ロバート・E・ハワードのレビュー一覧

  • 愛蔵版 英雄コナン全集3 降魔篇

    頑張れバルトゥスくん

    大抵のエピソードは美女と一緒に魔法使いや魔物を相手にてんやわんやするパターンですが、『黒河を越えて』はコナンとバルトゥスの男同士のコンビという珍しいパターン。
    バルトゥスの視点を通して、コナンの超人ぶりが改めて実感出来ると共に、そんなコナンに必死でついていくバルトゥスを応援したくなります
  • 愛蔵版 英雄コナン全集2 征服篇

    コナンの初登場作品を収録

    『闇の種族』は輪廻転生をテーマにした作品であると共に、コナンが初めて登場した作品でもあります

    怪物に追い詰められた時のコナンと恋敵との会話には、同じ女を愛した者同士の男の友情が感じられてとても印象深いです
  • 黒い海岸の女王
    『氷神の娘』
    雪原での戦い。戦いで傷ついたコナンが出会った少女と雪の巨人達の謎。

    『象の塔』
    ザモラ王国の都市シャディザールに立つ巨象の塔。巨象の塔に棲む魔術師ヤルの持つ宝を狙って侵入するコナン。塔の中で出会った盗賊タウラス。巨大な蜘蛛との戦い。塔の中に監禁されている生命体の秘密。

    『石棺のなか...続きを読む
  • 黒い海岸の女王
     小難しいと言うか、考えて読まなければならないファンタジーが
    続いた反動で、何も考えずに心底楽しめる本が読みたくなった。
    で、選んだのがコナンである。コナンと言っても名探偵でも未来
    少年でもないのでお間違いの無きよう(笑)。ヒロイックファンタジー
    orソード&ソーサラーの元祖とでも言える作品であり、...続きを読む
  • 愛蔵版 英雄コナン全集1 風雲篇
    色々な剣と魔法の冒険が書かれているが、いささか物足りない。
    だけど、最後に収録されている「魔女誕生」は別。
    この話が面白かったので、星を4とした。
  • 愛蔵版 英雄コナン全集1 風雲篇
    期待していたより面白かった
    本の構成もうまく読みやすい

    話し的には同じようなパターンの内容なんだけれど
    一気読みせず一日1タイトルずつ読み進めたのもあって
    次巻も読んでみたい本でした。
  • 黒河を越えて
    コナンシリーズはだいたいが、コナンが美女とてんやわんやする話ばかりですが、表題作はヒロインのいない男同士のコンビ物。
    ちょっと頼りないけど、それでもコナンのパートナーとして奮戦するバルトゥスの姿に応援したくなります。
    そんなバルトゥスの視点から見るコナンの超人ぶりも再確認出来る一篇です。
  • 黒い予言者

    思い出の作品

    『風雲児コナン』のタイトルで出版された方でだけど、初めて読んだコナンシリーズなので、この【黒い予言者】が一番好きなエピソードでもあります。

    しかし表紙デザインが好みではないので、理不尽を承知で星-1の星4点とさせてもらいました。
  • 真紅の城砦
    アキロニアの前王の首を物理的にちょん切って、その玉座についたキンメリア人のコナンさんは、
    「たりぃよー、ねみぃよー つうか女抱いて酒飲んで蛮族率いて近隣の村襲ってた頃がいいよー」
     とかぶちぶち言ひつつデスクワークにいそしんでゐた!!
     一方その頃前政権の末裔は、嘗ての覇権を取り戻すべく、謎の商人に...続きを読む
  • 魔女誕生
    魔女の名前がサロメ。他の魔道士の皆さんと同じく、魔女サロメさんは水晶球によって通信する。
     そんでサロメさんはどっか東洋の魔道士の人に拾はれ、そこで傀儡の女王になるつもりがお転婆さんなので返される。
     かっこいい。
     古代遺跡の描写がかっこいい。
  • 黒い海岸の女王
    スペースインドぞうのいろいろが、そこそこ面白い。あと、東アジアをモデルにしたところが何となく蔑視はされてない感じ。
     キンメリアのコナンさんは、実はハーフだったらしい。なかなかかっこいい。
  • 魔女誕生
    『黒い怪獣』
    古代の魔法使いトゥグラ・コタンの墓に忍び込んだ盗賊シェヴァスタ。南から進撃するナートク率いる軍隊の驚異にさらされたコジャの国の王女ヤスミナ。ミトラ神のお告げによりコナンをコジャ軍の指揮官に。ナートクとの戦い。

    『月下の影』
    アムトラ王からオリヴィアを助けたコナン。ヴェラット内海の島に...続きを読む
  • 黒い海岸の女王
    ハヤカワ文庫の方が絵も文もかっこよくて好きなんですが絶版ですって?!でも、こちらはオリジナルに忠実というから買います。剣と魔法の英雄ファンタジー物の原点。
    ムアコック作品といい、復刻が相次いでいるせいで10代に堪能した話を読み直す機会が多く、いいものは何歳になって読んでもいいと思う次第。
  • 龍の刻
    数々の冒険を経て大国アキロニアの王となったコナンであったが、数千年の時を超えてよみがえった古の大魔術師ザルトータンの邪悪な魔術により囚われの身となってしまう。
    しかし、ザルトータンは蛮人コナンの強靭な生命力を甘くいていたのだった。
    そしてコナンの逆襲が始まる。

    ハワードによるコナンシリーズ唯一の長...続きを読む
  • 黒い海岸の女王
    これがヒロイック・ファンタジーの原点なのか。ふむふむ。


    第三者の感想など挿入していないところが、まるで遠い昔から言い伝えられてきた神話や物語のような冷淡・残酷・不可思議がつまっているように感じました。

    付録にあたるのか、後半のハイボリア時代については理解できるような
    できないような別世界で実感...続きを読む
  • 真紅の城砦
    普段はヒロイック・ファンタジーは読まない。が、この作者は別。すべてのヒロイック・ファンタジーの源流にして最高のシリーズ。他の作家が手を加えていない純粋な「コナン」シリーズはこの新訂版コナン全集のみ。異様な青春時代を送り30歳で自殺してしまった作者が創り出した、超古代の野蛮人「コナン」。力のみが全ての...続きを読む