中西正司のレビュー一覧

  • 当事者主権
    --読書メモ−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    当事者は変わる。当事者が変われば、周囲が変わる。家族や地域が変わる。変えられる。地域が変われば、地域と当事者との関係が変わる。当事者運動は、自分たちだけでなく、社会を変える力を持っている。
  • 当事者主権
    この本の内容も題名も時期尚早かもしれない
    現在の世界は建前民主主義にたどり着きながら
    反作用に犯されて
    大きく唯物的競争原理に逆行している最中である
    そんな中で膨れ上がった金融マフィアを筆頭とする経済界や
    政治や行政である今の権力者達は
    この本の内容を最も毛嫌いしているからである

    つまり個人がその...続きを読む
  • 当事者主権
    高齢者の介護及び障碍者の介助についてを中心にして、自己決定能力が欠けていると(社会的には)みなされることの多い「当事者」たちに、「主権」―すなわち「自分の身体と精神に対する誰からも侵されない自己統治権、自己決定権」―を奪還させよう(そのために社会・制度を再設計しよう)という訴えをしている。

    高齢者...続きを読む
  • 当事者主権
     「世の中をこんなものさ、と受け入れていれば、自分のニーズにさえ気づかない。そのために、非障害者は当事者にさえ、なれないのだ。障害者の自立の理念に学んで、変えられないと思っている社会を変えてみようではないか」と「おわりに」にはある。2003年に出版された書籍であり、当時の政治状況や医療の状況(たとえ...続きを読む
  • 当事者主権
    歴史的な経緯の説明のところは読み飛ばしてしまいましたが、自分のことは自分でっていう主体性の大切さを学びました。
  • 当事者主権
    普遍的な当事者問題について扱っていると思っていたが、内容は8割ほど障害者や介護を通じて考える当事者問題。しかし、そこから、当事者主権への流れはわかりやすく、障害者や介護問題からフェミニズムへと当事者主権という点で繋がるのかぁと思って読んでいた。パターナリズムについても理解を深めることができたと思う。...続きを読む
  • 当事者主権
    「私の現在の状態を、こうあってほしい状態に対する不足ととらえて、そうではない新しい現実をつくりだろうとする構想力を待ったときに、はじめて自分のニーズとは何かがわかり、人は当事者になる」「ニーズはあるのではなく、つくられる。」「ニーズをつくるというのは、もうひとつの社会を構想することである。」
  • 当事者主権
    [ 内容 ]
    障害者、女性、高齢者、子ども、不登校者、患者…。
    問題を抱えているとみなされた当事者たちが、「私のことは私が決める」と声をあげた。
    自立の意味を転換し、専門性を問い直し、社会を組みかえる、緊急かつ大胆な提言の書。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆...続きを読む
  • 当事者主権
    当事者主権はなにかの当事者だからこそ求めるものだったけれど、これからは自分がいつ当事者になるのかわからない否高齢者には長生きすれば必ずなるのだから、そうなる前に考えよう行動しよう住みよくしよう。
  • 当事者主権
    主に障害者の領域を中心とした当事者による運動の書。当事者主権とは何か、当事者運動はそもそもなぜ行われるのか、当事者がサービスを担い、同時に利用者でもあるという形態はどのような意味を持つのか。実に色々なことが網羅されていて、薄い本ながら、内容はギュッと詰まっています。当事者のことを一番よく知っているの...続きを読む
  • 当事者主権
    気鋭の実務家と学者のコラボレーションが作った新しいパラダイム。
    個人がより主体的に生きることができるように打ち立てた言葉「当事者主権」。
     新しい概念が浮かび上がらせてくれるものは何か。
    存在しているのに見えないものとして、暗黙のうちに働くものとして、異議を唱えないものとして扱われる人々。障害者、女...続きを読む
  • 当事者主権
     中西正司氏と上野千鶴子氏の共著。中西氏については寡聞ながら初めて知ることとなり、そのエネルギーにただ驚かされた。そして意外に感じられたのは上野千鶴子氏の今までとは違う「筆力」だ。
     中西氏は確かに行動的な方だが、失礼ながら単著をお見かけしないところをみると、この本については基本的にコンセプトと主張...続きを読む
  • 当事者主権
    「次の仕事を始める前にぜひ読んで欲しい」と、上司に手渡された本。付箋がいっぱい貼られたこの本は、「障害者」や「女性」といった、社会的地位の低い(と呼ばれる)人たちの、問題はどこにあるのか、というのを考える本。きっと、上司が言ってるうち、20%もわかってないんだと思うんだけど、どういった目線で見ていか...続きを読む
  • 当事者主権
    ◎この世の中では、現在の社会のしくみに合わないために「問題をかかえた」人々が、「当事者になる」。社会のしくみやルールが変われば、いま問題であることも問題でなくなる可能性があるから、問題は「ある」のではなく、「つくられる」。そう考えると、「問題をかかえた」人々とは、「問題をかかえさせられた」人々である...続きを読む
  • 当事者主権
    たとえばユニバーサルデザインで社会の設計を行えば、多くの「障害」を「障害」でなくすることは可能であるように、「問題(障害)」は社会によってつくられる。本著では、当事者とは現実の社会に不足や欠乏を感じていて、そこから生じるニーズを満たし得る、もうひとつの社会を構想する人のことであると定義されている。フ...続きを読む
  • 当事者主権
     この本は,あるMLを通じて知りました。その後,何度も書店で探しましたが見つからず,結局ネットを通じて購入しました。
     社会福祉では,当事者の意向を尊重すると言いますが,いつもその前に「最大限」とか「可能な限り」という言葉がつきます。いつも,これらの言葉について,どのように考えるべきなのかを気にして...続きを読む