セシルスコットフォレスターのレビュー一覧
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『潜水艦モノに外れなし』というのは、映画に関する有名な格言(?)です。
この作品は、潜水艦を狩って・狩られる駆逐艦側からの視点ですが、『潜水艦モノ』と言ってもいいかもしれません。外れていません。
なんで映画の『潜水艦モノ』は外れないのか?と思ったのですが、潜水艦の場合、視野がないので相手を音で“...続きを読むPosted by ブクログ -
第二次大戦中の北大西洋での駆逐艦とUボートとの戦いは、いろいろな物語が生み出されている。
映画「眼下の敵」では米駆逐艦艦長をロバート・ミッチャム、Uボート艦長をクルト・ユンゲルスが演じて、日曜洋画劇場などでおなじみのタイトルであった。
この本も半世紀以上前の作品であるが、2020年6月トム・ハンク...続きを読むPosted by ブクログ -
帆船小説といえば必ず題名が上がる「ホーンブロワー」シリーズの作者であるセシル・スコット・フォレスターが第二次世界大戦の海戦を描いた作品。
第二次世界大戦の大西洋は、ドイツUボートが跳梁跋扈する恐るべき海域であった。
Uボート同士が連携して獲物を駆り立てるウルフパック(群狼)戦術により膨大な数の輸送...続きを読むPosted by ブクログ -
これぞ究極のお仕事小説。敵の潜水艦の攻撃を躱し撃退する戦闘シーンもさることながら、多国籍・官民寄せ集めの部隊(艦隊)を率いる中間管理職の苦悩がこれでもかと実感できる。熱々のコーヒーとたまごサンドをお供に是非。Posted by ブクログ
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とてつもなく面白い。ヨーロッパ への物資輸送の護送船団を守る駆逐艦の艦長の海洋冒険小説。
無防備な羊である輸送船を守る駆逐艦と、狼の様な狡猾なUボートとの死闘描く。
緊張感が半端ない。主人公と同じ不眠不休を読者に擬似体験させてくれる名作。
戦記ではあまり語られない地味で退屈なはずの護衛任務に、ス...続きを読むPosted by ブクログ