家業の鮨屋を父と2人で経営していたものの、倒産の危機に陥り、起死回生の策としてソムリエ資格を取ったことで、食通の顧客が増え、今では伝説的な鮨屋となった一幸に関する書籍。
大将は自身のことを料理人ではなく職人と呼んでおり、それは魚という素材に味を足していくのではなく、魚という素材本来の味を引き出すか
...続きを読むら、とのこと。
信じられないほど魚について勉強し、信じられないほど全国の魚介を探し、最高の一品を作り出す姿はまさに職人だと思う。
文章は少ないが、美しい写真と相まってとても良い作品だと感じた。