エマニュエル・アルノーのレビュー一覧

  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    何年も前に読んで本だけど、いまだに気持ち悪さが鮮明に思い出せる本。
    くみさんが駅員に痴漢されました。って話すシーンが一番嫌い。
    声に出して説明するとなんでもないような、ちょっとしたことに感じられる、この現象はなんなの?
    私もストーカーが居た時に何をされたかを説明する時に同じような現象が起きて悔しかっ...続きを読む
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    "生まれて初めて自分が性的なターゲットになっていることがわかった途端、言いようのない恐怖が私を襲った。"

    "痴漢問題は、痴漢加害者本人の問題なのだ。"


    ほんの一瞬の出来事でも、そのときの出来事は何年経っても鮮明に思い出せる程、痴漢は被害者にとって一生のトラウマとなる。
    痴漢に対して世間ではまだ...続きを読む
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    何度も誰かが繰り返したことをもう一度伝えます。この本に書いてあることは全て“日常”で、“普通にあること”です。そんな国が平和なわけはない。フラッシュバックが起こる可能性があります。それくらいリアル。
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    日本で日々繰り返し起きている「痴漢」の真実を、読んだ人は受け止められるだろうか?

    性犯罪と聞いてどんなイメージが沸き起こるか。多くの人がイメージするそれより、痴漢は軽いイメージになることは間違いないだろう。

    スカートの上からお尻を触られる、手がちょっと胸に触れる、素足を撫でられる…女性の中でもこ...続きを読む
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    余りにも日常的な犯罪行為である痴漢。だが日本では身近すぎるせいなのか、はたまた性被害を軽く見ているせいか、余りにも痴漢という犯罪行為を低く見積もりすぎている気がしている。その割には男性側は女性による痴漢冤罪を過剰に恐れていて、痴漢冤罪被害から身を守るための対処法だけがネットに溢れすぎている。
    かく言...続きを読む
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    これがフランスで出版された時、フランスの人々はどういった印象を受けたのだろう。日本で育った成人女性である私は、もう完全に麻痺してしまっていて想像することすらままならない。
    私には"クミ"を可哀想がることすらできない。あぁ、あるよねって態度をとって陳腐なものにすることで、自分は傷ついて居ませんよと自分...続きを読む
  • 少女だった私に起きた、電車のなかでのすべてについて
    著者が過去に被害にあっていた痴漢についての本
    大好きな母親からセカンドレイプを受けてしまうけどそれは痴漢についての認知の違いによるものだった。という所から知識がない事の怖さと、しっかり話し合って認識を擦り合わせることの大切さを知った。
    自分は痴漢にあったことがないしそれはもう昔の話だと思っていたけど...続きを読む