平居紀一のレビュー一覧

  • 甘美なる誘拐
    まだ文章が少し荒削りな所もあるけれど、テンポが良くて読んでいて気持ちがよい作品
    最後のどんでん返しが痛快!
  • 甘美なる誘拐
    会話文と情景描写のバランスが良くて読みやすい。理詰めミステリでよくある淡々とした文章とは違う、好みな感じだった。
    展開、ギャグセン、疾走感のある筆致、とにかく面白かった!最後の最後までどう終わるのか予想がつかずドキドキしながら読んだ。起承転までかなり笑える。結はふつう。
  • 甘美なる誘拐
    「元彼の遺言状」とこのミス大賞を競いあっただけあり、さすが!散りばめられた伏線、回収はもちろんですが、
    個人的にはストーリーの大筋のどんでん返し伏線ではない、小さな仕掛け(身代金のドローンのくだりや、春香誘拐の時のトリックなど)にも
    きちんとからくりがあって面白かったなと思いました。
    中盤まで、「こ...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    ヤクザの下っ端二人が主人公で
    上から言われた仕事(誘拐)をすることになり
    その顛末の物語
    それに自動車部品店の話も絡んできて・・・
    前半はいろいろ盛りすぎではと思いながら読んでました
    誘拐もなかなか始まらないし
    でも中盤くらいからはなんかスピードに乗り
    読み進めちゃった感じです
    内容的にちょっと強引...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリ受賞作。意表を突いた誘拐ミステリーのプロットはなかなかよくできている。このプロットが成功している、つまり読書を騙せる要因は、ヤクザの下っ端二人組、真二と悠人の関係性と会話の妙にある。この性格の全く違う二人の描かれ方が素晴らしいのですっかり騙されてしまっ...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    このミス大賞の作品
    ヤクザになりかけの若者たちが主人公。
    身代金受け渡し場面が先にあって、それは被害者目線だったから犯人捕まえてなんぼだけど、主人公目線だとうまく身代金は回収しないといけないんだよなぁなんて考えたり。
    そしたらあれ?どこで何が起きたの?な展開にコンフィデンスマン的な形勢逆転があってス...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    第19回『このミステリーがすごい』大賞、文庫グランプリ賞受賞作。同時受賞は大賞に『元彼の遺言状』新川帆立。

    出てくるのは麦山組のヤクザの下っ端のチンピラみたいな市岡真二22歳と草塩悠人23歳の二人組プラス手下のマサヨシ。

    あとは店の土地と建物を売って立ち退きの要求をのまないがためにヤクザたちに嫌...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    中盤までは仕込みもあってダラダラと進んでいたが最後に全てがひっくり返るコンゲーム。犯罪には違いないけれど、概ねみんなハッピー。伏線も回収されお見事。
  • 甘美なる誘拐
    ありとあらゆる謎が散りばめられ、そして収束していくラストが読んでいてとても気持ち良かったです。
    展開を予想しつつも、その予想を超えた想定外の真実には驚かされました。
    一人ひとりのキャラが濃く、もっと他の人にも焦点を当ててほしい!と思いながら読んでいました。笑
  • 甘美なる誘拐
    前半が長い…
    実際、何度も読むのを中断したので、時間がかかった。


    ただし、後半の回収は、スピーディで面白かったので、これから読む人には「絶対面白いので、途中で飽きないで」と伝えたい。
  • 甘美なる誘拐
    ひと言で表すならば、「ちゃんとしている木下半太」でしょうか。ドタバタぶりが半太っぽいのですが、ちゃんとしている分、読むのに時間がかかります。

    ヤクザの地上げと新興宗教のお嬢の誘拐がどう結びつくのかと思ったら。絶対アホだと思っていた彼に鮮やかに騙されて痛快爽快。お金を盗って盗られても、誰も困らない状...続きを読む
  • 甘美なる誘拐

    普通かな

    最後まで読めたけど、あまり続きが気になったり心拍数上がらない感じだった。
    ヤクザの部分が大きすぎたのかも。
  • 甘美なる誘拐
    エセ関西弁が気になるのと、
    割とゴチャゴチャ細かい伏線貼られてる事が読みづらくさせていて私的にはビミョーだった。
  • 「白い巨塔」の誘拐
    ある病院の理事長が誘拐される話。
    誰になぜ誘拐されたのか、、、
    真二と悠人が前作に引き続きいいキャラだった。
  • 甘美なる誘拐
    内容としては、とても面白かった。予想外の部分も多々あった。のに!何故か序盤読み進めるのが中々難しかった。同じ感想を書いている人がいたが、何故だろうか。
  • 甘美なる誘拐
    私にはちょーっと、伏線が長かったかなと。あと、宝くじ買ってるところから、当選発表のあと、なぜそれにふれないのかなと気になって気になって…。でも、後味よくて面白かったです。
  • 「白い巨塔」の誘拐
    シリーズ2作目。
    前作同様、全然読み進めない。
    面白くないわけじゃないんだけどなぁ。
    ちょっとわかりにくい感じだった。


    ***
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作『甘美なる誘拐』でデビューした著者による受賞後最新作です。
    探偵社で働くヤクザの下っ端、真二と悠人のもとに...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    ヤクザの下っ端二人組、潰れかけの自動車部品店親子、新興宗教・教祖の孫娘。 接点のない彼らを結び付けるある誘拐計画、ある金貸しの死と宝籤。 意外な結果を見せる誘拐エンターテインメント。

     全体的にスケール不足、誘拐ミステリーとしても群像劇にしても過去の偉大なる作品にすごく見劣りする。 誘拐を焦点に見...続きを読む
  • 甘美なる誘拐
    面白かったです。
    出てくるほとんどが悪い人達なので、裏の世界の嫌な部分しか書かかれてないのですが、その辺が軽妙に書かれていて、とても読みやすかったです。
  • 甘美なる誘拐
    読み始めたのはいいけど、すぐイヤになってしまって、その後3週間くらい放置。
    が、なんとか読み終えた。
    最初の方が、読みづらくて。
    後半に入ってしまえば、どんどん進んでおもしろかった。
    次の作品もあるそうなので、読んでみるつもり。


    ***
    第19回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受...続きを読む