むと侯爵もでした。ハリスおばさんの人としての魅力ですね。今作はハッピーエンド!良かった!「ハリスおばさんは、こぼしたミルクをおしがって泣く人種ではなかった」。梵天丸もかくありたい。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    「ジェニィ」や「トマシーナ」で有名な猫作家ポール・ギャリコの作品。映画紹介をきっかけに購入。
    ディオールのドレスに一目惚れしたミセス・ハリスが爪に灯を灯して貯めた虎の子でパリに乗り込んで…まさに勇気と奇跡の物語。

    2022年公開の映画もアマプラで視聴。
    うん、素敵なコメディでディオールのドレスも素...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    疲れた時にぜひ読んでみてください。
    元気もらえますよ!

    自分の好きなものに
    ガムシャラにつき進むって、
    遠くから見ていても胸が熱くなります。

    そんな気持ち、思い出させてくれます。
    私の好きなもの、何かな?って。

    日々の生活の中で、そんな事考える余裕がない時、
    余裕がないな、って気づけるだけでも...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    懐かしい。子供のころに読んだ本(タイトルは『ミセス・ハリス、~』じゃなくて『ハリスおばさん、~』だったけど)。また読みたいなとずっと思っていたくらい懐かしくて好きな本。やさしさに満ちていて、まったくアナログな世界なんだけど、今の時代にこのやさしさはないだろうなあ・・・しかし映画化までされていたとは知...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    仕事に矜持を持った英国人の家政婦・ハリスおばさん。仕事先でクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、無謀ともいえるドレス購入計画を立てる。試行錯誤でお金を貯め、とうとうパリの地についたときは、この先どうなるのかと胸躍った。心根のいい人は反省するし誠実な行動が取れる。そうでない人は恩を仇で返す。両者...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    ラストのエピソードが、とても印象的です。
    起こってしまった事を嘆き続けるより、今ある幸せに目を向けて。
    でも、2度と同じ失敗をしないために覚えておく。
    人生、次へ進む。
  • ほんものの魔法使
    世界の美しさを映すことで、嫌みなく、疲れた心に寄り添ってくれるような本。

    世界には魔法が溢れている。
    でもその存在に気付かない、使い方が分からない人間には使えない。

    人は弱いながらも成長し、善と悪、そしてそのどちらでもないあわいで揺れ動きながら変化し続ける。
    それを教えてくれるニニアンの存在も貴...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    素敵なハリスさん!
    ハリスさんに出会う人が、みんな幸せになってゆく。

    ドレスを買いたいという夢のために、どうするのかな?と思っていたら、初めは運任せなハリスさん(笑)
    その後、真面目にお金を貯める姿は本当に素晴らしい!

    最後は少し泣いてしまった。
    やっぱり、物より思い出なんだよね。
    このフレーズ...続きを読む
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    観てから読みました。
    映画も好きなタイプでしたが、原作はもっともっと良かったです!

    映画より現実的で、時代背景もより悪意なく映し出されていました。例えばミセス・ハリスの外見を見ただけで職業がわかるマダムコルベールや侯爵。特に侯爵は、映画よりもリアルでした。差別というよりそういう現実がある…
    今の世...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    自信がなくなってる時落ち込んだ時に是非読んでほしい。ワクワクするような素敵な世界に没入しているうちに大丈夫だよって包み込まれたような気持ちになりました。
  • ほんものの魔法使
    魔術師の都マジェイアにある魔術師名匠組合に加入するため、試験を受けに来た他国者アダムとものいう犬のモプシー。モプシーがモップ犬で可愛らしいのに毒舌なの良かった!
    華やかな加入試験の舞台裏で、魔術師たちの権力争いが同時に進行する展開が熱かった。
    トリックや舞台装置を介さない”ほんものの魔法“とは?
    ...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    長いこと積読してたけど読み始めたらびっくりするぐらい面白かった。魔術師名称ギルドに加入するための試験にはるばる山を越えてやってきた主人公アダムとしゃべれる犬のモプシー。しかし魔術師名称ギルドは魔術師とは名ばかりの手品師が所属するギルド。ほんものの魔法が使えるアダムはその予選で行った演技について周りか...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    昔々読んで、ものすごく影響を受けた作品。再販されたとの情報に喜び勇んで再読した。

    盲点を突かれたようなすてきな設定で、ワクワクするというよりはハラハラする展開で、気がつくと主人公たちを心から応援している自分がいる。主人公が語る「ほんものの魔法」がとても魅力的で、若い頃に読んだのと同じように心を持っ...続きを読む
  • ほんものの魔法使
     魔法使いのアダムは魔術師の街マジュイヤへ、物言う犬のモプシーと共にやってくる。

     そこにはありとあらゆる魔術師がいるのだが、アダムは本物の魔法使。

     彼がこの町で出会ったジェインとニニアン。二人にもたらした奇跡の物語。

     ああああ! 好きだー! ギャリコ!!
  • ほんものの魔法使
    魔法の都とよばれる都市マジェイアにストレーン山脈を越えてグリモアからアダムという青年がやってきます。
    アダムはマジェイアの手品師や奇術師が加入する魔術師名匠組合に加入する試験を受けるつもりでした。
    百人の魔術師が受けて合格するのは3名のみ。

    そこでアダムはマジェイアの市長にして魔術師の統領のロベー...続きを読む
  • ほんものの魔法使
    (わたしは)これを、訳含めて、「児童文学」の傑作の棚に置きたい。「モモ」や「ゲド戦記」と同じ、『決して古びない真実のファンタジー』の棚に。……あと個人的にモプシーが、「猫語の教科書」を思わせる思わせる書き方をされているのがとてもうれしい。
  • ミセス・ハリス、パリへ行く
    とても可愛いお話なんだけど、読後感は複雑。
    結局は、「もの」ではなく人と人とのつながりであり関わりが大事ということなのだろうか。
    素直には結末を受け入れるのは難しいとは感じたものの、ハリスおばさんの素敵な経験は読んでいてもワクワクしました。
  • ミセス・ハリス、国会へ行く
    毎回、ハリス夫人の人柄に影響された人達によってトントン拍子で都合よく進むかと思いきや、急に現実的な困難に直面して苦しむというのがクセになるシリーズ。
    今作では、“あんたもわたしも楽しく生きなきゃ“をスローガンに、選挙活動をする。
    ハリス夫人のような人がいたら夢をみて票を入れたくなるかもしれないが、実...続きを読む