神代健彦のレビュー一覧
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声なき現場の悲痛な嘆きをしっかり拾い上げています。行政の言いなりでは、日本の教育レベルは下がる一方であること請け合いです。
教育行政よ、余計なことをするな。Posted by ブクログ -
以下引用
古代ギリシャにおいてスコレーは、閑暇、余暇、ゆとりを意味し、それがラテン語スコラを経て、英語のスクールとなった。学校とは、労働やその他の社会活動、社会の現実を生きるということから区別された時間と空間経験を意味していた。
それは単なる休憩時間ではなかった。まだ現代のわたしたちが一般に言...続きを読むPosted by ブクログ -
常に批判に晒される学校教育。多くの親が塾に通わせていることからも学校教育への批判は伝わってくる一方、教師の多忙もまた問題になっている今日。生きる力やアクティブラーニングにも何かモヤモヤ感を抱えていたところで出会った1冊。その疑問に大いなるヒントをくれた。
今日の生存競争教育の良さを認めつつ、その理想...続きを読むPosted by ブクログ -
コンピテンシーを重視しすぎて現場が息苦しさを感じているというのは私の実感の通りだ。勤務校ではコミュニケーション能力、レジリアンス、グロースマインドセットetcなどコンピテンシーを表す言葉で賑わっている。様々な能力が必要とされすぎていて息苦しい。
英語科にも似たようなことが言える。四技能化や外部試験...続きを読むPosted by ブクログ -
第二章のタイトル「教育に期待しすぎないで」っていうのはまさに、だなー。教育依存症候群は学校改革症候群でもある、も言い得て妙。
理想の学校なんてものはない、と認識するのがはじめの一歩だと思う(もちろん教育者は目指すものの、教育を受ける側が)。
社会からの要請によって振り回されるけど、そもそも教育は何...続きを読むPosted by ブクログ -
紹介
我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。
「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう!
どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。
まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。
そんな...続きを読むPosted by ブクログ