歌田年のレビュー一覧
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初めて手に取った作家だったので、面白いかどうかは半信半疑で読み始めたけど、なかなかどうしてすぐに引き込まれた。キャラクターも良いし、文章も分かりやすいし、構成もきれいにまとまってるし、ロジックも美しい。安楽椅子探偵としての土生井の活躍もさることながら、元彼女の真理子の活躍ぶりも素敵。主人公が完璧じゃ...続きを読むPosted by ブクログ
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書物や印刷物を作るときに必要な「紙」を扱う個人商店主で、見た目と手触りでその紙のメーカーから種類まで当ててみせる「紙鑑定」を得意とする男が主人公。ところが「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いしたうら若き女性が、「探偵として」の仕事を頼みに来たことから始まるドタバタしたあれやこれや(^ ^
主人公は、本業...続きを読むPosted by ブクログ -
前作も好きだったけれど、今作も良い‼︎
派手な事件は起こらない、でもより個性やオタクの専門知識が発揮されていて面白かった。
オタク同士ならではの団結力や優しさ、他者との関わり等が新鮮。また続篇が出ると良いな…Posted by ブクログ -
紙のプロフェッショナルなら、どんな紙でも分かるのだろうか…それとも、主人公が特別優秀なのか…。
実写化したら面白そうな作品だった。Posted by ブクログ -
3つの短編集 前作のような大きめの事件ではなかったけど、こちらのほうが登場人物たちとも合ってる気がする 新しいフィギュア原型師の人のキャラクターが良かった
古戸梨花ちゃんの名前、ひぐらしとうみねこからとったのだろうか…て気になったけど普通の良い子だったのでよかったPosted by ブクログ -
久しぶりの一気読み本!
紙鑑定士×模型探偵というマニアックな推理モノ。登場人物たちのキャラクターも良く、テンポも良い。
小さな事件に大きな事件、プライベートが垣間見えたり、と本編だけでなく色々な物語が顔を覗かせるのも良かった。
真理子さん、素敵だったなぁ…。
続編もあるとのことで、そちらも気になっ...続きを読むPosted by ブクログ -
紙鑑定士は今度はプラモデル造形師に協力を得て捜査開始。紙やプラモデルのうんちくを絡めて推理が展開していく様は読み応えあり面白かったPosted by ブクログ
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渡部さんは紙オタク。
博士ちゃんとかもそうだけど、その道のスペシャリストの話を素人にもわかるように説明してくれるのって楽しい。
前半はちょっと読むのがかったるい感じだったのだけれど、後半からはスピード感があって読みやすかったな。Posted by ブクログ -
シリーズ3作目。
楽しみにしていましたが入手するのに手間どり読み終わったばかりです。
シリーズ3作目、作者に失礼な思いが…
期待している心の中にもしかしてがっかりしてしまわないかと不安もありました。
読み始めてごめんなさいの気持ちがすぐに浮かびました。
面白い、すぐに引きこまれました。
渡部さんはど...続きを読むPosted by ブクログ -
紙鑑定士シリーズの第3巻。表紙のデザインが前2巻と違うので、スルーしそうになりました。
この巻は作中業界紙「月間KAMI-ZINE」の懸賞付きクイズを軸に展開しますが、形態としては3話構成の連作短編集です。前2冊は模型色が強いお話でしたが、今回は出版業界も含めて広く紙を取り扱ったお話になっています。Posted by ブクログ -
土生井の深い知見と洞察推理力、穏やかな人柄が魅力的です。
真の主人公は土生井だと思える。
フェミニストではないつもりですが、折々、さまざまな女性が登場するのですが、描写や主人公の女に対する態度や扱いで、古い価値観女性蔑視が見えて不愉快だった。対して土生井は紳士的なイメージなので、気になる描写は主...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ2作目は、3篇からなる中編物語。少しライトな印象ですが、
主人公以外の前作登場人物は出番少なめですが、新登場のキャラも混ざり、物語は進みます。
個人的に大学生時代は、紙屋:竹尾に何度か通っていたので、馴染があり、好きなシリーズになります。
ニッチなジャンルかもですが、相変わらず紙の知識...続きを読むPosted by ブクログ -
前作に引き続き、
ストーリー展開、登場人物の個性、申し分なし。
しかし、
どうしてもマニアックな知識の描写
(そこが、このシリーズの1番の売りであって、
個性なのだが…)
が途中途中で読む集中力を削いでしまい、
読破するのにほかの文庫本小説よりも時間がかかってしまった。
では、次回作はどうするか?
...続きを読むPosted by ブクログ -
TVで「このミス」大賞の受賞作が特集されていた。その一覧にこの作品の表紙を発見。
本棚から引っ張ってきて再読。
登場人物の得意分野(マニアックな知識)からの推理展開が実にスムーズで面白い。
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おもろすぎ
紙というより模型メインだったからタイトルはよくないと思うけど
実際の模型が見たくてたまらなかったので、実写化待ったなしだなぁPosted by ブクログ -
紙鑑定士、という言葉に惹かれて購入。気軽なミステリーのつもりで読み始めたけれど、すごく面白くてスイスイ読んでしまった。
それぞれの人物像も展開も面白かったし、ウィットに富んだ文章も好み!Posted by ブクログ -
紙、あんま関係ないよね?(笑)
安楽椅子探偵がジオラマから事件を解決する内容。
やや強引でご都合主義な気もするが、些末な事案から大きな事件になっていく過程がスリリング。
犯行動機はイマイチ説得力がないなぁ。
途中から「ああ・・ヒロインとられちゃう・・・」と思ったが、
終盤、颯爽と、本当に颯爽と現...続きを読むPosted by ブクログ -
歌田年さんの作品は初めて読みましたが面白かった!紙鑑定士やモデラー等なじみのない職業のキャラクターに惹かれました。そして終盤の疾走感にドキドキしながら読み進めました!真理子さん超カッコいい❗Posted by ブクログ
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紙鑑定士という変わった職業をしている人が主人公のミステリー。でも、作中では、紙鑑定が威力を発揮する場面が少なく、せっかくの面白そうな設定なのに、そこが少し残念。一つのジオラマから次々と謎を解き明かす主人公。ではなく、主人公の協力者。主人公はどちらかというと、右往左往している感じ。紙鑑定士に探偵業務を...続きを読むPosted by ブクログ
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紙鑑定士って?なに?という疑問から読み始めた作品。紙は身近なもので、触らない日はない。でも、私の仕事上では、それはA4なのか、A3なのか判れば、ぜんぜん問題はない。こんなに種類があって、メーカーがあって、それを、触っただけで判ってしまうなんて!しかも、それが、探偵として生かされるなんて!興味津々で面...続きを読む