伊藤潔のレビュー一覧

  • 台湾 四百年の歴史と展望
    ウクライナ侵攻で台湾を知る目的で読む。

    本当に何も知らなかったことを、メタ認知できた。
    ・多くの部族が居住していたので国民国家ができず、中国・日本等に蹂躙されたこと
    ・蒋介石の国民党が中国共産党と本質的に同じで、人民の事なんて何にも考えていないこと
    ・日本は台湾のインフラ・ファンダメンタルズの整備...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    野嶋剛の「台湾とは何か」から始まり、司馬遼太郎の「街道を行く台湾紀行」を経て、この本にたどり着いた。
    フォルモサと呼ばれ、オランダやスペインが植民地とした1600年代から李登輝総統が誕生し、台湾を再生する1990年代中盤までの台湾について詳しく書かれている。
    特に、日本統治時代から、日本が第2次世界...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    中国が力をつけている中で、台湾は世界の中で非常に重要な立ち位置を占めています。そこで、台湾について知りたいと思い購入しました。

    実は中学生から歴史が苦手で、こういう本を手に取ることも少なかったですが、現在を見るためには歴史を紐解かなければ語れない、よく言われるとおりだと思いはじめています。

    台湾...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    [揺り動かされた400年]ポルトガル人による「発見」から、1990年代初頭までの台湾の歴史を概説した作品。入れ替わり立ち代り統治者・支配者がやってくる中で、台湾がどのような政治や経済、そして社会を築き上げてきたのかを、時系列的に解説してくれます。著者は、日本統治下の台湾に生まれ、東アジアの政治史を研...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    主に20世紀までの台湾史についてわかりやすく解説されています。いくつか読んでいる中では一番中立的な視点で描写されているように思えます。アジアの政治情勢の理解に役立ちました。

    自分は隣国の台湾について何も知らなかったのだと気が付きました。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    非常に分かりやすく、よくまとめられている。地図、年次の記載も適切で、内容の展開もスムーズ。台湾史をざっくり知る上ではこの上ない一冊。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾の歴史が、オランダの占拠によって歴史の表舞台に立ってから現代に至るまで、わかりやすく記載されている。数百年でこんなにも支配者がコロコロ変わっているとは知らなかった。台湾に対するイメージが変わった。
    少し古い本で、1990年代までの事柄しか記載されていないので注意。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾旅行の事前学習として購読。

    オランダ、スペイン、明、清、日本、中国国民党。次々と新たな国がやってきて、ここは我が領土という。
    そもそもそこに住んでいたという「先住民」はどこからきたのか。
    まさか台湾の土から生えてきたわけでもあるまい。
    どこからか来た、のではなかろうか。
    国、という概念を背負っ...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾出張をきっかけに購入。台湾の歴史を概観できる。日本は2000年以上の歴史があるだけ凄いことが分かる。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾の歴史をざっと掴むために読んでみたが流れが分かりやすい。著者が元台湾人なので、たまに文章が熱くなるものの、客観的な視点は忘れていないのでいい感じ。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾旅行の後、「台湾って国なの?」という疑問から歴史をネットで見ていったが、どうも当を得ない。複雑すぎる。そこでこの本を読んだところ、台湾という島ならではの苦悩、支配、立ち上がりの歴史を知ることができた。もう一度台湾に行きたい。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    前に一度読んだが、この機会に再読。1993年刊行でやや古いのだが、李登輝時代までの台湾史を手堅くカヴァーしており、有益。「台湾史」と書いたが、「台湾史」が台湾の歴史であり得るのかという問題提起の書でもある。もちろん、筆者は台湾という島の歴史に独自のものを見出そうとしているわけで、長い植民地時代の中、...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    14世紀から1990年代前半までの台湾の歴史について。
    台湾の歴史は、外来勢力による侵攻の歴史ともいえる。そこに日本も関わっているわけで、今の台湾を理解するには避けて通れない(逆に、知っていないと、今の台湾は表面しか見えない)と感じた。

    先日初めて台湾を旅行した際、現地の多くの方と会話をすることが...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
     台湾生まれの著者による台湾の歴史の概略が書かれている新書版です。
     オランダ支配を受けてから,鄭氏政権下となり,清国,日本,中華民国,中華人民共和国と,さまざまな支配者のもとで生きざるを得なかった台湾は,独自の文化と国民性を持っています。しかし,この国民性の「国民」とは,どこまで指すのかさえよくわ...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾通史の入門書としては、非常に手頃。著者名からは分からないが、書いたのは在日台湾人。戦後日本の台湾史研究は、著者ら在日台湾人研究者がリードしてきた。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    [ 内容 ]
    一六二四年、大航海時代のオランダ支配に始まり、今日までの四百年に近い台湾の歴史は、「外来政権」による抑圧と住民の抵抗の記録である。
    外来政権はオランダ(スペイン)、鄭氏政権、清国、日本そして国民党政権である。
    では近年の目覚ましい経済発展の要因はどこにあったか。
    また急速な民主化の進捗...続きを読む
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    今度、台湾に旅行に行くので読んだ。あまり知ることのなかった台湾の歴史を知ることができ、かなり勉強になった。日本や中国との関わりが興味深かった。これから台湾はどうなっていくのだろうと思った。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    オランダ、鄭氏政権、清朝、日本、国民党と続く台湾支配の約400年の歴史がよくわかる。筆者はもともと台湾の方らしいけど、主張としては独立派か。特に二二八事件を起こした国民党にはかなり批判的。
  • 台湾 四百年の歴史と展望
    台湾の歴史の流れを学ぶにはぴったりだと思った。李登輝が民主化を推し進めるまでは粛清ばかりだったとは知らなかった。予想を超えて血塗られていたんだなぁ、というのが大きな感想。李登輝と人々の熱意に感動した。