住吉雅美のレビュー一覧

  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    ・1回通読。道徳、法、正義、自由、平等、国家、権利。普段は当たり前なもの、常識として捉えている物事について、様々な視点から問いかけを行う。どのテーマもとても興味を惹かれ、一気読みしてしまった
    ・法哲学に関わる用語や人物についても、わかりやすく丁寧、かつユーモラスに解説してくれるため、入門書としても良...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    もともと法学部で法哲学も少しだけかじったことがあるが、興味が一旦離れていました。ですが、作者の方の切り口が面白く、また改めて法哲学を学んでみたいと思えました。ありがとうございます。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    大学で法哲学などについて考えるサークルに入ったので買いました。入門書としてはこれに尽きる、これで充分だと思います!文章自体もツッコミが入っていたり、難しい言葉が多いと言うわけでもなくわかりやすい上に、見出しで内容を掴みやすく、パラパラと読むのにも適しています。入門書としてはやや細かい知識、議論もある...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法哲学は、「行き過ぎた実定法上の運用がされている場合、その現状からどうやって課題を解決すればいいのかをさまざまな角度から検討する」学問だと思いました。
    そのため、卒論を書く際や憲法や刑法のリーディングケースを考える際などに多様な視点から応用できる気がしました。

    この本は、法律を学ばない人にも面白...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法哲学と言うと、とっつきにくそうで、単位取得も躊躇していたが、最近の事例も交えて、面白おかしく書かれており、興味をそそられた。これを機に関連や書籍を読んでみたい。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    タイトル、そして叙述のスタイルもなかなか刺激的な感じですが、内容的には非常に真っ当で、読者に法哲学に興味があるとないとを問わず、取り上げられてる各論点について、深い思索にいざなう好著です。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    常識という池の水、全部抜いてみよう!

    普段当たり前に思っている常識、公理を取り去って人間社会を考察する。知的好奇心は大満足、「法哲学」の魅力を十二分に伝える良著。

    ただでさえ難しそうな法学と哲学を合わせたような法哲学。
    正義や自由、道徳についての考察から、具体例を駆使して法哲学の魅力に迫る。副題...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    法哲学の導入部を扱った広く浅い書のようである。アナーキーでくだけた表現が法哲学という何やらむつかしい分野でも楽しく読ませる。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    「法哲学は、法律に対してその思考を向ける。つまり、人間社会のさまざまなルールの中で、なぜ法律だけが国家権力による強制力を持つことができるのか、そのような法律を成立させ存在させるものは何なのかを問う。また、はたして議会で制定される法律だけが法なのか、制定法を凌ぐより高次の
    法があるのではないか、あるい...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    日常の惰性の中で磨耗した脳にヨイ刺激になりました(^^)疑い、思考する訓練と素材をくれたように思います。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    社会の常識や現行法体系の基礎原理などを徹底的に疑い批判する法哲学について軽妙に語る。所々で挟んでくるドライなユーモアも結構好き。アニメやマンガが好きなのが伝わってくる。ロールズやノージック、ドゥオーキン、ロック、ミルなどの、大学時代に取った西洋政治哲学のクラスで出てきた思想が懐かしかった。
    法の起源...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    議論が分かれる出来事や政策、主義主張、日々いろいろとありますが、「法哲学」としてずっと議論されてきたんですね。米国の2大政党も考え方が根本から違うのもそれぞれの法哲学の違い?どの理論も当時の社会的背景の産物。これからも悩み続けるしかない。「安寧と引き換えに、責任を負う苦しみを伴う自由を犠牲にすること...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    青山学院大学法学部の法哲学の授業をベースにした新書本。法哲学なのでもちろん答えは無く、あくまで考える材料や、考える道筋が示されているだけである。
    非常に平易な文章で、自虐や具体例を交えながら進んでいくので、法哲学の入門としては分かりやすい。他方で、あっさりと読めてしまうので、あとになにも残らない危険...続きを読む
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    新書にしては少々感情的な部分もあるような気がするが、主張には賛同するところが多かった。タイトルの答えが本文中にはっきりと出ているわけではないけれど、ルールがある程度ファジー・グレーな部分が必要だということは読んでいて伝わったし、自分も共感した。
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    ルールはそもそも、なぜそういうルールが作られたのかという目的を考えなければ理解できず、またルールを守ることで得られる利益と、破ることで得られる利益とを天秤にかける必要がある。そのうえで、守った人が損をするルールはダメなルールである。
    ルールの発端は人間と動物に共通して「縄張りの画定」と「序列付けの必...続きを読む
  • ルールはそもそもなんのためにあるのか
    ルールとは何か?法律?慣習?どう違うのか?
    良いルールとは?なぜルールは守られる?守られない?

    こんな感じの疑問について、カントやルソーなどの出典を交えながら、法哲学的な考えを述べる本。

    コロナ禍や LGBT の事例など、最近の身近な事例を題材に扱っているので、興味深く読めました。
    ただ筆者の政...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    2回目。また読みたい。定義付けと例と自虐が秀逸。

    「安寧と引き換えに、責任を負う苦しみを伴う自由を犠牲にすることは絶対にあってはならない。人間には違和感を抱き、疑い、反抗する能力がある。それを思い起こさせてくれるのが法哲学なのである。」
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    ⚫︎中身はちょっと難しいが、語り口が軽妙。
    ⚫︎旬な話題を入れているのでクスリと出来たが、後になっては無理だろうな笑
    ⚫︎ロールズは久しぶりに聞いた。懐かしい。
    ⚫︎大学生時代にこんな講義を受けてみたかったなと思わせる、自身の常識を疑うような一冊。
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    大学の課題図書として読みました。以下は私のレポートの要約の抜粋です。

    法律に対して哲学していくといった本である。その意味としては既成の法律に対して徹底的に疑い、法律が「存在すること」の根拠は何であるかを探究し続ける思考方である。現行法大系の基礎原理やそれを支えている人間社会の習俗とか常識それ自体を...続きを読む
  • あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン
    この本の中では、自分が今まで当たり前だと思っていたことに対して疑う視点を持たされた。なぜ?と聞かれても、ウッ…となってしまって答えられなかった。自分はもっと物事に対して疑う視点を持たないといけないと思った。そして、楽だから、なんとなくうまくいってるからといって思考停止してしまわないようにする。