喜多代恵理子のレビュー一覧

  • 三時間の導線 上
    本作は、ストックホルム警察のエーヴェルト・グレーンス警部が活躍するシリーズで、凄腕の潜入捜査員のピート・ホフマンが登場するようになって「ダブル主人公」というような感じになってから3作目ということになる。
    エーヴェルト・グレーンス警部は現役最年長の捜査員という感じで活動している。短気で怒りっぽく頑固で...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    スウェーデンの小説の翻訳だが、夢中になった。
    上巻は、大量の死者が発生していた件を巡り、グレーンス警部が事件関係者を何としても逮捕すると熱いモノを滾らせ、手段を択ばないと、あのピート・ホフマンに協力を依頼するというようなことになる。
    下巻は、ホフマンの活躍でもたらされた情報、スヴェンとヘルマンソンの...続きを読む
  • Awe Effect
    ▼心が疲れてるときに

    癒しを感じさせる森の写真の表紙。
    内容も心が疲れてるときにピッタリです。

    大自然を見たときの感動や驚きなどの感情【Awe(オウ)】を、科学的に分析した本です。
    ストレスから解放されたストレスフリーゾーンでもあります。

    ▼必要不可欠な感情Awe

    感情Aweには、健康的なメ...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    うーん。そうくるか。

    このシリーズは、最後の最後に驚きのどんでん返しが起きるような作品ではないので、予想外の事はあまり置きません。とはいえ、組織の頭目の最後はあっけなかったですね。途中で、「なんか、彼怪しいな。伏線?」と思っていたんですが、半分当たって、半分外れたという感じでしょうか。

    なにやら...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    三時間は、三分や三秒と同じくらい長かった。

    いやぁ、これまた読むのを止められない小説だったことよ。グレーンスが走るところは胸がアツくなりますね。不自由な脚に、年老いた体に鞭を打って走る姿に。
    年々ガンコになるのかと思いきや、少しずつ丸くなっていく様で微笑ましさも。
    解剖技術者との展開気になるわ~~...続きを読む
  • 三時間の導線 上
    三秒、三分と続き今度は三時間!
    まだ上巻読んだだけですが、相変わらず読ませるな~。
    しかしグレーンス警部も年取ったなと思わざるを得ない感も、少なからずある。。。
  • 三時間の導線 上
     グレーンス警部と潜入捜査員ピートとのW主人公シリーズ三部作も、いよいよ大団円を迎える。

     『三秒間の死角』が、作品の完成度やインパクトのわりに正当な評価を得ていなかったものの、アンデシュ・ルースルンドの名は、元囚人の肩書きステファン・トゥンベリとの共著『熊と踊れ』二部作により、一気にエース級作家...続きを読む
  • 三時間の導線 下
     グレーンス警部と潜入捜査員ピートとのW主人公シリーズ三部作も、いよいよ大団円を迎える。

     『三秒間の死角』が、作品の完成度やインパクトのわりに正当な評価を得ていなかったものの、アンデシュ・ルースルンドの名は、元囚人の肩書きステファン・トゥンベリとの共著『熊と踊れ』二部作により、一気にエース級作家...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    グレーンス警部シリーズ第7弾。難民問題が事件へとつながっていく。大量の難民がコンテナで運ばれ亡くなっていく現実。そこにビジネスとして介入する組織。人を人とも思わないような環境に置くこと。それに対するグレーンスの怒り。いつも苛立ってばかりのグレーンスだけれど今作は信頼というのも一つのテーマにもなってい...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    初期の頃のバリバリの社会派の影を薄めつつ、うまく路線変更してきてるかなと。
    なんにしろグレーンスの変貌ぶりに愛情を感じた。
  • 三時間の導線 下
    グレーンズ警部のシリーズだとは知らず、パウラ(ピート・ホフマン)のシリーズだと思っていました。
    常に用意周到な男、ピート。
    必要とされることが、人生に大きな意義をもたらすものなのですね。
    善行をしていると信じていた彼も気の毒でした。
    ピートには家族でゆっくり過ごしてもらいたいものですが、まだシリーズ...続きを読む
  • 三時間の導線 上
    「三秒間の死角」「三分間の空隙」に続く物語。続きがあるのは嬉しい半面、せっかく家族の元に帰ったのに…という思いもある。どうか無事で…!
    下巻へ
  • 三時間の導線 上
    スウェーデンのミステリー。
    遺体安置所に収容していないはずの遺体が増えていた。
    難民受け入れビジネスとの繋がりか。
    アクション色あるが、社会派の一面もある作品。
    北欧特有の暗さがあまりないのも特徴
  • 三時間の導線 上
    『三秒間の死角』『三分間の空隙』に続く作品。

    いやぁ、あっという間に引き込まれますね。一気に読んでしまいました。

    定年間近なはずなのですが、グレーンスがパワフルに動き回ります。

    そして、ピート・ホフマン。もう、堅気の生活を送っていたんですが、グレーンスに頼まれ、またも・・・

    上巻は、まだ話の...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    読み進めるうちに、ハラハラドキドキ感が高まった。昨日、グレーンス警部を老害と書いてごめんなさい。結果はどうであれ命を張ってホフマンとの約束を全うしようとする姿勢に再びファンになった。初の単独著書になったが読み続けると思う。
  • 三時間の導線 下
    西アフリカ。現在は民間警備会社に所属している「その男」のもとに、グレーンス警部が来訪する。ストックホルムの奇怪な大量殺人事件の闇を暴くことは彼にしかできない。真相究明を託された男はまたも危険な組織の懐へと身を投じる。自らに課した使命を達成するまでの刻限は、たった三時間。その導線に今、火が点けられた!...続きを読む
  • 三時間の導線 下
    CL 2022.1.30-2022.1.31
    グレーンス警部のシリーズを、そうと知らずに何冊か読んでいるらしい。
    三秒間の死角も読んだけどほとんど覚えていない。
    それくらいわたしには合わなかったみたい。

    ホフマンを家に帰れないようにしたのは自分なのに
    息子のことで説教垂れるとは。
  • 三時間の導線 下
    グレーンス警部シリーズは、登場人物それぞれが異なる正義を持っていて、単純な善悪で語ることのできない複雑さ、リアリティを持っていて、だからこそ物語に入り込め、アクションシーンで手に汗を握れるのだと考える。今作もそうで、冒頭で記述された事件には、登場人物の悪意だけではなく善意も絡んでいた。そして、主人公...続きを読む
  • 三時間の導線 上
    コンテナに詰まった大量の死体!
    という衝撃的なオープニングから
    とりあえず大きな出来事は起きないまま
    上巻終了。
    下巻に向けての伏線を張っているところなのかな。
    潜入捜査のところがちょっとドキドキする。
    このまま無事に済んでくれるといいんだけど。

    主人公の老年の刑事が
    なんだかいまいちパッとしない...続きを読む